コーヒーの浅煎りVS 深煎りを徹底比較?!どちらが身体に良い影響を与えているか?

浅煎り深煎りコーヒー
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皆さん、こんにちわ^^

コーヒー焙煎研究所WATARUのわたるです。

本日も、コーヒー好きな皆様やコーヒーを愛して止まないコーヒー愛好家の皆様にとって有益なコーヒー情報をお伝えしていきたいと思います。

その今回の有益なコーヒー情報のテーマは【浅煎りコーヒーVS深煎りを比較して、どちらが身体に良い影響を与える】ことに関してお伝えしていきますね。

コーヒーの浅煎りとは?身体に与える影響とは?

当店にも、コーヒーの焙煎度合いは浅煎りから深煎りまでのラインナップがあります。今回は、この焙煎度合いが浅煎りか深煎りであるかで、身体に対してどのような影響を与えているかをお伝えしていきたいと思います。

コーヒー豆には、浅煎り、中煎り、深煎りがあり、それぞれに含まれる成分があります。良いところも悪いところもあり、健康上にも影響があります。味にも、それぞれに違うところもあります。皆さんは、浅煎り?深煎り?どちらが身体に良い影響を与えると思いますか? そのことについて詳しく今から書いていきますので、ぜひ最後までご覧くださいね。

 ⇒「コーヒーの焙煎度合いで最も浅めで軽いテイストのライトローストとは」

コーヒーが身体に良いとか悪いとかは、ある意味永遠に議論が尽きないテーマになっていると思いませんか?とある有名な大学の研究結果ではこうだとか、とある研究ではああだとか…そんな記事を読んでると、コーヒーって浅煎り深煎り、どっちが身体にいいのかしら?なんてふと考えたりしたことありませんか?コーヒーが身体に与える影響という切り口から、浅煎り・深煎りそれぞれが体に与える影響を考えてみたいと思います。

コーヒー豆の浅煎りとは、ハイローストを中煎りと考えたとき、それより浅い豆をおおまかに浅煎りと仮定しますね。焙煎度合いは、国や店によって異なりますので、これといった決まりはありませんが、私たちのコーヒー業界では色合いのL値の明度だけで焙煎度合いの定義をしております。

その定義で当てはめると、浅煎りは豆の色が薄くなり明るくなっていきます。そして、浅煎りの一番の特徴は、酸味です。浅煎りは酸味が強く、香りはフルーティな柑橘系になることが多いです。浅煎りのコーヒーには、覚醒作用、利尿効果、抗炎症作用があり、ダイエットに効果があるクロロゲン酸が多く含まれています。

 ⇒「浅煎りでコーヒー豆の風味や特徴を最も味わえる焙煎度合いのシナモンローストとは」

クロロゲン酸は熱に弱いため、焙煎すればするほど他の成分に変わっていきます。その為、クロロゲン酸が一番多く含まれているのは、浅煎りとなります。他にも、浅煎りには、トリゴネリンという神経系の成分も含まれています。神経系なので、物忘れ、認知症などに効果を促すことがあります。

知人は最近、物忘れが多くなってきたので、浅煎りのコーヒーを飲もうかなと、言っています。しかし、浅煎りは酸味がキツイので、酸味が口に合うかが心配と言われる方は多く居られます。焙煎度合いの軽い浅煎りのコーヒー豆は、明るい茶系の色なので見たらすぐわかりますが、本当に美味しい浅煎りコーヒー豆は熟度が高いコーヒーチェリーのみを収穫しておりますので、酸味がキレイで甘さが心地良く広がります。

そして、深煎りのコーヒー豆に比べ、豆の色が薄くなり明度が暗くなります。この色の違いで身体に与える影響が異なるのでしょうか?焙煎度合いでコーヒー豆が持っている成分は変わってきます。浅煎りのコーヒー豆が持つ主な成分は・・

・カフェイン

・クロロゲン酸

・トリゴネリン

・アミノ酸

などがあります。中でも“クロロゲン酸”には、ダイエット効果、糖尿病予防、アンチエイジング効果があるといわれております。美容に期待出来そうなものばかりですね。このクロロゲン酸は浅煎りコーヒー豆からの方が多く抽出される成分なのです。クロロゲン酸は、熱で分解されていきますので、含有量は断然に浅煎りに多く含まれております。

あと注目したい成分は“トリゴネリン”。こちら脳を活性化する成分で認知症に効くと言われています。長寿国家の日本には必要不可欠の成分なのかもしれません。そして、トリゴネリンは熱に弱いこともあり、焙煎時間の短い浅煎りコーヒー豆から多く抽出されるのです。

 ⇒「コーヒーに含まれるトリゴネリン成分は認知症予防に効果的?!」 

コーヒーの深煎りとは?身体に与える影響とは?

浅煎りのコーヒーに含まれているトリゴネリンは焙煎すると、ニコチン酸などに分解されます。ニコチン酸とは、ビタミンB群に属し、高脂血症の治療薬になります。そして、善玉を増やす働きがあります。コーヒーに含まれているカフェインは、深煎りになればなるほど、減っていきます。

カフェインは自律神経を刺激すると言われていますが、リラックス効果もあります。深煎りのコーヒーの香りをかいだ時、癒されませんか?実は、その香りにもリラックス効果があるんです。カフェインの取りすぎはよくありませんが、何でも過剰摂取はいけないというだけですので、適度なカフェインはホッと一息付きたいときなど、リラックスしたいときには必要ですので、適度なカフェインは取りたいですね。

その為に、深煎りのコーヒーはカフェインが比較的少ないので、おすすめします。深煎りコーヒーの味はと言いますと、酸味は少なく、そして苦みが強くなっています。代表的な深煎りコーヒーは、エスプレッソです。真っ黒で、とても苦いですよね。私は、過去に2度だけ飲みましたが、苦くて、それっきり飲んでいません。でも、その当時はコーヒーに砂糖とミルクをたっぷり入れて飲んでいた時期なので、ブラックが美味しいと思うようになった今は、エスプレッソも、美味しいと思えるかもしれませんね

しっかりと焙煎を行ったコーヒー豆の色は、重厚感のある黒に近い茶色になります。深煎りのコーヒー豆の主な成分は・・

・カフェイン

・ニコチン酸

・NMP(抗酸化作用)
・香りの鎮静作用

深煎りから検出される成分で注目したいのが“ニコチン酸”です。ニコチンと聞くとタバコ→身体に悪いと連想しがちですね。浅煎りコーヒー豆で注目した、トリゴネンという成分を加熱してできたビタミンが、ニコチン酸なのです。

このニコチン酸、血中コレステロールや中性脂肪を減らす働きがあります。動脈硬化の予防に役立っているのです。あまり聞いたことのない成分の“NMP(抗酸化作用)”。NMPにはストレス緩和したり、自律神経のバランスを改善してくれる効果があります。

 ⇒「コーヒーの苦味と甘さを楽しみたい方にオススメな焙煎度合いのシティローストとは」

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コーヒーの浅煎りと深煎りを比較?!どちらが身体に良い影響を与えているのか?

身体に良い影響を与えているのは、浅煎りの方が多くあるように感じます。その理由は、コーヒーに含まれる成分は焙煎すればするほど、減っていくことであります。浅煎りですと生の豆のフレッシュさが残っている分、成分も生きたままです。

栄養素で見ると、浅煎りですが、深煎りにも負けずと良い成分も残っていますし、何と言っても、リラックス効果はストレス社会にとっていい成分ですよね。淹れたてのコーヒーの匂いって、何とも言えない心地よさを感じませんか?今まで中煎りのコーヒーばかりでしたが、深煎りのコーヒーの香りに、癒されたくなってきました・・という方も多くいらっしゃいます。

コーヒーの浅煎りと深煎りの影響を見てみましたが、どちらにもそれぞれ良い成分や効果があることが分かりました。浅煎り深煎りどちらにもある成分“カフェイン”。カフェインには代謝率をアップさせ、脂肪燃焼効果があると言われています。浅煎り深煎りにかかわらず、コーヒーを飲むこと自体が身体に良い影響を与えているのではないでしょうか?

成分と身体への影響を理解したうえで、浅煎り深煎りを選択するのも良いのかもしれません。一概にどちらが良いと断言できないですね。当店にも、浅煎りコーヒー豆から深煎りコーヒー豆のラインナップがありますが、味の上でも一概にこれが良いとは断言ができないですよね。これを機に、是非店頭でも試飲をして見て下さいね。

 ⇒「コーヒー焙煎研究所わたるがオススメするフルーティーでキレイな酸味のあるエチオピアのコーヒーとは」

まとめ

結果は浅煎りと言いましたが、深煎りにもいいところはありますし、栄養素も変化していくだけですので、僅差で浅煎りだと私は思います。深煎りのコーヒーも、リラックス効果や善玉を増やす効果だったりと、いい所はたくさんあります。甲乙決め難いですね。

どちらのコーヒーも毎日飲みたいくらい健康にいいですしね。今回コーヒーが身体に与える影響について調べてみると、さまざまな研究結果がたくさんでてきました。それだけ習慣的にコーヒーを飲む人が多いのだと思いました。また、コーヒーを飲むことの罪悪感を払拭したい人も多いのかもしれません。これからまだまだ、面白い研究結果が出てくるのではと思っています。

コーヒーと身体に与える影響について、今後も注目していきたいですね。当店でも、浅煎りコーヒーから深煎りコーヒーまでのラインナップを常時取り揃えておりますので、味わいや風味の観点からも含めてお試し下さいね。当店のアクセス地図に関しては、詳しくはホームページに記載しておりますので、ご興味のある方は要チェック下さいね。

  参考リンク⇒「コーヒー焙煎研究所わたるのホームページ」

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