コーヒー焙煎豆はそのまま食べても栄養素があるって本当なの?

熊本コーヒー豆
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皆さん、こんにちわ^^

コーヒー焙煎研究所WATARUのわたるです。

本日も、コーヒーの有益な情報やコーヒーのちょっとした豆知識のことなど、コーヒーに特化した情報をお伝えしていきたいと思います。

今回のテーマは【コーヒー焙煎豆はそのまま食べても栄養素がある】ことについて記述していきますね。

コーヒー豆の生豆と焙煎豆の成分の違いとは?

当店には、コーヒー豆を家で淹れて飲む人が大半で購入されていかれますが、たった一人の方だけは飲用だけでなく食べるコーヒー豆用で焙煎豆を購入していかれます。その方曰く、コーヒー豆はそのまま食べても美味しいからということであるようです。その方は、周りの方にもお土産で食べるコーヒー豆用で当店のコーヒー豆を配っていらっしゃいます。

当店が運営している喫茶店でも、スイーツの上にトッピングして提供するときに焙煎豆は使用することはあります。甘いクリーム系のスイーツやチョコレート系のスイーツには相性抜群であります。そして、特にミディアムロースト以降の焙煎豆であったほうが、豆も固すぎずに香ばしさが丁度良く感じます。逆に、あまり深煎り過ぎるコーヒー焙煎豆を使用するとコーヒーの油分が外側にコーティングしてしまい時間が経つごとに風味を損なう原因になりますので注意が必要になります。

このように、皆さんはコーヒー豆をそのまま食べるというのを、発想して考えたことはありますか?ほとんどの方は、焙煎してコーヒーとして飲むと思いますが、そのまま食べるという考え方もあります。渋くて苦くてというイメージが強いと思いますが、実際はどうなんでしょうか?

今から、コーヒー豆をそのまま食べるとどうなるのか、ということを実体験や検証データを基に記述していきたいと思います。初めに、コーヒー豆の生豆について書いていきますね。基本的な生豆には、水分が9~13%含まれています。しかし、水分は直接コーヒーの味に影響を及ぼすものではありません。カフェインは、全体的なアラビカ種で0.9~1.4%くらい含まれていますが、豆の種類によっては、それ以上の含有量もあり様々であります。

コーヒーの苦みは、カフェイン由来からきているものもあり、カフェインが多く含まれているコーヒーほど、苦味の比重も多くなりますが、他にも褐色色素の要因が大きくショ糖がカラメルと化してアミノ酸が熱反応を起こして生成されたものと重合して、更なる褐色色素を作り出して苦味を増していきます。

そして、クロロゲン酸類という酸味と苦みを持つ成分があります。アラビカ種で、6.2~7.9%で、カネフォラ種は7.4~11.2%となっています。少糖類は、ショ糖を始めとする少糖類は焙煎時に、香りの成分の元となるとても重要な成分です。アラビカ種は、5.3%~9.3%、カネフォラ種は3.7~7.1%が含有されております。アラビカ種に多く含まれていますので、カネフォラ種などと違って香りが高いコーヒーが出来上がるのは、そういう要因があるからなのです。

 ⇒「コーヒー豆2大品種のカネフォラ種(ロブスタ種)の歴史や特徴について」

多糖類ですが、生豆には1番多く含まれている、主要成分になります。アラビカ種、カネフォラ種などと一緒で、37%~46%で半数近くを占めております。多糖類でも、水に溶ける成分と、水に溶けない成分があり、水に溶けない多糖類は、生豆の硬さに大きく影響しております。水に溶ける多糖類は、コーヒーと口当たりに大きく影響しております。

そして、微量ではありますが、アミノ酸もアラビカ種で、0.4%~2.4%、カネフォラ種では0.8~0.9%含まれています。苦味の元となる褐色色素や香りの成分の元となります。たんぱく質もアラビカ種とかねふぉら種共に、12%未満くらいは含まれています。たんぱく質の1部は分解されて多糖類などと共に結合して褐色色素となり苦みの元となります。

最後に糖質です。コーヒーの生豆の表面は、テカっていますよね。それは、生豆に含まれている脂質の75%~80%は油脂分だからです。脂質は、アラビカ種で10%~16%、カネフォラ種で8~12%です。

こうやって、まとめてみると生豆には色んな成分がありますね。それでは、続いて焙煎豆について書いていきますね。色んな成分が含まれている生豆を焙煎した時、成分はどう変化するのでしょうか?

豆を焙煎することにより、まず水分量が1割、2割減します。続いて、クロロゲン酸やたんぱく質も半減します。カフェインは、焙煎してもほとんど変化はありません。ショ糖は、加熱により大きく変化します。コーヒー豆の色が黒いのは、ショ糖が過熱され、黒くなっていることが要因であります。

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そもそもコーヒー焙煎豆はそのまま食べてもいいの?

コーヒー焙煎豆は、そのまま食べても問題ありません。普段コーヒーを飲んでいる人なら、体への影響は何も変わりません。ですが、食べすぎるとカフェインの取りすぎになりますので、ほどほどにした方が良いと感じます。

コーヒー焙煎豆の食感は、実際食べると、イメージ通りカリカリとしております。味は思っているよりは、苦みは強くありません。苦みが強いよりも、コーヒー豆が焙煎されたことによって生まれている香ばしさがあり、甘いものとの相性は抜群に良いです。しっかりと中まで焙煎されていないコーヒー豆は、美味しくありませんので、しっかりと中まで焙煎された豆を食べた方が良いと思います。

前途でも述べましたが、コーヒーの焙煎度合いはミディアム以降の焙煎度合いが良いと思います。ただ、私個人的な感想でいえば豆が柔らかいジャマイカ産やキューバ産などのコーヒー豆で、ハイロースト以降の焙煎度合いであれば、カリッとする食感と香ばしさが広がり後口の風味もとても心地良いかと思います。

意外と知られていないコーヒー豆が身体に与える栄養素と影響とは?

コーヒー豆はカフェインが強いだけと思っている方が多いと思います。でも、実は栄養価がしっかりしていますので、ダイエットにも効果を促進してくれる成分が含まれていたりします。

 ⇒「コーヒーに含まれるカロリーとダイエットに良い影響を与える効果的な飲み方とは」

コーヒー焙煎豆で含まれる栄養素は、たんぱく質、ポリフェノール、カフェインなどが代表的にあります。そして、コーヒーと言えばカフェインというイメージがありますね。このコーヒーに含まれるカフェインは眠気覚ましにもなりますので、車を運転するときなどに、食べると更に眠気が覚める効果を促進してくれます。ですが、食べすぎると覚醒しすぎてしまいますので、量はほどほどにした方が良いと思います。

 ⇒「コーヒーは飲み方や飲みタイミングによって眠気覚ましの効果を促進してくれる?!」

そしてポリフェノールには、抗酸化作用があります。カフェインよりも多く含まれている、ポリフェノールですが、細胞の活性化の助けとなりますので、食べると更に良いといわれています。動脈硬化、がん予防にもなりますので、健康維持のために、1日2~3粒くらい食べるといいかもですね。

 ⇒「コーヒーに含まれるポリフェノールはアンチエイジングにも効果促進をしてくれる?!」

たんぱく質ですが、豆の時でしか含まれていません。豆の段階で、食べることにより、豆特有の植物性たんぱく質を、取ることができます。たんぱく質は、髪や爪に影響します。そして、人間が元気に活動するのに、たんぱく質は必要とされています。

そして、食物繊維ですが、たんぱく質同様に豆の状態でしか接種することが、できません。食物繊維は、腸の動きを活発にし、便通を促してくれます。便通を促してくれることによって、健康やお肌にも影響してきます。

まとめ

改めてコーヒー豆のデータをまとめてみると、コーヒー豆には実はこんな栄養素があったことにビックリです。コーヒー好きな方には、美容や健康維持には最適な飲み物でもあると思います。カフェインが多く含まれていることから、妊婦さんや子供さんは控えた方が良いですね。コーヒー好きな大人の方は、ぜひともコーヒー豆を食べて、健康な生活を送りつつ素敵なコーヒーライフをお過ごし出来るとイイですね。コーヒーの魅力や熱い想いに関しては、当店ホームページに詳しく記載しておりますので、ご興味のある方は是非ご観覧下さいね。

  参考リンク⇒「コーヒー焙煎研究所わたるのホームページ」

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