エクアドル産コーヒー豆の歴史や特徴や焙煎後の風味や味わいについて

熊本エクアドルコーヒー
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コーヒー焙煎研究所WATARUのわたるです。

本日も、コーヒー好きな皆様やコーヒー愛好家の皆さんにとって、コーヒーのためになる情報をお伝えさせて頂きたいと思います。

今回のテーマは【エクアドル産コーヒー豆の歴史や生産地や特徴】のことについて解明していきますので、最後までご観覧下さいね。

エクアドル国の歴史や文化とは?

本日も張り切って皆様にコーヒーの有益な情報をお伝え致しますね。当店では、現在8カ国のコーヒー豆を常時提供しておりますが、他にもその時旬なコーヒー豆を随時取り寄せて期間限定で提供しております。当店でも、たまにスポット的にエクアドルコーヒー豆を焙煎して提供することがあります。本日は【エクアドル産コーヒー豆の歴史や生産地や特徴】のことについてお伝えさせて頂きますね。

コーヒー豆は生産地の地形や気候によりそれぞれ味や香りに違いがあります。コーヒー豆の起源がありますが、そのコーヒー豆がエチオピアから全世界に伝わっていきました。それが中南米などの赤道に近い、高山のある国に広がっていきました。エクアドルもその国のひとつで、コーヒー豆の栽培に力を入れており、主な産業として位置づけられております。

ここではエクアドルとはどんな国か、そしてコーヒー豆の栽培が始まったきっかけは何かなどを紹介していきます。エクアドルは南アメリカ大陸の太平洋面した、日本よりも少し小さな面積の国で、正式名称を「エクアドル共和国」といいます。

参考リンク⇒「南米大陸エリアでのコーヒー栽培生産国のコーヒー豆の特徴とは」

「エクアドル」とはスペイン語で「赤道」を意味していて、その名の通り赤道直下に位置する国です。アンデス山脈が国土を通り、大部分が山岳地帯に覆われています。エクアドルの歴史は古く、世界最古の遺跡といわれる遺跡が発見されており、紀元前12,000年頃にはすでに人類が存在していたことが確認されています。

その後15世紀になると絶大な勢力を持ったインカ帝国に吸収され、そのインカ帝国の衰退をきっかけに、1526年スペインのフランシスコ・ピサロの軍によって攻め込まれ、植民地となりました。スペインの支配は非常に過酷であったため、徐々に独立の気運が高まり、1830年に独立宣言しました。

エクアドルにはダーウィンの進化論で有名なガラパゴス諸島があり、ここは観光の名所でもあります。エクアドルの文化はスペインの植民地時代にスペインを始め、ヨーロッパの文化が取り入れられ、それと原住民の文化とが融合して独自の文化を創り出しています。

音楽では6/8拍子と3/4拍子が混じったパシージョが有名で、これはヨーロッパのワルツがルーツで、これがエクアドル風にアレンジされてできたものです。建造物では首都キトにあるラ・コンパーニア聖堂が有名です。世界で初めてユネスコ世界遺産に登録された旧市街地にある、地元民にあいされ、また多くの観光客が訪れる人気のスポットです。

同じ帰途にある、ミタデルムンド(Mitad del Mundo)は赤道が通る国として建てられた赤道記念碑公園で、実際に赤い線が引かれていて、訪れた人はみなこの線をまたいで記念撮影をしています。食文化では沿岸地方では魚介類や世界一の生産国を誇るバナナを使った料理が中心で、山岳部ではトウモロコシや米が中心であるようです。

参考リンク⇒「アラビカ種コーヒー豆の歴史や伝播について」

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エクアドルのコーヒー豆の歴史や生産地の情報とは?

そして、つづいてエクアドルのコーヒー豆の歴史についてですが、最初にコーヒーの木が持ち込まれたのは19世紀にフランスの探検家がブルボン種を持ち込んだと言われています。もともとコロンビアやペルーといった、コーヒー豆の生産地に接している国なので地形や気候も似ており、コーヒー栽培には適していたのです。

参考リンク⇒「コロンビア産コーヒー豆の歴史や産地情報や味の特徴について」

参考リンク⇒「ペルー産のコーヒー豆の味わいや風味の特徴について」

火山が多いアンデス山脈の火山灰質のミネラルを多く含む土壌と、赤道付近の高山地帯の特徴である、一日の寒暖差が大きいなど、コーヒー豆の栽培に適しています。その後、コーヒー豆の栽培は拡大していき、産業の中心となっていきます。エクアドルのコーヒー豆の栽培で珍しいのは、多くの国がアラビカ種のみを栽培しているのに対し、主にインスタントコーヒーの原料に使われているロブスタ種の栽培も行っております。

その比率はアラビカ種6割に対してロブスタ種が4割と非常に高い割合になっています。エクアドルではコーヒー豆の栽培の他にもバナナやカカオなどの栽培も盛んに行われています。

参考リンク⇒「ロブスタ種コーヒー豆の歴史や伝播について」

エクアドルのコーヒー豆の味の特徴や種類について

エクアドルのコーヒー豆の味や香りの特徴は、ナッツのような香りと、ほどよい苦味と酸味とコクのバランスがとれていて、マイルドな味が特徴的であります。そのため、後口がさっぱりしているのもエクアドルのコーヒー豆の特徴です。この辺りは、南米特有の風味や味わいに近い部分があるともいえます。ブラジルやボリビアやペルーなども同様に近い風味や味わいを感じます。

参考リンク⇒「コーヒー生産大国のブラジルコーヒー豆の歴史や栽培地情報や味わいの特徴について」

エクアドルのコーヒー豆の主な生産地は次の通りです。アラビカ種のコーヒー豆を国内で一番多く生産しているマナビ地方は沿岸部に近い所にあり、そのため比較的低いところで栽培されています。生産量は国内の約50%を占めていて、重要な産地のひとつです。標高は200m~700mとコーヒー栽培としては低いのですが、それでもおいしいコーヒー豆が栽培されています。

次に生産量が多いのはロハ地方で、国内の約20%がここで栽培されています。ロハ地方はエクアドルの南部に位置し、栽培地の標高は1000m~2000mと栽培には最も適した高さです。そのため品質が高く、国内の品評会では何度も優勝しております。

あと、エクアドルで名を馳せて有名な銘柄といえばアンデスマウンテンであります。アンデスマウンテンはその名のとおりアンデス山脈で栽培されているコーヒー豆であります。アンデス山脈でのコーヒー栽培は標高が高い位置にあるため昼と夜の寒暖差があり、コーヒーチェリーがゆっくりと成熟していくことと火山の土壌であり甘さと柔らかな上質な酸を兼ね備えているコーヒー豆に仕上がります。

そして、焙煎度合いもミディアム~ハイローストで仕上げると香ばしさと甘さがありエクアドルらしいローストナッツのようで柔らかい酸味と苦味を味わえます。当店には、定期的に限定豆として提供することもありますので、気軽に店頭スタッフにお尋ね下さいね。

参考リンク⇒「コーヒー豆の焙煎度合いのミディアムローストの定義と味わいとは」

参考リンク⇒「コーヒー豆の焙煎度合いのハイローストの定義と味わいについて」

まとめ

今回、ご紹介してきたエクアドルのコーヒー豆は比較的に飲みやすく、日本人に合う味に仕上げ易いコーヒー豆でもあると思います。あまり浅煎りになり過ぎずに、かといって深煎りにも偏り過ぎずに仕上げて焙煎するとエクアドルの良さを感じられると思います。

身の周りではまだあまりメジャーではないかもしれませんが、お店でエクアドルのコーヒー豆を見かけたら、ぜひ一度試してみてはいかがですか。当店にも、エクアドルコーヒー豆は定期的に提供することもありますので、是非お試し下さいね。

コーヒーの魅力やコーヒーへの想いについては、当店ホームページに詳しく記載しておりますので、ご興味のある方は是非ご観覧下さいね。

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