【新入荷コーヒー豆】インドネシア産スマトラ島リントンニフタ地区の焙煎豆の味わいや特徴について

マンデリン ブルーリントン
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皆さん、こんにちわ^^

コーヒー焙煎研究所WATARUの焙煎師わたるです。

本日は、当店に加わった新入荷したコーヒー豆の特徴や味わいのご紹介をさせて頂きます。

マンデリン特有の風味が抜群に感じれるニューラインナップのコーヒー豆とは

また当店に素晴らしいラインナップのコーヒー豆が加わりました。今回も、素晴らしいサプライヤーからのご紹介でインドネシア産のコーヒー豆が新入荷しました。こちらの、インドネシア産コーヒー豆は当店ラインナップの中にはないフレーバーで、質の良い強いアーシーな感じの特徴があり味わえます。

  参考リンク⇒「インドネシア産コーヒー豆の特徴や味わいについて」

スマトラ島北部地域で生産されているマンデリンと名のつくものが広域になるためクオリティにバラツキがあるため、品質コントロールが非常に難しいとされているたま、このインドネシア産リントンニフタ地区では理想形のマンデリンを目指して生産や管理を行っております。

  参考リンク⇒「特定銘柄のマンデリンの定義や焙煎豆の風味や味わいについて」

具体的に、マンデリンのように広大な北部スマトラ島地域の小規模農家からの集約したものを使用するのではなく、リントン・二・フタ地区の限定された集荷業者からの原料のみ使用することによって理想形のマンデリンに近づき、濃縮した素晴らしいアーシーさが感じられることに成功しております。

それでは、今回から当店の仲間入りしたインドネシア産スマトラ島リントン・二・フタ地区のコーヒー豆のご紹介をさせて頂きますね。

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コーヒー生豆のプロファイル

生産国: インドネシア

栽培エリア: リントン・二・フタ地区

サプライヤー: エカヌサジャヤ社

標高: 1,200~1,400m

品種: ティピカ亜種他

精製方法: スマトラ式

こちらのインドネシア産スマトラ島リントン・二・フタ地区のコーヒー豆は、前途で申しましたように理想形のマンデリンを目指し幾度も徹底した入念なハンドピックを行い、高いレベルでの均一性を実現しております。

そして、原料であるインドネシアのスマトラ島リントン・二・フタ地区の限定された集荷業者からの原料のみを使用しており、他の地区のコーヒー豆は混ぜ合わせない徹底さがあります。産地において果肉を剥いて水洗まで行ない、ウェットパーチメントの状態でメダンの輸出業者工場(エカヌサジャヤ社)へ気温の低い早朝の時間帯に輸送されます。

そして、乾燥工程は輸出業者に入荷された原料はその日のうちに加工されます。ウェットパーチメントはまず3時間ほど(天候により変動)天日乾燥されます。その後は、脱穀機を使いパーチメントが剥かれていきます。パーチメントが剥かれグリーンの状態で床上げのスクリーンを用いた乾燥をしていきます。その乾燥工程の時間は、約2~3日程度を掛けて行います。

均一に乾燥された生豆は、人力により G1 レベルよりさらに厳密なスペックに基づき徹底して欠点豆が除去されていきます。これにより、強い甘味を保ちながらクリーンな味わいに仕上がっているのであります。

コーヒー焙煎のプロファイルとカッピングコメント

コーヒー生豆が届いてから、まずディスカバリー焙煎機によるサンプルローストを致しました。サンプルローストでは、どの程度でハゼが始まるのかと風味の質がどのような方向性のものであるかなど、本焙煎を行う際のポイントを幾つかチェックをしつつテスト焙煎を行いました。

予想以上に、ハゼる工程までにカロリーを与えないといけないことと、アーシーな風味が強かった部分があり、本焙煎前に焙煎計画を調整しました。

コーヒー焙煎プロファイル

投入温度: 190℃

排気タンパー: 「3」⇒「5」(最初は開き気味であり、7分くらいの豆が縮んでくるあたりの頃に、ニュートラル1つ前の5に閉める)

1ハゼ: 187℃開始

1ハゼタイム: 10:43開始

2ハゼ: 207℃開始

2ハゼタイム: 12:53開始

焙煎時間: 13:14終了

焙煎終了温度: 211℃終了

コーヒー焙煎直後のカッピングプロファイルと感想

豆量: 10g

挽き目: 細挽き

温度: 98℃

浸漬時間: 40分

コーヒー焙煎での過程の印象は、思った以上にカロリーが必要であったことと、強い風味が全面に表れやすいことであります。この2点は、次回の焙煎計画時に修正して強めな苦味と甘さの後から優しく感じるアーシーさをコーヒー焙煎によって仕上げていくことにしました。

浸漬時間(5分)⇒苦味を強く感じるがアーシーな風味も負けじと強く存在しており、アフターテイストに残り続けております

浸漬時間(15分)⇒温度が温かいくらいの状態になると、苦味だけでなく甘さも感じ広がり、熱いときよりも更にアーシーさを強烈に感じます

浸漬時間(40分)⇒完全に冷めてしまうと、苦味の中にスパイシーさとアーシーな風味が強烈に感じ、甘さと僅かな酸味も感じ風味を前面に感じつつバランスの取れた味わいに仕上がっておりました

まとめ

今回の、インドネシア産スマトラ島のリントン・二・フタ地区のコーヒー豆を理想形のマンデリンに仕上げるためにサプライヤーのエカヌサジャヤ社が徹底した管理と精製と生産に携わって極上の風味とポテンシャルに仕上がっているのであります。

その想いを引き継いで、当店で焙煎工程を経て、コーヒーのカップに注ぐところまでをディレクションさせて頂いております。とても気合いも入りますし、ポテンシャルも近年のスマトラ式コーヒーの中では群を抜いて素晴らしいものであるため、味わいや風味の表現の幅が広く楽しみつつ、素材の良さも消費者の皆さんに感じてもらえております。そして、何よりもスマトラ式コーヒーファンの方々を満足と感動を提供が出来ていることに、スタッフ一同喜びを感じております。

今後、当店のラインナップに加わりますので、苦味のコーヒーをお探しの方には是非一度ご賞味頂きたいコーヒーであります。当店の、詳しいアクセス地図などの情報は下記リンクのホームページに記載しておりますので、是非お越し下さいね。

  参考リンク⇒「コーヒー焙煎研究所わたるの店舗情報やアクセス地図は、こちらのホームページから」

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