こんにちわ!!
コーヒー焙煎研究所わたるのWATARUです。
また暫くぶりのブログ更新となりました。
早く記憶があるうちに今春に伺ったエルサルバドル・ニカラグアのコーヒー豆買い付けツアーのことを記載せねばの使命感たっぷりであります。
そんな本日も、コーヒーを好きな方やコーヒー農園や買い付けなどにご興味のある方は、是非最後までご観覧下さいね。
目次
コーヒー農園巡りコーヒー豆買い付けツアー6日目・ニカラグア滞在5日目のこと
前回のブログの続きとおり、私は1日中炎天下の中コーヒー農園巡りをしていた結果またまた朝からの動物たちの大合唱を聞きながら一睡も出来ずにいました。
このときは6日間でまともに睡眠を取れているのが1日だけでした。
産地は朝から気持ちの良いくらいの晴天で産地巡りにはピッタリな日でした。
ただ、この日は農園巡りではなくドライミルの視察やカッピングがメインのスケジュールでした。
カッピングは集中力と感性が必要なので、この慢性寝不足の状態で大丈夫か不安でしたが、ニカラグアの空気を吸い込んだら元気が出てきました。
下記にコーヒー産地ツアー渡航1日目~5日目の記事のリンクも記載しておきますので、是非こちらもご観覧下さいね。
参考リンク①⇒「ニカラグア・エルサルバドルのコーヒー農園視察ツアー1日目・2日目の出来事」
参考リンク②⇒「ニカラグア・エルサルバドルのコーヒー農園視察ツアー3日目の出来事」
この日は早朝からクラウディアとティム夫妻の会社内にあるドライミル施設を視察させていただくことから1日が始まりました。
~~~ニカラグア滞在5日目スケジュール~~~
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ティムさんのドライミル視察
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各農園の買い付けカッピング会
クラウディア・ティム夫妻のドライミルを視察
こちらのティムのドライミルは緻密に計算された上での乾燥処理工程をされておりました。
その中でも徹底していた定温倉庫で常に温度管理をした上で、上記のようなタンクにコーヒーチェリーを真空状態で嫌気発酵を行っております。
さらに、その嫌気発酵を促す前に真空状態で二酸化炭素も注入してカーボニックマセレーションプロセスを行っております。
通常はアナエロビックでの発酵プロセスでも自然に発生する二酸化炭素を利用して発酵を促すのですが、このカーボニックマセレーションは予め二酸化炭素をタンク内にあるチェリーと共に浸漬状態にしておくことで発酵をコントロールしやすくしております。
その上、甘さやフレーバーなどを調整していくために温度や湿度なども管理することにより、さらに複雑で幅広いフレーバーを引き出すことが出来ます。
このような定温倉庫での管理や徹底した風味作りに関してのこだわりを視察させていただきました。
そのあとは、ティムの会社のカッピングルームにニカラグアの繋がりある様々な農園主が集まり各自のコーヒー豆を買い付けのためのカッピング会が開催されました。
買い付け用のカッピング会が開催されました
そのあとは、ニカラグアの各農園主や関係者がカッピングルームに集まり買い付け用のカッピング会が開催されました。
ここでは前日に訪問した「エウドロ・ギジェン」と「セルヒオ・ハキン」の農園分のカッピングセッションでした。
1セッション目はエウドロさんの「サンホセ・エスピリネオス農園」のコーヒー豆で、『マラカツーラ種』『カツアイ種』『ゲイシャ種』などのバラエティ豊富に種類がありました。
エウドロさんの農園は前日に夜が更けるまで視察をさせていただいてたので、思い出しながらじっくりとカッピングをさせていただきました。
産地でのカッピングは、どれも近い味や香りを感じるが質感や仕上がりが微妙に違いがあるので意識してカッピングを行わないとスピード感に流されて見分けがつかなくなります。
このときも短い時間の中で10種類近くカッピングを行いました。
そのあと2セッション目はセルヒオ・ハキンさんの農園のコーヒーを8カップ程カッピングを行いました。
コーヒー豆のラインナップは『カチモール種』『カツーラ種』『イエローカツアイ種』『マラカツーラ種』でプロセスが『ウォッシュド』『ハニー』があり発酵プロセスも『好気性発酵』『嫌気性発酵』『カーボニックマセレーション』や様々にあり、、悩みました。。
ただ、ここでは1つだけ飛びぬけたスコアで88点以上はあるものがあり、即交渉で予約させていただきました。
このような気に入ったものをその場で交渉して購入出来るのも産地買い付けの楽しさや醍醐味ですね。
今回購入させていただいたロットや数ロットしかなく、この現地買い付けだから購入出来るものだったので産地買い付けに来た甲斐があるものでした。
まぁ、、あとはこのマラカツーラ種という大粒のスクリーンサイズの焙煎を上手く出来るかが心配ですが。。笑
ここで数時間掛けてのカッピングセッションは睡眠不足の私には堪えました。
この日の予定はこの買い付け用のカッピングセッションで終了でしたので、ホッと一安心でした。
カッピング会後の午後のランチ
この日はスケジュールが詰まっていなかったのでランチをゆっくりと堪能が出来ました。
ニカラグアでの食事は基本的に1回が長くゆっくりとします。
このときは2時間くらい掛けて食べたあとに談笑が続きゆっくりとした時間を味わえました。
そのあとは、ティムさんの自宅と農園に行くことが急遽決定したのですが、私は不眠不休が続いていたので先にホテルに戻り就寝させていただきました。
ホテルに戻りお馴染みのトーニャビールとプリングルスを食べて一息して意識を失い爆睡してました。
そして、また7日目の朝が動物たちの鳴き声と共にスタートしました。。