ニカラグア・エルサルバドルのコーヒー産地のコーヒー豆買い付けツアー渡航3日目

セルヒオ・オルテツ
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皆さん、こんにちわ!

コーヒー焙煎研究所わたるの焙煎師のWATARUです。

本日もコーヒー好きな方に有益なコーヒー情報をお伝えいたしますね。

今回は、前回の記事に引き続きニカラグア・エルサルバドルのコーヒー産地訪問2024でのコーヒー豆買い付けツアーでのことを詳細に渡り、ブログに記載していきたいと思います。

コーヒー豆の産地についてや、ニカラグア・エルサルバドルのことについてご興味のある方は是非最後までご観覧下さいね。

コーヒー豆買い付けツアー渡航3日目・ニカラグア滞在2日目

前回のブログ記事からの続きですが、ニカラグア渡航までに30時間近く掛かり時差ボケと疲れが重なり一睡も寝れませんでした。。
詳細は下記リンクから1日目と2日目のことをブログ記事に記載しておりますので、こちらもご観覧下さいませ。
一睡も眠れなかったのですが、朝からコーヒー農園に視察に行けることもありワクワクした状態で眠気がなく興奮しておりました。
ホテルに朝8時にセルヒオ・オルテツさんが迎えに来てくれました。
このセルヒオさんは、この日にご自身の農園のエルポルベニール農園を案内して色々とコーヒー作りに対してのこだわりや現状を説明して下さる予定でした。
ですので、セルヒオさんのトラックで出発することになりました。
・・ん、、トラック1台ということは、ほとんどの人が荷台に乗って移動なんですね。。
まぁ、この日から私は荷台での移動生活が始まって真っ黒に日焼けしていくことになるんですけどね。笑
買い付けメンバー12人で移動開始で荷台はギュウギュウでしたが、気持ちの良い風と自然を感じれて良かったです。
2024年買い付けツアー3日目2
まず、セルヒオさんは我々の空腹状態を察してニカラグアの街並みで人気食堂みたいなお店に連れて行ってくれました。
朝早くなのに、地元の方々が押し寄せて繁盛しておりました。
シェフお手製の注文型バイキング形式みたいな感じで、ショーケースに並んだ料理をワンプレートの皿に盛ってから進んでいくようなスタイルでした。
見た感じ謎なニカラグア料理が多く、めっちゃ迷います。
ただ、後ろから次々に人々が押し寄せてくるので迷っている暇がありませんでした。
後から知ったのですが、ニカラグアでの料理は基本は「豆類」「トウモロコシの粉もの」「バナナや大根っぽい?」があり、味付けや調理法を変えて料理されているものが多くありました。
上記画像は、私が初めて焦りながらもワンプレートに納めたニカラグア料理になります。
左のお皿に盛られているのは、タコスの時の肉っぽいものにスパイスの味付けしたものとフライドチキンとニカラグア風のピラフみたいなのとダイコンやブロッコリーや人参や謎の野菜を含んだサラダ的なものにフライドバナナでした。
正直、全然馴染めない味でお腹一杯ではないのに胃袋は満腹感が出てきて食べるのに時間が掛かりました。
これがニカラグア料理かぁ~~・・と、内心思いつつ食事を終えました。
ただ、面白いものでニカラグア料理も2日目と3日目と経過していく度に期待をしていなかったのが、少しづつ慣れてきて美味しい!!・・と思えるものではないですが、食事を残さずに食べきって食事を身体が求めている状態になり、毎日が快適に健康になっていったのを感じていきました。

この朝食を終えてから、セルヒオさんの車の荷台に乗り込みエルポルベニール農園まで険しい道を2時間くらいかけて移動していきました。

2024年買い付けツアー3日目3

セルヒオ・オルテツさんのエルポルベニール農園の視察

ホテルから2時間掛けて険しい道を車の荷台に揺られながら到着した頃にはヘトヘトでした。

ただ、コーヒー農園の空気と景色を眺めていたら自然と元気になり疲れも吹き飛びました。

恐らく、コーヒー生産者の方々も毎日のように農園に通って働いても疲れを感じさせない理由は、このような景色や空気に触れていることかなと実感が出来る瞬間でした。

そして、一緒に居るメンバー達も誰も疲れを感じさせる様子もなく元気いっぱいに笑って居りました。

まずは、歩いて農園内をセルヒオさんの案内や説明でコーヒー栽培の状況や品種についての行いや仕事についてお聞きしました。

私が一番最初に感じたことは「コーヒー農園って、、広大な平な土地ではなく、山の中にある険しい森の中にコーヒーの木があるんだぁ~」

・・です。

教科書に中南米でのコーヒー栽培では、傾斜で行われることが多く標高違いで価値基準を付けていくと書いてあったなぁ~~・・と、思い出しました。

参考リンク①⇒「ホンジュラス産コーヒー豆の特徴や味わいについて」

参考リンク②⇒「ニカラグア産のコーヒー栽培や特徴について」

参考リンク③⇒「コスタリカ産のコーヒー豆の風味や特徴について」

こちらのエルポルベニール農園には、山の中のすべての管理を含めた管理人を雇っていらっしゃってて、その管理人の方も農園視察に一緒に同行していただき色んな状況説明をしてくれました。

山の中にあるので、風通りが良いエリアもあれば湿度が高く蒸しているエリアもありました。

ただ、そのときにコーヒー栽培には余分と考えれる木や植物などは選定して風通りや日当たりや土壌や植物の健康状態を常に気を配っている印象でした。

私は、この日から帰国するまでコーヒーチェリー食べ比べを行う日々が続きました。笑

コーヒーチェリーは基本的には甘酸っぱいサクランボのような風味がします。

そのコーヒーチェリーでも、品種によって違いがあるのかを実際に農園で食べ比べすることが、今回コーヒー農園視察する際の1つの目的でもありました。

こちらの、エルポルベニール農園でも様々な品種があり食べ比べました。

基本は大粒なパカマラ種みたいな品種の方がチェリーの果肉部分が多くあり濃縮した感じではありました。

ただ、同じコーヒーの木からでも生育状況にバラつきがあり、完熟具合が違い楽しめました。

また毎日のようにコーヒーチェリーを食べ続けていくことで発見もありました。

エルポルベニール農園をセルヒオさんの案内で一通り周りました。

一つの山を登り降りをしている登山のような感じでした。

これが中米のコーヒー農園の環境ということを身を持って知ることが出来ました。

2024年買い付けツアー3日目4

セルヒオ・オルテツさん宅へカッピングに

エルポルベニール農園の視察を終えて、今度はセルヒオさんの自宅にカッピングをするため車の荷台に2時間近く揺られて移動しました。

私も含めメンバーの人たちも疲れがピークになり、険しい山道を荷台に揺られながらも眠っている人が続出しておりました。

産地視察の常連の方は、慣れてくるとどんな状況でも眠っちゃうね~~・・と仰っておられたことが納得でした。

私は帰りの道中は荷台の上からニカラグアの街並みの情景を見て脳裏に焼き付く感じがありました。

家の前では椅子を並べて座って外を眺めてくつろいでいる姿や、整備不良っぽいバイクに若者がノーヘルで爆走している姿や、平和そうに世間話をしている人々など、日本では見ることのない情景がありました。

その全ての目に映るものが新鮮で衝撃的でした。

そうこうしているうちにセルヒオさん宅へ到着しました。

帰り道は、行き道よりも大爆走してスピードを出していた印象でした。笑

何か急いでたのかな??・・と思うくらいでした。

ちゃんと荷台の縁を掴んでないと転げ落ちてしまう感じでした。

そんな急いで帰ってきたと思いきや、セルヒオさん宅からは奥様と娘さんがお出迎えしてくれて和やかムードでコーヒータイムが始まりました。

手作りの焼き菓子もご馳走になりつつ、ペットボトルの水で水分補給をしつつコーヒーを振舞ってくれました。

皆でテラスでくつろいで談笑が始まり1時間くらいイイ感じの椅子に揺られていると、昨晩一睡も出来ていない私は意識を失ったかのように眠ってしまいました。

心地よい風と空気と日差しが丁度良くリラックスし過ぎて寝落ちでした。

しばらくすると、そろそろカッピングをするかぁ~・・みたいな空気感をセルヒオさん夫妻が出してきてカッピングルームに移ることになりました。

2024年買い付けツアー3日目6

エルポルベニール農園の10検体のカッピング

またここからスイッチが入り眠気も吹き飛びカッピングモードで目が冴えてきました。

どうも私はカッピングが大好きみたいです。笑

前半と後半でカッピングテーブル2つに合計10種類の検体が並んでおりました。

まずは前半ですが、3種類がハニープロセスで3種類がナチュラルプロセスの精製処理で全てJAVA種のコーヒーでした。

どのコーヒーも複雑性のあるフレーバーや酸の質があるものばかりでした。

COEスコアシートでのスコアもハニーも3種類とも甲乙つけ難い素晴らしい品質で、ナチュラルもそうかと思いきや、、ん~~、、1種類だけヤバいのが居るぞ!!

皆、ざわざわしておりナチュラルの1種類だけが120時間発酵でコーヒーの風味を複雑になるように促している検体がありました。

スコアもトップスペシャルティの88点近くまであり、これはスゴイ!!

これぞ、産地に来てしか味わえないカッピングでのコーヒー品質だなぁ~~・・と感じました。

実際に、このニカラグアに訪問したタイミングの時期は収穫時期でもあるので日本に届く時とは、また違うフレッシュな印象の酸やフレーバーを感じることが出来るようです。

日本に届くのは半年後くらいになるので、熟成期間がありつつ風味は落ち着いて濃縮している感じはあるが、このフレッシュな感じは産地でしか味わうことが出来ない醍醐味であります。

良かった!!・・産地に来て、、と思える瞬間でもありました。

そして、後半の4検体のコーヒーはナチュラルとハニーで品種がパカマラ種とカツーラ種でした。

その中でもパカマラ種のナチュラルは私の中ではハイスコアでHITしました!!

ナチュラルなのに、クリーンで明るくジューシーな酸の質であり複雑性なフレーバーもあり衝撃でした。

ただ、産地に来てとびっきりのハイスコアのコーヒーばかり飲んでいると麻痺してきて、贅沢なことに迷ってきます。

それに、自分自身がどれを選択してどのような焙煎で仕上げて日本のお客様に提供していくかを考えると、美味しいとかの嗜好品の感覚だけでなく、品質が良い悪いだけでなく、このハイスコアである以上はテーマや何を伝えるかも視野に入れて買い付けするべきだ!!・・とカッコつけて内心の自分と対話しておりました。

エルポルベニール農園のコーヒーカッピングを終えた頃には心身ともにクタクタになって意識朦朧でした。。

カッピングを終えると、意識の高いセルヒオさんがコーヒーの品質向上のために我々日本のロースターに色々と意見を求めて下さいました。

ここから、我々や消費者の気持ちも含めてコーヒーの品質のディスカッションが始まりました。

セルヒオさんを始めニカラグアの生産者はCOEも意識する品質作りに心掛けていらっしゃるので、コーヒー品質向上の意識は物凄く熱く高い方々だと感じました。

ディスカッションを終えて意識朦朧としているところに、スイッチが切り替わりニコニコした表情のセルヒオさん夫妻が缶ビールを片手に皆で乾杯しようとビールを配り始めました。

えぇ~~~!!・・めっちゃ元気でパワフルな方々だ!!

私たちとともに一日中動き回ってカッピングまでして、この後は酒盛りだと~~。。

これだけエネルギッシュでないと農園主は、やっぱり勤まらないよね・・

一通りビールを片手に飲み終わると、「よし!!今度は夜ご飯だ~」

・・ということで、また皆で車の荷台で移動してニカラグア料理店に移動しました。。

2024年買い付けツアー3日目7

ニカラグア料理を囲み夜の懇親会

お店に着いてラストオーダーギリギリでした。

15人くらいの大勢で伺ったので、店内ではなく外の盆踊り会場みたいな特設ステージの外の空気が心地良いテラスにテーブルや椅子を運んでディナーを堪能しました。

この辺りはニカラグアならではの自由な発想で店員もお客も一丸となってテラスにテーブルとイスを運んでました。

まずは、ここでもビールで乾杯をして各自注文した料理を堪能して長いディナータイムが続きました。

ニカラグアの皆さんは、食事をしながら会話でコミュニケーションを時間を掛けて取ることを大事にしているようです。

昨日に引き続きトーニャというニカラグアビールを飲みましたが、クセがなくクリーンでありながら適度なフレーバーが気に入りました。

日本に帰国するまで毎日飲んでいたような気がします。笑

この日も、そこそこ遅くのホテルに戻りました。

今日こそは、クタクタだし寝れる!!・・と意気込んで風呂に入りベッドで寝ようと思い目を瞑り、おやすみなさい。。

・・またまた眠れずに一晩中の安定した鳥と犬の大合唱を聞いて朝を迎えました。。

丸3日寝ていないで大丈夫か??・・と思いつつ、4日目の農園視察が始まりました。。。つづく