皆さん、こんにちわ^^
コーヒー焙煎研究所WATARUのわたるです。
本日は、コーヒーの飲み方で胃の消化を助けてくれるメカニズムについて詳しくお伝えさせて頂きたいと思います。
目次
何故?!コーヒーを飲むと胃が荒れてしまう理由とは?
当店はコーヒー専門店ですので当たり前なのですが、毎日のようにコーヒーについてのご質問を多く頂きます。 そして、その中でも私も自分自身でよく体験しているコーヒーを飲むと胃の調子がよくなり消化作用を促してくれることについて、本日はお伝えさせて頂きますね。
働き盛りの男性で夜遅くまでお仕事という方、眠気がさして来たらコーヒーを飲んでもうひと頑張り、気分もシャキッとしますよね。 でも、コーヒーと言えば眠気覚ましの効果はあるけど、胃が荒れるというイメージもあります。
実際に深夜のお仕事の合間などにコーヒーを飲むと、胃に刺激を感じた経験のある方もいるかと思います。でも、本当にコーヒーを飲むと胃が荒れるのでしょうか。コーヒーに含まれる成分には、胃を刺激する作用があるので、飲み方によっては胃が荒れることもありますが、逆に、胃に悪いどころか、消化を助ける働きもあります。
今回はコーヒーが胃に与える影響を気にしている方と、その影響をうまく利用した胃にやさしいコーヒーの飲み方についてご興味のある方に向けてご紹介しますね。
コーヒーを飲むと胃が荒れるというのは広く思われていることです。しかし最近ではコーヒーで胃が荒れるというのは正しくないことがいろいろな研究結果によってわかってきました。では、コーヒーを飲むと胃が荒れると言われている本当の理由はいったい何なのでしょうか。
それはコーヒーに含まれている成分でよく知られているのはカフェインがその原因と思われていました。そして胃を荒らす原因物質は長年このカフェインであると言われ続けてきました。ところが「カフェインレスコーヒー」でも胃に刺激を感じる人が多いという調査結果があります。
では胃に刺激を与えるカフェイン以外の物質とは何か、それは「クロロゲン酸」というポリフェノールの一種です。クロロゲン酸は別名、「コーヒーポリフェノール」と言われて、むしろこちらの名前がよく知られています。
当店のブログ記事にも以前「コーヒーポリフェノール」について記述させて頂いております。
そちらも併せてお読み下さいね。
参照記事→「コーヒーポリフェノールが人体に与える影響とは?」
「ポリフェノール」と聞くと体に良いイメージがあります。確かにポリフェノールには抗酸化作用があり、体内にある活性酸素をなくして体が「錆びる」のを防いでくれる効果があります。それと同時にクロロゲン酸は胃酸の分泌を活発にする作用があり、空腹時すなわち胃が空っぽの状態のときにコーヒーを飲むと、胃酸の分泌が活発になり、胃を荒らしてしまうことになるのです。
コーヒーを飲むと胃が荒れる、本当の理由は「飲むタイミング」だったのです。
コーヒーの飲み方を工夫して胃の消化を促進して健康になれる?!
このような上記に並べた理由から、コーヒーは食後など、胃が空っぽでない状態か、コーヒーを飲むときにはクラッカーなど油分のないお菓子などを一緒に食べるようにすれば、胃を荒らすことはありません。むしろこれから胃で消化しようとしているときに、クロロゲン酸やカフェインが胃酸の分泌を活発にしてくれるので、胃での消化を促進することにもなるのです。
食後にゆっくりとした時間をコーヒーで過ごすのは、精神的にもリラックスできて胃にも良いですよね。まさに一石二鳥ですね。また、お仕事の合間の休息時間に飲むコーヒーには、お茶にお茶菓子があるように一緒に何か胃に入れるようにすれば、胃が荒れた感じはなくなります。
その他の飲み方としては、ミルクを入れるのが胃を荒らさないための良い方法です。ミルクを入れることで、胃の粘膜を保護してくれるため、休憩時間などに飲むときは、ブラックではなくミルク入りのコーヒーが胃の刺激を抑えてくれます。
まとめ
コーヒーは飲み方によっては胃を荒らす飲み物にもなり得る飲み物であることは分かりました。
ただ、同時に消化を助ける効果もあることも分かりました。
また、コーヒーに含まれるクロロゲン酸は抗酸化作用があり、健康面でもよい飲み物であることが近年、注目されてきております。
食後にはブラックで、休憩時間や深夜の目覚ましにはお菓子を添えるか、ミルクを入れて飲むなど、コーヒーのことを良く知って、ほっと一息、至福のコーヒータイムを過ごしましょうね。
当店では、そういう意味でも「モーニングコーヒー」「食後のコーヒー」「3時のコーヒー」「コーヒーとフードペアリング」の用途で御用聞きをしております。
上記で申し上げたように、コーヒーに含まれるクロロゲン酸類が消化も促進してくれるし、空腹時には胃を荒らしてしまう原因にもなっていることから考慮して提案していることがあります。
実は、コーヒーに含まれるクロロゲン酸は浅煎りのコーヒーであればあるだけ含有量が多くなります。そして、逆に深煎りになればなるだけコーヒーに含まれるクロロゲン酸は消失して含有量が少なくなっていきます。
ですので、「モーニングコーヒー」や「コーヒー単体」を空腹時に飲む場合は浅煎りのコーヒーは避けて下さい!・・とお伝えしております。
このように、コーヒーが身体に与える影響の中で胃を荒らさないためのコツとして3つのポイントを踏まえて頂くと解消が出来ると思います。逆に、コーヒーを飲む際に消化作用を促進してくれるポイントも3つあります。
~~~コーヒーを飲む際に胃を荒らさないコツ~~~
①空腹時に飲むのを避ける
②ミルクなどを入れて飲む
③なるべく浅煎りのコーヒーを飲まない
~~~コーヒーを飲むことによって消化作用を促すコツ~~~
①食後に飲むこと
②そのまま何も入れずにブラックコーヒーで飲むこと
③なるべく浅煎りのコーヒーを飲むこと
上記がコーヒーを飲む際に胃を荒らさないコツとコーヒーを飲むことによって消化作用を促すコツになります。
実は、両方とも間逆な意味であり、このことからしてもコーヒーが促すものに対して、どのようなタイミング、どのようにして飲む、どのようなコーヒーを飲むに尽きるのです。
すべては、このコツを抑えれば身体に対して良い影響をもたらすことが出来ると思います。コーヒーに対する様々な魅力や当店が想うコーヒーの魅力に関してはホームページに記載しておりますので、ご興味のある方は是非ご観覧下さいね。
参考リンク⇒「コーヒー焙煎研究所わたるのホームページ」
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