ペルー産コーヒー豆のルーツや産地情報や特徴や焙煎後の風味や味わいについて

熊本ペルーコーヒー
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皆さん、こんにちわ^^

コーヒー焙煎研究所WATARUのわたるです。

本日も、張り切ってコーヒーの有益な情報やお役立ち情報をコーヒー好きな皆様にお届けしたいと思います。

今回のテーマは【ペルー産コーヒー豆のルーツや産地情報や特徴】のことについて詳しく記述させて頂きますね。

ペルー国の歴史や文化とは?

今回は、ペルーのコーヒー豆について様々な角度からお伝えしたいと思います。このペルーのコーヒーは丁度のタイミングで現在当店が卸し用のスペシャルティコーヒー豆を煎り上げております。甘い果実のような風味と南米特有のナッツ感もあり、素晴らしいコーヒー豆でもあります。本日は、このペルー産のコーヒー豆のことについてお伝え致します。

参考リンク⇒「スペシャルティコーヒーの評価尺度や定義について」

コーヒーは生産地によって味や香りの特徴があります。同じ国でも標高が違えば気候も変わり、コーヒー豆の特徴も違ってきます。ペルーという国がどこにあって、どのような地形や気候か、さらにはコーヒー豆がどのようにしてペルーに入ってきたかをペルーの歴史や文化とともに紹介します。ペルーは正式名称を「ペルー共和国」と言って南アメリカ大陸の西に位置し、コロンビア、エクアドル、ブラジル、ボリビア、チリと隣接する太平洋に面した国です。

スペインの植民地であったペルーの公用語はスペイン語で、その他に現地民が使うアイマラ語、ケチュア語が話されています。歴史的には紀元前から古代文明が栄え、1200年代には世界最大級の「インカ帝国」ができて以降、16世紀にスペインの植民地になるまで、独自の文化を築き上げました。インカ帝国の文化は現在でも数多く残っており、有名なところではマチュピチュやナスカの地上絵があります。

参考リンク⇒「南米エリアのコーヒー生産地の魅力や産地由来の風味や特徴について」

ペルーのコーヒー豆の歴史や生産地の情報とは?

前途で説明したように、ペルーはコロンビア、エクアドル、ブラジル、ボリビア、チリと隣接しており、そのほとんど国々が有名なコーヒー豆の産地でもあります。

参考リンク⇒「世界一のコーヒー生産量を誇る南米のブラジルコーヒーの歴史や特徴について」

ペルーの地形や環境は、高い標高のアンデス山脈やアマゾン川といった豊富な水量を持ち、気候も一日の寒暖差が激しく、湿度が高く、気温も20℃~30℃と、コーヒー豆の栽培に適しています。コーヒーの歴史はそれほど古くはありませんが、2010年に全米スペシャルティー・コーヒー協会(SCAA)の品評会で一位を獲得し、それ以降、ペルーにコーヒー栽培が広がりつつあります。

主な生産地にはフニン、クスコ、サン・マルティン、アヤクチョなどがあり、栽培法は有機栽培が中心で、全体の約3割を占めています。そして、精製処理のプロセスは非水洗式と水洗式の2種類があります。そのプロセスを経て欠点豆の混入量で格付けをしていきます。

参考リンク⇒「コーヒーチェリーの脱穀するプロセスで甘さと風味を存分に味わえるナチュラルプロセスとは」

上記でも述べておりますが、ペルーのコーヒー豆が流通される際の規格基準は欠点数で決定されます。具体的に言いますと、欠点数の多いものであればグレードが落ちます。コーヒー豆の中に不良な豆や欠点豆が少ない規格のロットのものは、グレードが高くなります。ペルーでは、グレード1~グレード5までの規格で流通されております。他にも、世界ではエチオピアでもこのように欠点数によってグレードが決定されております。

参考リンク⇒「エチオピア産コーヒー豆の歴史や焙煎豆の特徴や風味について」

ペルーのコーヒー豆の味の特徴や種類について

そして、肝心なペルーのコーヒー豆の味や香りの特徴についてですが、マイルドで甘みがあり、その中に程よい酸味を持っていて、さらに優しい苦味も感じられる、後味の良いコーヒーです。香りは柑橘系に近い、爽やかさが特徴があります。

ただ、これらすべては焙煎プロセスと焙煎度合いで風味や味わいは決まります。ペルー産のコーヒーは全般的に浅煎りに軽く仕上げると、程良い酸味と爽やかな柑橘類のような風味を感じます。そして、深煎りに仕上げていくとチョコレートのような濃厚な風味と苦味を感じさせてくれます。

やっぱり南米特有の風味や味わいの傾向は似ている部分もあり、ブレンドなどにも向いている落ち着いている万人受けするようなコーヒー豆になります。是非、皆様も一度ご賞味下さいね。今現在であれば当店でも期間限定でペルー産のスペシャルティコーヒーを提供しておりますので、気軽にスタッフにお尋ね下さいね。

参考リンク⇒「世界各国のスペシャルティコーヒーの定義や違いについて」

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ペルーでコーヒーを頼むと・・・驚きが!

最後に、ペルーのコーヒーについて、ちょっとした豆知識を紹介します。日本では考えられませんが、ペルーの大衆的なお店に行ってコーヒーを注文すると、出てくるのはコーヒーカップ(当たり前?)と醤油さしのような容器であります。

そして出てきたコーヒーカップにはコーヒーではなく「お湯!」であり、醤油さしのような容器には黒い液体、その正体は?黒い液体は濃縮されたコーヒーで、これをお湯の入ったコーヒーカップに自分の好みの濃さになるように入れながら飲むというスタイルのようです。

何故?このようなスタイルでのコーヒー文化が根付いているかといいますと、実はペルーでは良質のコーヒー豆はそのほとんどが外貨獲得のために輸出され、国内では安価なコーヒー豆が出回っているので、海外ではペルーのコーヒー豆は一定の評価を受けているものの、国内のコーヒー文化はまだまだ発展途上国と言えるようであります。コーヒーは全世界で楽しまれており、当店でもコーヒーの楽しみ方や魅力について詳しくホームページに記載しておりますので、ご興味のある方は是非ご観覧くださいね。

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