皆さん、こんにちわ^^
コーヒー焙煎研究所WATARUのわたるです。
本日も、皆さんから頂いたコーヒーについての疑問や質問をお答えしていきたいと思います。
今回のテーマは【コーヒーは飲み方次第で高血圧対策にもなる】ことをお伝えしていきますね。
目次
コーヒーに含まれる主要成分について
コーヒーは、多角的に身体に対しての影響を与えてくれる素晴らしいものですね。そして、それは飲み方や採り方次第で良くも悪くも影響を与えます。今日も、そのコーヒーを飲み方次第で高血圧の対策にも良い影響を与えることについて記述させて頂きたいと思います。
⇒「コーヒーVSワインを徹底比較?!身体に良い影響を与えるのはどっち」
ちょっとくつろぎたいときのコーヒーは、やっぱり落ち着きますよね。そんなコーヒー、実はいろいろと体に良い成分があることをご存知ですか。コーヒーには身体に良い、どのような成分が含まれているか、特に高血圧対策に効果があるという成分と効果的な飲み方について紹介します。
コーヒーと言えばカフェインを第一に思いつきます。主要な成分はカフェインと思っている方も多いかもしれませんが、その他にもコーヒーにはいろいろな成分が含まれています。かつて「コーヒーダイエット」が話題になりましたが、これはコーヒーポリフェノールと言われるクロロゲン酸がダイエットに効果があるとされていました。この「クロロゲン酸」はカフェインよりも多く含まれております。
そして、その他の成分としては、タンニン、カフェー酸、ニコチン酸(ナイアシン)トリゴネリンなど薬理作用のあるものが含まれております。トリゴネリンなどは、集中力を高める作用があると言われておりますので、当店にもトリゴネリンの成分値が高いコーヒーを尋ねに来る方がいらっしゃいます。このトリゴネリンは、特に浅煎りのコーヒー豆に含有率は高いので、浅煎りのコーヒー豆をオススメさせて頂くことがあります。そして、もともとコーヒーは発見された当時は薬として用いられていたのも、のちに嗜好品としての飲み物となっていったのも、こういった方々が居られるとうなずけますね。
コーヒーの主要成分と身体に対しての影響について
では、これらの成分が身体にどのような影響を与えるのでしょうか。最近では中枢神経を刺激し、眠気を覚ます覚醒作用があり、さらには集中力や記憶力の向上も実験結果により分かってきました。その他、利尿作用、血行促進による代謝を上げるなど多くの効果もあるようです。
ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸の代表的な効果は「抗酸化作用」です。人の身体には活性酸素があり、本来は外部から侵入してきたウィルスや細菌などから細胞を守る役目をしているのですが、紫外線やストレス、喫煙などの要因で活性酸素が増え過ぎると、正常な細胞まで酸化させて傷つけてしまう、いわゆる「身体が錆びる」状態になります。これはがんの発生や老化の原因にもつながります。クロロゲン酸は酸化を抑える作用があるため、活性酸素を減らすことができます。
その他、ニコチン酸は血液中のコレステロール値を下げる作用があり、動脈硬化の予防になります。あと、これはコーヒーに含まれる成分とは違いますが、コーヒーの香りも身体に良い影響を与えます。人間がリラックスしたときには脳からα波が出るのですが、コーヒーの香りを嗅ぐと、このα波が出ることが実験で判明しました。つまり、コーヒーの香りにはリラックス効果があるのです。当店でも、以前コーヒーの香りがリラックス効果をもたらすのかを、熊本市内でリンパケアを専門にされている先生をお呼びして検証致しました。その結果でも、コーヒーの香りが身体に与える影響としてリラックス効果も検証して参加者の皆さんが効果ありでした。改めて、コーヒーの香りの素晴らしさを再認識させて頂きました。
⇒「コーヒーの香り成分が身体に与えるリラックス効果があるかの検証をしてみました」
コーヒーは飲み方次第で高血圧対策にもなる?!
生活習慣病のひとつ、「高血圧症」があります。現代社会の中で悩まれている人は多くいらっしゃるようです。その高血圧症の主な原因は、塩分の摂り過ぎとよく言われますが、その他にも肥満、ストレス、喫煙などさまざまな要因が原因しているようです。もともと血圧は時間帯や緊張(ストレス)、運動時などさまざまな状態の変化により変動しますが、そのような条件と関係なく定常的に高血圧の状態が続くのが「高血圧症」です。
高血圧症の要因はいくつかあります。
・心臓から送り出される血液量が増加
・体内の血液量が増加
・血液がネバネバ状態
・抹消動脈の血液が流れにくくなる
・動脈硬化
高血圧の改善には、塩分を控える、適度な運動をするなどをお医者さんに言われると思います。当然これは大切なことですが、実はコーヒーにも高血圧の改善に効果のある成分があるのです。高血圧になると血管の老化が進みますが、これは身体が錆びる現象のひとつです。コーヒーに含まれるクロロゲン酸には身体が錆びるのを防ぐ効果があり、血管の老化を予防するのに効果があります。
また、コーヒーの香りにリラックス効果があるので、ストレス解消や副交感神経を優位にさせる作用があります。こんなコーヒーの効果的な飲み方は毎食後、つまり朝食、昼食、夕食に飲むことです。クロロゲン酸の効能はコーヒーを飲んだ後3~4時間で半減するので、食後のコーヒーが有効なのです。ただし、コーヒーに含まれるカフェインは覚醒作用があるので、睡眠の4~5時間以内は控えるようにしましょう。その他、クロロゲン酸は脂肪燃焼を活発にするため、運動の前に飲むことも効率的な脂肪燃焼のために有効であります。
参考リンク⇒「コーヒーは飲むタイミング次第でダイエット効果を促進する?!」
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