南米ボリビアのコーヒー豆の歴史や生産地や焙煎豆の味わいについて

ボリビアコーヒー特徴
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毎回、様々な角度からのコーヒーのためになる情報をお伝えさせて頂いておりますが、今回のテーマは【ボリビア国のコーヒー豆の歴史や生産地や味わい】について記述させて頂きたいと思います。最後まで読んで頂ければ幸いです。

ボリビア国の歴史や文化とは?

当店では、世界各国のコーヒーベルトで結ばれているコーヒー生産国のコーヒー豆は常に各地から取り寄せてサンプルローストを繰り返しております。素晴らしい状態のコーヒー生豆であれば取り扱いさせて頂き、当店独自の焙煎プロセスと抽出理論で素晴らしいコーヒーを作り出しております。そして、今回のボリビア国のコーヒー豆は想い出のある素晴らしい生産国のコーヒー豆でもあります。今回は、その素晴らしいボリビア国のコーヒー豆や歴史なども含めてお伝えさせて頂きますね。

  参考リンク⇒「コーヒーベルト内にある世界各国のコーヒー生産事情について」

皆さんは、ボリビアのコーヒー豆といわれてピンときますか?なかなか聞き慣れない生産国のコーヒー豆だと思います。日本のコーヒー好きな方の中では、ブラジルやグアテマラやコロンビアなどの国のコーヒー豆が有名になっておりますが、これらに比べると、あまりメジャーではないかもしれませんね。でも、飲んでみると複合的なフレーバーを持つ素晴らしいコーヒー豆のボリビア国、今回はこのコーヒー豆の特徴や、生産地であるボリビアの歴史や文化について紹介します。

ボリビアは南米大陸の、ブラジルやペルーに隣接する、国土の3分の1をアンデス山脈が占める高山国です。ボリビアの首都、ラパスは世界一高い所にある首都と言われていて、その標高は3,500mを超えています。ボリビアはかつてのインカ帝国の一部であり、その後、16世紀にスペイン人が豊富な銀や錫資源を求めて侵攻し、銀や錫の採掘が続いている間、街は繁栄しました。この、スペイン人が移住して繁栄した街並みは今に残っており、1987年には世界遺産に登録されています。

  参考リンク⇒「ブラジル産コーヒー豆の歴史や焙煎豆の風味や特徴について」

植民地時代にはボリビアはアルト・ペルーと呼ばれており、先住民は銀山での採掘のため、スペイン人に強制労働を強いられ、多くの人々がなくなりました。アルト・ペルーは1825年にスペインから現在の国名であるボリビアとして独立しました。しかし、その後の政権は安定せず、19世紀半ばにボリビアはペルーと連合を組んでチリと「太平洋戦争」を起こしましたが、チリに敗戦し他結果、ボリビアは太平洋側の土地を奪われ、海のない国となってしまいました。

そのような歴史的背景もあって、ボリビアの文化の特徴はコロニアル建築物が世界遺産に登録されているのを代表に、欧州風の建造物や文化が取り込まれています。また、先住民族の色彩豊かな民族衣装、フォルクローレ音楽、民間信仰など特色ある民族文化も根強く残っています。ボリビアはまた観光資源も多く、代表的なウユニ塩湖は多くの観光客が訪れています。

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ボリビアのコーヒー豆の歴史や生産地の情報とは?

ボリビアはコーヒー豆では有名なブラジルに隣接していて、やはりコーヒー栽培に適した地形や気候を持っています。当店でも、最初の印象はブラジルに近い風味と味わいと感じておりました。ボリビアのコーヒー栽培の歴史は、先に紹介したスペインの侵攻時にスペイン人によって始められました。しかし、ボリビアは首都ラパスが3,500mを超えるように、コーヒー栽培には標高が高すぎる地形が多く、コーヒー栽培に適した標高1,000m~2,000mの斜面で主に栽培されるようになりました。有名な生産地では、首都ラパスの北東に位置するユンガス地方が第一に挙げられます。ここで栽培されるコーヒーはボリビアのコーヒー豆生産量のおよそ90%を占めています。

  参考リンク⇒「当店で人気のブラジル産ミナスジェライス州ドゥアスポンチス農園のコーヒー豆について」

特にコパカバーナ農園のコーヒー豆は質の良いものとして輸出されています。このコパガーナ農園のコーヒー豆は当店にも現在も在庫があり、しばらく提供していたコーヒー豆であります。様々な顔色のフレーバーを多彩に持っており、とても好評でありました。そして、その他にも生産量はユンガス地方にはおよびませんが、ボリビアで2番目の都市、サンタクルスの近郊にあるブエナビスタ町では高品質のコーヒー豆が生産されています。ただし、これらのコーヒー豆はそのほとんどが海外に輸出されているので、国民はあまり高品質のコーヒーを飲むことは少ないようです。

ボリビアのコーヒー豆の味の特徴や種類について

ボリビアのコーヒー豆の種類は主にティピカ種が多く栽培されております。ボリビアのコーヒー豆輸出量90%を占めるユンガス地方のコーヒー豆の特徴は、上質な酸味と口に残る甘味のある後味、華やかな香りと高評価を得ています。当店でも、何度も焙煎しておりますが浅煎りでは柑橘類の華やかな酸味とナッツを思わせるようなフレーバーが混在しております。ですので、このボリビアのコーヒー豆はフレーバーの相性やポテンシャルを考えて焙煎しなければ良質な酸を狙うことも出来ないし、明るさとコンプレックスなフレーバーの表現を明確にするために狙った焙煎プロセスが必要になります。

そして、抽出する際も狙って華やかさを感じさせる液体にするか、ボディを感じさせつつアフターに響くような液体にするかも考えさせられます。このボリビア国のコーヒー豆のポテンシャルは充分に良いので、あとは焙煎プロファイルと抽出プロファイルを明確に狙わないと、この高品質ボリビアコーヒーを活かせないと思います。

  参考リンク⇒「コーヒーの評価尺度が明確でカッピングするためのスキルについて」

まとめ

前途でご紹介してきたように、ボリビア国のコーヒー豆はまだ聞き慣れないあまりメジャーではありませんが、味や香りが素晴らしいコーヒーであることは間違いありません。当店でも、まだ生豆の在庫もありますので、気になる方は是非気軽にお声掛け下さいね。当店ホームページには、コーヒー教室の詳しい情報を記載しておりますので、ご興味のある方は是非ご観覧下さいね。

  参考リンク⇒「コーヒー焙煎研究所わたるのホームページ」

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