コーヒー好きを魅了するジャマイカ産コーヒー焙煎豆の味わいと特徴について

ジャマイカブルーマウンテンコーヒー
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皆さん、こんにちわ^^

コーヒー豆専門店WATARUのわたるです。

本日は、様々なコーヒー生産国の事情や特徴や歴史をお伝えさせて頂きたいと思います。

今回のテーマとなる国は『ジャマイカ』になります。

ブルーマウンテンなどでも、日本のコーヒー好きな方はジャマイカコーヒーのファンが多いと思います。

ジャマイカコーヒー豆の歴史や特徴や種類や味わいとは

今回のテーマとなる国はジャマイカですが、日本のコーヒー好きな方はほぼ知っていらっしゃると思います。それは、TVなどでもよく耳にする「ブルーマウンテン」の銘柄を生産している国であるからです。本日は、そのブルーマウンテンを生産する国をテーマに【ジャマイカ産焙煎豆のわいと特徴】をお伝えしていきたいと思います。

いくら有名なジャマイカのコーヒー豆と言ってもどんな豆かわからない人も多くいらっしゃると思います。コーヒー豆の生産地に詳しい人ならすぐに「ブルーマウンテン」を思い浮かべられる人もいらっしゃると思います。ブルーマウンテンと言えば、「コーヒーの王様」というニックネームを持っているほど、コーヒーの中でも味、香りに優れたコーヒーであることは昔からのコーヒー好きな人なら誰もが知っていると思います。

こんなブルーマウンテンの生産地であるジャマイカはどんなところか、コーヒー豆を栽培するようになった経緯は、またジャマイカのコーヒー豆の特徴はどんなものか、そんなことを本日は紹介していきますね。まず、生産地であるジャマイカという国について紹介していきます。

ジャマイカコーヒー豆の歴史や生産地の情報とは

ジャマイカは中南米のカリブ海に浮かぶ、四国の約6割の広さの小さな島国であります。国土の約8割が山地で、その中で一番高い山が標高2256mのブルーマウンテンと言われる有名な山になります。この東西に伸びているブルーマウンテン山脈では、昼と夜の温度差が大きく、霧の発生も多いことから良質のコーヒー産地といわています。そして、ジャマイカ国は全体的に亜熱帯海洋性の気候で、降水量、日照時間、朝晩の寒暖の差が激しいなど、コーヒーの栽培条件にはぴったりの環境であります。

ジャマイカでは、ココア・タバコ・綿花などの栽培を主流に行っておりました。しかし、1727年に起きたハリケーンでそれらの栽培が壊滅的な打撃を受けてから、ジャマイカの本格的なコーヒー栽培の歴史が幕開けしました。そのジャマイカでコーヒー栽培が行われるようになった歴史についてですが、前途に申した1727年のハリケーンで様々な栽培が壊滅状態でしたので、その翌年の1728年に早速コーヒーがジャマイカに伝えられたようです。

当時ジャマイカはイギリスの植民地で、プランテーション(熱帯・亜熱帯地域の植民制度に始まった単一作物の大規模農業手法)により、気候、土壌に適したコーヒー栽培は急激に広がりました。その後、奴隷制度の廃止による労働力の減少や、傾斜が多く雨が多いために土壌の流出が多かったことなどが原因で、コーヒー栽培は衰退していきました。

その後、1948年にコーヒー産業公社が設立されてから、コーヒー栽培は復活し、ブルーマウンテンのような高品質のコーヒーを栽培できるようになったのです。なお、コーヒー産業公社によるコーヒー栽培の復興には日本の援助があったようです。そんな日本と関わりの深いブルーマウンテンは、生産量全体の多くが日本に輸出されております。世界中でブルーマウンテンコーヒーを多く飲用しているのは日本人でもあります。

ジャマイカコーヒー豆の味の特徴や種類などについて

ジャマイカでは輸出用のコーヒー豆として「ブルーマウンテン」「ハイマウンテン・スプリーム」「ジャマイカ・プライム」「ジャマイカ・セレクト」の4種が生産され、この85%が日本に、残りはアメリカやヨーロッパに輸出されています。ジャマイカのコーヒー豆には生産される標高や地域によって等級があって、

規定されたブルーマウンテン山域で生産されたものを『ブルーマウンテン』

ブルーマウンテン以外の標高1000m~1200mで生産されたものを『ハイマウンテン』

上記以外のジャマイカで生産されたものを『プライムウオッシュ』

と格付けされて分けられています。さらにグレードはブルーマウンテンにおいてはNo.1~No.3に分けられています。ジャマイカのコーヒーは繊細で香り高いのが特徴です。生豆は柔らかく熱のとおりも良いので焙煎する際に状態を見ながら工夫が必要になります。そして、ジャマイカのブルーマウンテンは味のバランスが良く、苦みや甘み、コク、酸味の絶妙なバランスが美味しさの理由です。さらに、芳醇な香りもブルーマウンテンが他のコーヒーを上回る理由とされています。香り高いブルーマウンテンは、他の風味のコーヒー豆とブレンドをして「ブルーマウンテン・ブレンド」としても販売されているのもよく見かけます。

その理由としては、ジャマイカ産コーヒー豆の取り引き価格が年々と高くなってきているのも1つの要因と思われます。ただ、コーヒー好きな方々はブルーマウンテンのネーミングにあくまでもこだわれるのでブルーマウンテンを主体にブレンドしたブルーマウンテンブレンドとして販売をしているコーヒー豆屋さんもまだまだいらっしゃいます。当店は、そんなネーミングに捉われるコーヒーの向き合い方をしておりませんので、ブルーマウンテンコーヒーを取り扱いをしようとも思っておりません。たまに、スポット的に皆さんにブルーマウンテンの風味はこんな感じですよ~!・・と示すためにも提供することはあります。

このように、実はブルーマウンテンと日本との歴史や日本人の嗜好品の考え方が相性が良いのが伺えます。皆さんも、機会があればジャマイカ産のコーヒー豆を堪能してみて下さいね。当店にも、たまにスポット的に提供することがありますので、気軽にスタッフにお尋ね下さいね。

まとめ

コーヒー豆は銘柄だけでも味わいとは関係なく1人歩きすることが多々あります。素晴らしい評価をされた農園のコーヒー豆が毎年素晴らしいとは言い切れないものもあります。ただ、生産者の方々は毎年素晴らしいコーヒーに仕上がるように日々の努力をされておられる方も多くいらっしゃいます。

皆さんも、有名銘柄だけでなく1つ1つ丹精込めたコーヒー豆の味わいを色眼鏡を掛けずに、是非感じてみて下さいね。もっと、コーヒーの魅力を感じることが出来ると思います。他のコーヒー生産国の魅力や特徴について詳しく当店のコーヒー教室でもお伝えしておりますので、ご興味のある方は是非ホームページをご観覧下さいね。

  参考リンク⇒「コーヒー焙煎研究所わたるのホームページ」

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