ルワンダ産コーヒー豆の歴史や産地情報や焙煎豆の特徴や味わいについて

ルワンダコーヒー
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皆さん、こんにちわ^^

コーヒー焙煎研究所わたるの所長WATARUで御座います。

本日も、張り切ってコーヒー好きな方やコーヒー愛好家の皆様にとって有益な情報をお届けさせて頂きますね。

今回の気になるテーマは【ルワンダ産コーヒー豆の歴史や産地情報や焙煎豆の特徴や味わいについて】のことにフォーカス致します。

最後までお付き合い下さいね!!

ルワンダの歴史や文化とは?

当店には、世界各国の生産地のコーヒー豆がラインナップにあります。コーヒー豆は、生産国の産地の栽培状況や品種によって風味や味わいのポテンシャルが変わってきます。そして、その収穫されて精製されて日本に輸送されて私どものもとに運ばれてきますが、その後に生豆の善し悪しの再確認をした後に焙煎していきます。

この焙煎工程の際に、そのコーヒー豆の持つ風味や味わいが熱で反応を起こして成分が分解されたり結合されたりの繰り返しで、コーヒー豆の持つ風味や味わいに仕上がっていきます。この生豆こそが始まりであり、生豆のポテンシャル以上の風味や味わいには焙煎によって仕上げることは出来ません。それだけ、コーヒー生豆の重要性があるのであり、コーヒー生豆のポテンシャルは大事なのであります。

参考リンク⇒「コーヒー生豆の品質評価を図るためのSCAA方式カッピングについて」

そのコーヒー生豆のポテンシャルが全世界のコーヒーベルト内での産地では、最も個性溢れる力強さを感じる地域はアフリカエリアといわれております。そのアフリカエリア内でも近年のスペシャルティコーヒー生産の国としては、とても有名であり品質重視のコーヒーに強化をしている国の1つでもあるのが「ルワンダ」であります。今回は、その「ルワンダ」国のコーヒー事情について詳しくお伝えしていきたいと思います。

「ルワンダ」国は、何となく聞いたことがある人も多いと思います。私も、コーヒー店を営んでいるからこそ馴染みのある国の名前として良く耳にしています。アフリカ大陸の中央部にあるルワンダ国は周りをコンゴ、タンザニア、ウガンダなどコーヒー豆の生産地として有名な国に囲まれていて、やはりコーヒー豆の栽培が盛んな国です。アフリカ大陸でいえば代表するエチオピア国のコーヒー豆も個性溢れる風味がありファンが多いので有名であります。

参考リンク⇒「アフリカ大陸でも個性溢れるコーヒー発祥の国のエチオピアコーヒー豆について」

知っているようであまり知られていないルワンダ国ですが、過去の大惨事やそこからの復興に大きく貢献したコーヒー豆の歴史についてご紹介致します。ルワンダは正式名称を「ルワンダ共和国」といい、歴史的には15世紀頃にルワンダ王国が建国されて以降、19世紀にはドイツ保護領、その後1922年からおよそ60年間ベルギーの植民地となっていました。

1962年にベルギーから独立してからもフツ族とツチ族による対立が続き政情は不安定なままで、1973年にツチ族により組織されたRPF(ルワンダ愛国戦線)がウガンダから侵略し、勢力を拡大していきました。1994年4月にはフツ族民兵によりツチ族の大虐殺が行われ、100万人の犠牲者が出るという大惨事が起こりました。

同年7月、RPFが全土を完全制圧しましたが、その後も政情は不安定な状態が続きましたが、徐々に回復傾向にありますが、まだまだ発展途上の国です。そんなルワンダは首都ギガリ、国土面積は2.63万平方キロメートル、人口は約1,200万人、公用語はルワンダ語、英語(2009年以降)、宗教は主にキリスト教です。

発展途上の国ではありますが、現在では国際社会からの援助や政府の統治も落ち着き、経済状況が回復するにつれて治安は良くなっています。文化的には実は日本とも関係性が強く、空手や日本映画などが入っていてまた治安が良くなってきたことで、観光客も増加しているようです。

参考リンク⇒「アラビカ種コーヒー豆の発見から世界各国の伝播の歴史について」

ルワンダのコーヒー豆の歴史や生産地の情報とは?

ルワンダの主な産業はコーヒー豆とお茶の栽培です。もともとルワンダのコーヒーの歴史は植民地時代に外貨獲得の目的でヨーロッパから移植されたのが始まりでした。各農家に70本のコーヒーノキの栽培を義務付けられたのが、ルワンダコーヒーの始まりです。

もともとアフリカ大陸の中央に位置するルワンダは標高も高く、一日の寒暖差の激しい気候でコーヒー豆の生産地として適しています。ルワンダは、赤道地帯にも入る国でありアフリカ中央部に位置しております。そして、内陸の国で多くの湖や川がありアラビカ種の生育に適した火山灰の土壌になります。ルワンダのコーヒー農園は「千の丘の国」と呼ばれていて、1500m~2000mの火山灰質の高地で栽培されているか、険しい山の中腹などで栽培されております。

大虐殺などの惨事を乗り越えてコーヒー栽培に力を入れ、現在ではルワンダの総輸出額の4分の1がコーヒー豆になっております。コーヒー栽培は、ルワンダの農村地帯に暮らす人々を支える上で重要な役割りを果たしております。そして、ルワンダ国では2008年からカップ・オブ・エクセレンスの開催を行うことなど、スペシャルティコーヒーの栽培にも力を入れ始めております。ルワンダ国は、アフリカでは初めてのカップ・オブ・エクセレンス開催国でもあります。

参考リンク⇒「日本と世界各国のスペシャルティコーヒーの定義や尺度の違いについて」

ルワンダのコーヒー豆の味の特徴や種類について

ではルワンダのコーヒー豆の味や香りの特徴はというと、フルーティーな酸味と甘さで口当たりがよく、ほどよいコクがあります。しかし、これは現在のコーヒー豆の特徴で、かつては低い品質のコーヒー豆がほとんどであったようです。世界一のコーヒー消費大国であるアメリカ合衆国の支援で品質も向上し、現在のコーヒー豆になった経緯があるようです。

例えば精製処理方法ですが、当初は非水洗式(ナチュラルだったのを水洗式(ウォッシュト)へ切り替えられました。このように品質管理を進めることで、世界にも注目されるコーヒー豆へと変わってきました。そして、現在では前途で申しましたようにカップ・オブ・エクセレンスを開催する生産国とまで発展してきました。ルワンダ産のコーヒー豆はカッピングテストと欠点豆の数で5つの等級に分かれております。

参考リンク⇒「ウォッシュドプロセスのコーヒーにある味わいと風味の傾向について」

まとめ

日本にもルワンダ産コーヒー豆は入ってきていますが、まだそれほどポピュラーではありません。ただ、近年はルワンダ産コーヒーといえば個性溢れるスペシャルティコーヒーのイメージが強くあります。当店でも、何度も焙煎して提供しておりますので感じて味わっておりますが、酸が強くもあり綺麗でもある上質なコーヒーのイメージがあります。そして、風味も個性溢れるフルーティーなものも多く素晴らしいクオリティのものばかりであります。

ルワンダのコーヒー栽培はこれからも品質向上と生産量の増加が期待されます。近年の品質重視のコーヒーの風潮の中では頭を1つ抜けている状態でもあります。当店でも、定期的にルワンダ産のコーヒーは提供しておりますので、是非みなさんもルワンダコーヒーを一度、ご賞味下さいね。

当店ホームページにも、世界各国のコーヒーのみならずコーヒー全体像の素晴らしさや熱い想いなどを記載しておりますので、ご興味のある方は是非ご観覧下さいね。 

参考リンク⇒「コーヒー焙煎研究所わたるのコーヒーに対する想いが詰まったホームページ」はこちらです。

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