皆さん、こんにちわ!!
このブログの記事を書くのが1年半ぶりくらいです。
色々とあり過ぎて更新が止まっておりました。。反省
どうしても
書かずには入れないコーヒー体験がありましたのでブログに思い出や体験談を記述していきますね。
そんな本日は、コーヒー好きな人にとっては新鮮で楽しい有益な情報かと思いますので是非最後まで飽きずに一読下さいね。
今回は、先日コーヒー産地にコーヒー豆買い付けに行った際のことを備忘録も兼ねて旅のコーヒー体験記を記載していきたいと思います。
エルサルバドルコーヒー事情やニカラグアコーヒー事情などについて体験記を加えて詳しく記述していきますので、ご興味のある方は是非ご観覧下さいね。
目次
ニカラグア・エルサルバドルのコーヒー豆について
参考記事①⇒「ニカラグア産コーヒー豆の特徴や味わいについて」
これらの中米に位置する国々は治安や情勢はあまり良いとは言えませんし、日本人が安全・安心で観光が出来るエリアではないので、比較的に日本人が少ない印象があります。
当店では定期的にエルサルバドルやニカラグアのコーヒーは取り扱いがあります。
ここ数年は、BookYourCoffeeさんがダイレクトトレードしているコーヒー豆をセレクトして買い付けに参加させて頂いている経緯もあり、店頭にニカラグアやエルサルバドルのコーヒー豆が並んでいることもあります。
市場に流通されコーヒー商社にあるクオリティ以上の、ハイスペシャルティコーヒー品質であり、コーヒー生産者の顔やトレーサビリティが明確であるコーヒー豆だけが徹底した買い付けリストにあります。
その中心のコーヒー豆がニカラグアとエルサルバドルの産地のコーヒー豆であります。
今年のBookYourCoffeeさん主催の買い付けツアーに一緒に同行させて頂きニカラグアとエルサルバドルのコーヒー豆の産地を視察して、実際に生産者の前でカッピングをして買い付けする旅に2週間近く行って参りました。
その度の流れや具体的な体験をブログ記事として記載していきたいと思います。
ニカラグア・エルサルバドルコーヒー豆買い付けツアー1日目
今回のフライト時間が福岡空港20時55分発でしたので、熊本駅から博多駅に夕方16時くらいに移動をしました。
日本食に思い残すことが無いように、熊本駅で私好みのハード系の固めなパンを2種類購入して新幹線の中で噛み締めてました。
この時間帯に新幹線に乗車するのは中々ないので、車窓からの眺めに癒されてました。
私は、年間で5~6往復分くらいは新幹線を利用しているのですが、だいたいは朝早くで寝ぼけている時間帯か夜遅くで競技会で惨敗後か資格試験でボロボロになって憂鬱な時間を過ごして車窓から見える景色が寂しく感じておりますが、今回は夕方前で乗客も少なく静かでキラキラに光る景色で希望に満ちた状態でワクワクした気持ちに浸っていました。
16時過ぎに博多駅に着き、少し空腹でしたので日本を離れる最後の晩餐の気持ちでラーメンを食べ納めしました。
これからニカラグアに移動するために30時間近く掛かるので不安と眠気が入り混じった状態で、待ち合わせ場所の福岡空港の国際線ターミナルに向かいました。
福岡空港国際線ターミナルに到着すると、BookYourCoffee主催のミルトンコーヒーロースターのダイスケさんとマリコさんが笑顔でお出迎えしてくれました。
お2人とも産地経験も豊富で、とても気さくで心強い感じで色々とお話しをして頂けました。
人見知りで英語もスペイン語も全く分からない私にとっては、有難く色々と学べる良い機会なので会話や行動には常に注目しておりました。
また待ち合わせ場所に続々と日本中で活躍されているロースターさん達が集まってきて一気に海外渡航ムードが高まってきてました。
皆さん、自己紹介がてらに打ち解けると直ぐに焙煎機の話しや焙煎のことについて語り始めるというコーヒー屋さん独特な間と空間になっておりました。
私もコーヒーのことに関しては熱があり過ぎる方なので、時間を忘れて色んな方の考え方や哲学を含めたコーヒー理論に感銘を受けました。
コーヒーって、、やっぱりスゴイなぁ~と思わせてくれる瞬間でした。
このコーヒーという目的が一致していないなら、恐らくここに居る誰一人とも知り合うこともなく趣味嗜好も違うので交わることも無かったハズなのに、コーヒーという目的が一致するだけで一緒に寝食共に海外まで同行してコーヒーについて語り合うなんて、、面白いなコーヒーって。。
この福岡空港から早速トラブルが発生して保安検査場過ぎて搭乗するのがギリギリになりました。
海外に行くときはトラブルは付き物というけど、早速の洗礼でしたね。。
何とか福岡発20:55の便から台北に向けてフライトすることが出来ました。
ここで短いフライトにも関わらず、機内に美味しそうなアジアのエスニック料理的な香りが充満しだして機内食が提供されました。
写真を取り忘れましたが、ローストチキンに何か少しピリ辛ソースをかけているのと大量の人参がワンプレートになってました。
普段日本では食べ慣れないものや味付けがあり、その風土や土地の調味に興味津々でした。
拾ってきた言葉かも知れないけど、、「コーヒーのフレーバーをより引き出し多く理解を深めるためには、より多く多種多様な料理やフルーツなどを食べること」みたいなこと言ってたっけ、、と思いながらいつも好き嫌い関係なく食べることに興味が湧いてるんだよなぁ~~。。
元々は幼少期の頃から、食事や食べ物に関しては好き嫌いが多く大変だったけどコーヒーに興味を持ち始め必死に学びだすと好き嫌いが無くなり何でも食べるようになってきたから旅行に行くとき等は、その土地の旬なものや食べ物を食べることが楽しみであるので、今回の産地訪問でもとても楽しみにしている1つのことでもありました。
そして、台北に22:55に着き、また休む間もなくロサンゼルスに向けての乗り換え便が直ぐなので、空港内を皆で走り回って搭乗ゲートまで辿り着いてペットボトルの飲み物が欲しかったけど買えずに機内に乗り込むことになりました。
ここからが長いフライトで、皆はどう過ごすかが大事!!・・みたいなことを言ってたので、本や日記帳などをカバンの中に入れておきました。
ただ、機内に乗り込み座席に座ると外は真夜中なので機内の照明も真っ暗になり何にもすることがなくなりました。
このために、少し睡眠不足気味にしていたので機内食食べて爆睡しました。
ですが、枕が変わると寝れない体質なので暫くして起き上がり窓際に追い詰められた状態なので身動き取れずに目の前のモニターにある映画や海外テレビなどを観覧してました。
やっぱり、海外の映像や音楽は馴染みがないので馴染みのあるボードゲームに熱中してました。
となりのアメリカ人らしき夫婦はいびきをかいて爆睡しているので、19時間近く??のフライト中一度もトイレに行くことが出来ずにボードゲームしておりました(笑)
これも良い経験!!・・ただ、次は少し快適でトイレに行けるような座席にしなくちゃね。。
やっとロサンゼルスに1日近く掛けて着いて、また外は真っ暗で真夜中でした。
機内では寝ては起きて食事をして寝てまた食事をするの繰り返しであったので、少しづつ時差ボケが始まりだしていた感じがありました。
またこのロサンゼルスからエルサルバドルまで7時間近く掛けてフライトです。
長い時間を掛けて飛行機に乗っていると自分が把握している体内時計が狂いだしてきて、7時間のフライトでもあっという間に過ぎちゃいます。
今度は、エルサルバドルの空港では気持ちの良い朝って感じで眠いか眠くないかも分からない状態でフワフワしてました。
ここから2時間近くのフライト待ち時間があったので、空港内のサブウェイでホットサンドをいただきました。
最近で一番美味しい食事でした。
私が数か月前に渡航したカンボジアのときにも感じたことですが、とにかく野菜や肉が美味しい!!・・ことを実感しました。
これから2週間の滞在が楽しみと期待が膨らんだ瞬間でした。
この後はニカラグアに向けて1時間近くのフライトでした。
1時間のフライトはあっという間でしたね。
ニカラグアに着いて買い付けメンバーの皆さんと合流して車でオコタルというエリアまで5時間掛けていきました。
オコタルエリアにホテルがあり、まずはホテルにチェックインしました。
ホテルには入口にガードマンが常駐していて、このエリアでの治安を思わせるような雰囲気でもありました。
ここはホテルというより横並びのコテージがあるような感じで、その真ん中にプールがありカフェテラスがある感じでした。
ホテルの室内は、土足は当たり前ではありますがベットが2つ並んでありトイレと風呂場がカーテンの仕切りがある感じで居心地は悪くはなく、直ぐに慣れました。
ホッと一息尽く間もなくサミュエル・ザバラさんという農園主が迎えに来てくれて、早速コーヒーカッピングの準備をされているようでした。
カフェトスの乾燥場にてカッピング
着いた場所は、カフェトスという乾燥場でした。
ここでは、主にサミュエルさんのコーヒーを中心に様々な乾燥処理を行うドライミルになります。
コーヒー生産者さんは、皆さん考え方や理論などが異なる部分があり毎回その独自でありながら緻密な計算を基に素晴らしい味作りをするコーヒーについて説明して下さいます。
サミュエルさんのドライミルでの乾燥場では、上に網のシートを覆ってから乾燥処理を行うエリアもありました。
そこでは、サミュエルさん曰く「直接日光が当たり過ぎることは急激な乾燥を招くことや湿度などの調整も含めて乾燥を行うための設備」らしく、乾燥処理をするに際しても1つ1つの理由が明確でありつつ味作りなどの目的などに応じて変えていくこだわりっぷりで感心しました。
一通りドライミルの視察をさせていただいた後に、施設内のカッピングルームにてサミュエル・ザバラさんの・・
- ラ・ピコナ農園
- ラ・エスペランサ農園
- エル・カンバラチェ農園
のコーヒー豆がカッピングテーブルに並べられておりました。
この買い付けツアーでは、すべてCOEスコアシートにてジャッジを行っていくので、私にとっては新鮮でありました。
参考リンク⇒「SCAのカッピングスコアシートとは」
私は今までコーヒー豆のスコアチェックなどをする際は、SCAスコアシート基準で行っておりましたので今回のツアーではほぼトップレベルのスペシャルティコーヒーを前提で行うCOEスコアチェックシートでジャッジを行っていくことなので楽しみでもありました。
SCA式とは違い、7項目ではなく8項目のチェック行い1項目づつのスコアも違い慣れるまで頭がパニックになっちゃいました。
COE式では1つの項目に6点がつけばトータルスコアで84点以上になりますが、6点以下は1点刻みのスコアになるので5点になると76点というコマーシャルコーヒーの品質になってしまうという恐ろしいスコアシートの仕組みでありました。
ただ、5点を付けるようなコーヒー自体がカッピングテーブルに並ぶことはありませんでしたが。。
早速、サミュエルさんのコーヒーをカッピングさせていただきました。
ハイスコアなものでは88点という、とんでもないスコアなものもあったりして皆でフレーバーのキャラクターやスコアを各項目を明確に発表して共有しました。
このカッピングルーム内にCOEジャッジをされている方も何人か居て、その方々の所作や表現はとても勉強になりました。
あと、フレーバーのキャラクターの表現なども我々日本人からは出てこない多彩なフレーバーもあり見事でした。
ただ、一緒に同行している日本のロースターさん達も百戦錬磨の方々で皆さん表現豊かで勉強になりました。
ここでは、シドラ種から感じられる多彩なフルーティーで複雑なフレーバーを感じるものであったり、マラカツーラ種でトロピカルフルーツやウィスキー樽などの豊潤な風味を感じさせてくれるようなブライトでありながらもコンプレックスさもあり温かい状態から冷めていく状態のどの時でも驚きと感動を与えてくれるようなコーヒーでした。
そして、カッパーさん達のスラーピングなどの所作も各々のスタイルや独自のやり方もありスゴク参考になりました。
到着初日から休む間もなく頭と体をフル稼働してクタクタになりました。
それでは、帰りましょ~~・・となって、車の荷台に乗り込んでホテルに戻ると思いきやドラクエに出てくるような酒場で夜のディナーがありました。
ニカラグアの生産者さん達は元気ですね。。
ここでは、2日ぶりのまともな食事なので私はサラダとビールを注文しました。
ニカラグアはサラダも新鮮だし、ビールはトーニャというあっさりとした味わいと風味で私には相性が良かったです。
ただ、まともに休息していない2日間でしたので眠気がヤバかったです。
ここで、少し夜遅くまでディナーを堪能してホテルに戻りました。
お風呂に入りぐったりしていたので爆睡と思いきや、一睡も出来ずに一晩をベッドで横になってました。。ツラい
ニカラグアは夜中でも賑やかで、私の部屋の真横に「ニワトリ」「犬」「その他謎の鳥」「謎の動物たち」が居て夜中でも1匹が鳴けば大合唱で一晩中お昼間のようでした。
とりあえず、日記でも書きながらニカラグア2日目の朝が始まります。。つづく