ラオス産コーヒー豆の歴史や栽培地情報と焙煎豆の風味や味わいについて

熊本コーヒー
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皆さん、こんにちわ^^

コーヒー焙煎研究所WATARUのわたるです。

本日も、コーヒー大好きな皆さんやコーヒー愛好家の方々にとって有益なコーヒーに関する情報をお伝えしていきたいと思います。

その有益なコーヒー情報の今回のテーマは【ラオス産コーヒー豆の歴史や栽培地情報や特徴】についてのお話しをさせて頂きますね。

ラオス国の歴史や文化とは?

今回も世界各国のコーヒー生産地のコーヒー豆の特徴のことなどをお伝えさせて頂きたいと思います。当店でも、ここ数年はこの生産地のコーヒー豆を取り寄せて提供したことがある馴染みのあるコーヒー豆でもあります。その今回のテーマのコーヒー豆は【ラオス産コーヒー豆の歴史や栽培地情報や特徴】についてであります。ご興味のある方は、是非近年のアジア地域の素晴らしいコーヒー生産国のラオス情報を含めた記事を最後までご観覧下さいね。

参考リンク⇒「世界中から注目されているコーヒー豆のインドネシア産コピルアクコーヒー豆について」

皆さんは、ラオスと聞いて何をイメージしますか?日本ではあまり認識の少ないラオスですが、意外にも日本との関わりも深い国です。そんなラオスですが、コーヒー豆の栽培もおこなわれています。こちらも日本ではあまり知られていませんが輸出もされています。当店でも、直接ラオス現地の方からサンプルを頂き焙煎をしたことも提供したこともありますが、とても素晴らしい豆でありました。

ラオスとはどんな国か、そこで栽培されるコーヒー豆、それらの歴史と生産地について、さらにはそこで栽培されるコーヒー豆の風味はどんなものか、それらについて紹介します。ラオスはインドシナ半島にあり、タイ、ベトナム、カンボジア、ミャンマー(旧ビルマ)に囲まれた海のない国です。

正式名称は「ラオス人民民主共和国」といい、首都はビエンチャン、国土の面積は日本の約6割にあたる26万7千平方メートル、人口は約700万人で産業の中心は農業です。ラオスの歴史は近隣諸国との勢力争い、フランスの植民地時代、内戦から独立の時代などに分けられます。

その他に日本との大きな関わりもあります。インドシナ半島にはさまざまな民族がいて、勢力争いが19世紀半ばまで続きました。19世紀半ばにはラオスはタイの支配下にありましたが、そのころフランスがインドシナ半島に進出します。フランスとタイとの間に戦争が起こり、その結果、ラオスはフランスの保護国となります。

フランスの植民地時代を経て、第二次世界大戦中は日本の支配下になりました。第二次世界大戦が終結した年の1945年には日本の後ろ盾により独立宣言をしましたが、フランスがこれを認めず、再びフランスの支配下となりました。

ラオスが完全に独立したのは1953年ですが、その後、アメリカとのベトナム戦争に巻き込まれ、多大な被害を受けました。その後、内戦を繰り返してようやく1975年にラオス人民民主共和国が建国されました。現在ラオスは中立国として認められています。

また、日本との関わりも強く、ラオスの第一の支援国は日本なのです。ラオスの文化ですが、隣国のタイや中国、インドなどから仏教の影響を強く受けています。そのためラオスには多くの寺院があり、その中でも「プラーサート・ワット・プー」は2001年に世界遺産に登録されています。

植民地だったフランスなどの影響も強く受けています。そのひとつに「カオチーパテー」というのがあります。ラオスでは朝ごはんの定番ですが、これはフランスパンを使ったサンドイッチであります。

参考リンク⇒「タイ産コーヒー豆の歴史や焙煎豆の風味や特徴について」

ラオスのコーヒー豆の歴史や生産地の情報とは?

ラオスのコーヒー豆の歴史は割合に浅く、1915年フランスの植民地時代にフランス人によって苗木が持ち込まれました。当初はインスタントコーヒーの原料となるロブスタ種が中心でした。その後、高価で取引されるアラビカ種の栽培が始まり、現在は約3割がこのアラビカ種です。

 コーヒー栽培の中心となる生産地は南部のボーラウェン高原で、全体の9割ほどがここで栽培されています。ここは高い標高で一日の寒暖差が大きく、過去に火山が噴火したため、ミネラルなどを多く含む火山灰土で品質の良いコーヒー豆が栽培されております。

参考リンク⇒「コーヒー豆2大品種のアラビカ種の歴史やルーツについて」

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ラオスのコーヒー豆の味の特徴や種類について

すでに紹介したように、ラオスのコーヒー豆は約7割がロブスタ種で、アラビカ種は外貨獲得のために輸出に回されるため、国内で飲まれるのはロブスタ種が多いようです。そのため、そのままでは飲まれず砂糖やミルクなどを入れて飲まれるのが一般的です。

一方、輸出されるアラビカ種のコーヒー豆は海外で高評価を受けています。特徴はやさしい味で爽やかな酸味と素朴な苦味の飲みやすいコーヒーです。日本でもわずかですが輸入されておりますので見かけたらぜひ一度、試してみてはいかがでしょう。当店でも、定期的にこのラオス産コーヒー豆は仕入れて焙煎させて頂いておりますが、深煎りなどに仕上げると濃厚なミルクチョコのような風味を感じつつ良質な甘味を持ち合わせております。

このように高品質で高評価のラオスのコーヒー豆、今後は輸出量も増加していって、日本でも普及していくと予想されております。コーヒー豆の栽培地に関しては、東南アジア圏は現在とても高品質で量産していっておりますので、世界中から注目もされております。

参考リンク⇒「中国産コーヒー豆の歴史や焙煎豆の特徴について」

まとめ

今回も、ご説明したように年々とアジア圏のコーヒー豆のクオリティは上昇してきております。今までは、アメリカ大陸やアフリカ大陸など日本から程遠い地域のコーヒー豆ばかりでした。ただ今後は、日本にも馴染みが深い比較的に近距離であるアジア圏の良質なコーヒー豆が多く輸入されてくると思いますので、是非皆様もご賞味してみて下さいね。

当店でも、魅力的なアジア圏での生産地のコーヒー豆をどんどん提供していきたいと思いますので、ご興味のある方は遠慮なく店頭スタッフにお尋ね下さいね。店頭にも世界各国の魅力的なコーヒー豆があり、コーヒーの想いや魅力についても熱く記載しているホームページも御座いますので、ご興味のある方は是非ご観覧くださいね。

  参考リンク⇒「コーヒー焙煎研究所わたるのホームページ」

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