中国産のコーヒー豆の歴史や特徴や焙煎豆の風味や味わいについて詳しくまとめてみました

熊本コーヒー中国
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皆さん、こんにちわ^^

コーヒー焙煎研究所WATARUのわたるです。

本日も、コーヒー好きな皆様やコーヒー愛好家の皆様にとって素晴らしく有益なコーヒーに関わる情報についてお伝え致したいと思います。

今回のテーマは【中国産のコーヒー豆の特徴や栽培地情報】のことになります。

中国の歴史や文化とは?

当店はコーヒー豆の専門店ですので、毎日世界各国の様々なコーヒー豆を焙煎をして提供しております。ただ、当店はテーマがありますので、そのテーマ以外のコーヒー豆を焙煎することは委託焙煎業務や卸し豆販売の時以外は触れることはありません。今回の中国のコーヒー豆は以前に数回の焙煎をした程度で、そこまでの記憶はありませんが、近年のアジア地域でのコーヒー栽培によるクオリティは年々伸びているそうなので興味がありました。

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前途で述べた当店のコーヒー豆を提供する基準は、

1、汚れのないキレイなカップ

2、甘さの余韻が続くカップ

3、風味特性が明確なカップ

・・であります。この上記3つの基準が満たされていることが、当店の提供するコーヒー豆の大前提である条件であります。今回のテーマでもある中国産コーヒー豆も年々とクオリティも生産量も増加して上がってきていると聞いておりますので楽しみであります。今回はそのような【中国産のコーヒー豆の特徴や栽培地情報】のことについてお伝えさせて頂きますね。

中国でコーヒーを思い浮かべる人は少ないと思いますが、近年は中国にもコーヒーの文化が普及し始めております。また、コーヒー豆の生産も行われるようになり、今後、中国もコーヒーの生産地として有名になっていくと思われます。

ここでは中国にコーヒーが入ってきた経緯や生産地はどこか、さらには中国産コーヒー豆の味や香りの特徴などを紹介します。中国は正式名称を「中華人民共和国」といい、その歴史は古く、よく「中国4000年の歴史」と表現されておりますね。

世界第3位の広さの国土に世界一の人口と超大国ですが、この広大な土地のため、いろいろな勢力が台頭しては衰退、その繰り返しが中国の歴史といえます。中国の紀元は農耕時代に始まります。2大文明といわれる黄河文明、長江文明はそれぞれ中国を代表する大河の流域を中心に発展しました。

中国最初の王朝といわれる殷王朝は紀元前17世紀から紀元前11世紀半ばにかけて黄河中流域を支配していました。殷王朝を破ってできた周王朝、春秋・戦国時代を経て、紀元前221年に秦が中国大陸を初めて統一しました。

有名な万里の長城は秦の始皇帝により造られたと思われていますが、実際はそれ以前に造られていたものを直したにすぎません。さらに、現在残っているレンガ造りの長城になったのは15~16世紀頃の明の時代です。

次に中国を統一したのは漢(前漢)で紀元前202年、紀元23年には漢を滅ぼした新に代わり後漢を復活させました。日本史でよく知られる金印はこの時の王朝から当時の委奴国王に与えられたものです。その後、魏・蜀・呉の三国時代、晋、南北朝時代、聖徳太子が小野妹子を派遣した随、西遊記の時代である唐、水滸伝の時代の宋など次々と王朝が変わっては衰退する繰り返しでした。

1644年に清国が明王朝に代わって台頭、日本とは日清戦争を交えたことで知られています。清国は辛亥革命を機に衰退し、1912年に孫文が大統領となって中華民国が成立しました。しかし、中華民国は勢力が弱く、成立後も事実上分裂状態で、他国からの侵略が行われました。

そのころ蒋介石の国民党と毛沢東の共産党が対立し、日中戦争のため一時は内戦停止をしていたものの、戦争が終わると再び対立が始まり、国民の支持を得た毛沢東の共産党が1949年に中華人民共和国を建国しました。このように不安定な王朝国家が次々と入れ替わった中国ですが、文化の面ではやはり中華料理が一番に挙げられます。

食の宝庫といわれる中国の食文化は世界にその影響を与えています。古くから煮る・焼く・炒めるなどの調理方法があり、食材も穀物・肉・野菜・魚など様々なものが使われます。その地方で独特の調理方法があり、広東料理、四川料理、北京料理上海料理、などそれぞれの気候風土に合った料理が有名です。

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中国のコーヒー豆の歴史や生産地の情報とは?

中国といえばお茶を連想する人が多いと思います。日本で仕事の合間、おもてなしのときなど様々な場面で緑茶を飲んだり、人にすすめたりするのと同様に、中国ではウーロン茶やプーアル茶などが飲まれています。

 ⇒「コーヒーとお茶が身体に与える影響を徹底比較してみました」

そんな中国のコーヒー栽培の歴史はそれほど古くなく、20世紀のはじめに政府主導で始められました。初めてコーヒーの木が植えられたのは雲南省の思芽(シモン)区でしたが、うまく進まず民間企業へと移っていきました。その後、民間企業で名を挙げたのは「ネスレ」でした。

1988年より雲南省で実験栽培を始め、その後本栽培となってからは順調にその生産量を増やしていきました。2009年にはネスレは雲南省のプーアル市との協力体制を結び、人材の育成、技術開発など、コーヒー産業の発展に協力しました。そうして今ではコーヒー豆の生産地として有名になり、世界の有名コーヒーメーカーが進出するようになりました。

プーアル市はもともとお茶やたばこの産地でしたが、たばこの栽培農家がコーヒー栽培に移っていきました。なぜここがコーヒー豆の栽培地として発展したかというと、ここはコーヒー豆の生産地として有名な中米と環境が似ていて、標高は900m~1,200mと高く、一日の寒暖差が大きいというコーヒー栽培には適した地形です。現在では中国のコーヒー栽培の約95%がここ雲南市で行われています。

中国のコーヒー豆の味の特徴や種類について

中国で栽培されるコーヒー豆の特徴はどのようなものでしょう。繊細で透明感のある爽やかな口当たりでクセのない、飲みやすい味です。ナッツを思わせる香ばしさで、コーヒーが苦手という人でも飲めそうなコーヒーです。

生産のほとんどが雲南省ですが、豆の種類は小粒種で普通のコーヒー豆より小さいのが特徴です。この小粒種のコーヒー豆に改良を加えることで、現在の品質の良い美味しいコーヒー豆が出来上がったのです。

当店でも、定期的に皆さんに世界各国のコーヒー生産地の風味を知って頂くために様々な種のコーヒー豆を提供しております。この中国のコーヒー豆も近年の噂も聞いておりましたので、今月の特選豆のコーナーで提供を検討しておりますので、また品質が当店基準に整いましたならお楽しみ下さいね。

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まとめ

中国のコーヒー産業は著しい発展を遂げています。近年中にはブラジルなど世界のコーヒー豆の大生産地に近づく、あるいは追い越すのではないかとも言われています。近年は、世界的にコーヒーベルトといわれる地区でも温暖化過ぎるくらいの温度上昇が問題で、少しづつ赤道からの国々からコーヒーベルトがズレいくと囁かれております。

ですので、近年は当店でもアジア地域のコーヒー豆をサンプルで頂くことが多くなってきました。もちろん中国のコーヒー豆も視野に入れておりますので、是非皆さんも世界各国のコーヒー豆を店頭にてお楽しみ下さいね。試飲も全種類出来ますので、店頭スタッフに気軽にお尋ね下さいね。世界各国のコーヒーの魅力や素晴らしさを伝えているコーヒー教室のことなどの情報は、詳しく当店ホームページに記載しておりますので、ご興味のある方は是非ご観覧くださいね。

  参考リンク⇒「コーヒー焙煎研究所わたるのホームページ」

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