ホンジュラス産のコーヒー豆の歴史や特徴や焙煎豆の味わいについて

熊本コーヒー
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熊本珈琲研究所わたるのブログをご観覧の皆さん、こんにちわ!

珈琲研究所WATARUの所長のわたるです。

本日は、コーヒー生産地でも素晴らしい風味と味わいを私たちに届けて頂いているホンジュラス産のコーヒー豆について記述させて頂きたいと思います。

ホンジュラスのコーヒー豆の歴史や生産地や味わいについて

本日も、当店ブログをご観覧の皆さんに世界各国の生産地での、素晴らしいコーヒー豆のご紹介をお伝えさせて頂きたいと思います。皆さんは、ホンジュラスという国をご存じでしょうか?コーヒーを日頃から飲み慣れている方でもホンジュラス産のコーヒー豆について知っている方は少ないと思います。当店の、コーヒー好きなお客様でも認知されている方が少ないということもありまして、本日はそのホンジュラス国のコーヒー豆事情や魅力について記述させて頂きますね。

皆さんは、「ホンジュラス産コーヒー豆」、あまり聞き覚えのない種類のコーヒーの生産地ではないでしょうか。近年は、スペシャルティコーヒーの産地としては、品質などが向上して注目をされております。当店でも、定期的にホンジュラス産のスペシャルティコーヒー豆を提供する事はあります。

参考リンク⇒「世界各国のスペシャルティコーヒーの定義や尺度について」

そのホンジュラス産のコーヒー豆の歴史ですが、海外に流通し始めたのは20世紀になってからになります。ホンジュラス国のコーヒー栽培の歴史は浅いこともあり、日本では近年まではあまりポピュラーではない実情があったようです。

しかし、その味の特徴は日本人の口にも合っている部分や、近年まではブレンドコーヒー豆に配合して調和を取りやすい一面もあり、現在ではアメリカに次いで日本へは輸出量が第2位となりました。本日は、その素晴らしいホンジュラス産のコーヒーの魅力を知って頂こうと思います。

ホンジュラス国でのコーヒーの栽培の産地はどのような環境であるか?コーヒー栽培をどのように行い、どのような環境で適しているのか?そして、ホンジュラス産のコーヒー焙煎豆の風味や味の特徴などをご紹介していきたいと思います。コーヒー好きな方や、コーヒー愛好家の皆様には有益なコーヒー情報になりますので、是非最後までご観覧下さいね。

ホンジュラスのコーヒー豆の歴史や生産地の情報とは

ホンジュラス国は、正式名称を「ホンジュラス共和国」と言います。中米に位置しており、北はカリブ海、南は太平洋に面しており、南東がニカラグア、南西にエルサルバドル、西にはグァテマラがあり、およそ80%が山地という地形です。以前の当店ブログにもニカラグア産とグァテマラ産のコーヒー豆事情のことを記述させて頂きましたので、そちらも併せてお読み下さいね。

参照記事→「ニカラグア産コーヒー焙煎豆の歴史や生産地情報」

参照記事→「中南米を代表とするグァテマラコーヒーの歴史や栽培地の情報」

上記のブログにも記載しておりますが、この2つの生産地のコーヒー豆は現在のスペシャルティコーヒー豆の産地でも代表格の2つの国ともいえます。その素晴らしい国々に囲まれたホンジュラス共和国の国土は日本の三分の一程度の広さで、人口約750万人、主な産業はコーヒー栽培の他にはバナナ、エビの養殖などがあります。西部にある世界遺産のマヤ文明は観光地としても有名であります。

ホンジュラス共和国の歴史は、16世紀にスペインの植民地となり、グアテマラ総督領に編入されました。1838年にホンジュラス共和国として独立しましましたが、今なお貧富の差が激しく、そのためサンペドロスーラなどは最も危険な都市として世界でも1位~2位を争うほどです。そんなホンジュラス共和国ですが、コーヒー栽培されている高地は都市圏ほど治安は悪くないようで、質の良いコーヒー豆が生産されています。主な生産地はサンタバルバラ、コマヤグア、グラシアス、チョルテカ、マルカラなどで、なかでもサンタバルバラは最大の生産地で、全体の約6割を占めています。

ただし、栽培を始めた頃は、交通機関がまだ発達していなかったため輸出量は少なく、世界に流通しなかったこともあって、ホンジュラスコーヒーはあまり知られていないブランドとなっていました。しかし近年、交通機関の発達に伴って、コーヒー豆の輸出も増えてきて、そのブランド名は世界に知られるところとなりました。ホンジュラスコーヒー豆は、今では年間約6万トン生産され、その約6割が輸出されています。

参考リンク⇒「アラビカ種コーヒー豆の歴史や伝播について」

ホンジュラスのコーヒー豆の味の特徴や種類などについて

ではホンジュラス産のコーヒーの味や香りの特徴はどのような特徴や種類があるかをご説明します。まずは、ホンジュラスコーヒー豆の種類や格付けに関してです。グァテマラ産などのコーヒー豆と同じように、栽培される標高により等級付けされております。

コーヒー栽培は、標高が高くなればなるだけ呼吸もゆっくりとなりコーヒーチェリーの成長も時間が掛り、密度があるコーヒー豆に仕上がるといわれております。そのため、酸味が上質になり糖類の成分も多くなりコーヒー自体の価値が上昇する理由で、この中南米エリアでは標高の高さで取り引きの価値の基準としております。

標高1,200m以上は「ストリクトリー・ハイ・グラウン(SHG)」

標高900~1,200mは「ハイ・グラウン(HG)」

標高600~900mは「セントラル・スタンダード」

・・・上記のように、標高が高いほど良いコーヒー豆と格付けされております。ホンジュラス産コーヒーは後ろに等級をつけて、「ホンジュラスSHG」という風に呼ばれております。ホンジュラスコーヒーの特徴ですが、フルーティーな酸味と香りや風味があり、後味がスッキリとしたマイルドなコーヒーになります。焙煎度合いを深めていくと苦味にコクと甘さを感じ飲み応えのあるコーヒーになります。そして、比較的に酸味と苦味のバランスが良いため、現代の日本人の方々のコーヒーシーンに相性が良いといわれております。

当店でも、定期的に中南米エリアの農園のスペシャルティコーヒーを提供しておりますが、酸味の質が高いものが多く浅煎りから中深煎りまでの焙煎度合いで幅のある表現を楽しむことが出来て、お客様にも好評であります。

参考リンク⇒「ニカラグア サンタマリア・デ・ローデス農園のコーヒー豆の特徴について」

まとめ

今回ご紹介したホンジュラスは日本ではメジャーでないようで、実は日本でも輸入量もあり一部のコーヒー好きには知られている素晴らしいコーヒー豆であります。このホンジュラスコーヒー豆は、アメリカに次いで世界2位の輸入国である日本、意外と飲まれているし私たちコーヒーのプロも唸るような美味しさを提供してくれております。特に、現在はスペシャルティコーヒーの産出国としても評判が良く以前のイメージとは多く違うという印象があります。

当店でも、スポット的に扱ったりもしておりますので、気になる方は是非当店スタッフにお声掛け下さいね。当店では、コーヒーの生産国や特徴のことについてもコーヒー教室でお伝えしております。その詳細についてもホームページに内容については記述しておりますので、ご興味のある方は是非ご観覧下さいね。

ホンジュラスコーヒー豆のことについてのご質問のある方はこちらをクリックしてご質問下さいね 

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