皆さん、こんにちわ^^
コーヒー焙煎研究所WATARUのわたるです。
本日も、コーヒー愛好家の皆様やコーヒー好きな皆様にとって有益なコーヒー情報をお届けさせて頂きたいと思います。
今回の有益なコーヒー情報のテーマは【世界のコーヒー生産量アラビカ種での国別ランキング】についてお伝えさせて頂きますね。
アラビカ種のコーヒー生産に適している栽培地や環境とは
当店にあるコーヒー豆のラインナップは、すべてアラビカ種のコーヒー豆であります。現在、日本でのレギュラーコーヒーに使用されているコーヒー豆の品種は、ほぼアラビカ種のみであります。一昔前までは、インスタントコーヒーや缶コーヒーや専門店でもロブスタ種などの品種を使用したりしていましたが、現在はどのようなコーヒーでもほぼアラビカ種100%が多く使用されております。本日は、そのアラビカ種のコーヒー生産を世界各国で行われている生産量をランキング形式でお伝えさせて頂きたいと思います。
⇒「コーヒー豆の品種の1つロブスタ種の歴史やルーツや特徴について」
お肉に”豚肉”や”牛肉”があるようにコーヒー豆にも品種があります。コーヒー豆は数多くの種類があるのですが、主に流出しているのは”アラビカ種”と”ロブスタ種”の二つの品種です。簡単に説明しますと、”アラビカ種”はいわゆる高品質の豆で、香りが良くて酸味が強く、主にコーヒー屋さんなどで扱っています。高品質との引き換えに栽培が難しいと言われています。
また”ロブスタ種”は対照的に、酸味が弱く苦味が強いものです。これは主にインスタントコーヒーや缶コーヒーなどで使用されています。”アラビカ種”に比べ栽培が簡単であると言われています。今回は中でもアラビカ種をピックアップして説明していきたいと思います。
コーヒーの木が育つにはいくつかの条件が整っている必要があります。そのため限られた国でしか栽培できません。主に、降雨量、気温、土の特性が関係します。それぞれ順番に、
・年間降雨量が1800〜2500mmほど(比較:東京 約1500mm)
・年間平均気温が20度ほど (比較:東京 約15度)
・水はけが良く、肥えていて有機性に富む土
となります。またこの他にも、
・雨季と乾季がはっきりしていること
・昼と夜で寒暖差が大きいこと
なども栽培に適する条件であります。これらを満たす赤道付近の地域がコーヒーの木の栽培に適しています。一番重要なのはこれらの条件に加えてアラビカ種の栽培は高地(1000〜2000m)であることが必要となります。またアラビカ種は霜や乾燥、病害や気候の変化などにも弱い非常にデリケートな品種です。ですから栽培するのも収穫するのも非常に労力が必要なのがわかります。
世界のコーヒー生産量アラビカ種の国別ベスト10と理由について
1位 ブラジル 267万トン
ブラジルがコーヒー豆生産量世界一であることは有名ですね。ブラジルの北部は年間平均気温が25度を越し暑いのですが南部はコーヒーの生産に適しているそうです。
2位 コロンビア 87万トン
コロンビアも有名ですね。コロンビアは、アンデス山脈のふもとがアラビカ種の生産に非常に適しています。そのためブラジルには劣りますが多くの生産量をほこっています。
3位 ホンジュラス 44万トン
ホンジュラスは馴染みが浅いのではないのでしょうか。ホンジュラスは中央アメリカに位置します。ホンジュラスは国土の80パーセントが山岳地帯となっており標高が高いです。そのためアラビカ種の生産に適しています。
4位 エチオピア 42.6万トン
エチオピアはアラビカ種の原産地です。エチオピアは高低差が大きな国ですが、アラビカ種が生育しやすい地域があり、多くのアラビカ種の生産を行っています。
5位 ペルー 26.4万トン
ペルーは砂漠があったりと地域によって気候が大きく違います。ですがその中でもユンガと呼ばれる地域がコーヒー生産に適しているそうです。
6〜10位は以下のようになります。
6位 メキシコ 25.8万トン
7位 グアテマラ 22.2万トン
8位 ニカラグア15万トン
9位 中国 12万トン
10位 インドネシア 8.4万トン
となっております。中でも我々と馴染みが深い中国は雲南珈琲でよく知られていますね。あれ、ベトナムは?と思った方も多いと思います。ベトナムはコーヒー豆の生産量は非常に多いのですが、そのほとんどはロブスタ種です。アラビカ種の生産には適していません。ベトネムではコーヒー豆生産量の約1%ほどしかアラビカ種は生産されておりません。
アラビカ種は栽培が難しく一部の地域でしか栽培できない代わりにとても高品質なコーヒー豆です。お仕事の合間などに飲まれてみてはいかがでしょうか。当店にも、風味豊かで酸味も良質なアラビカ種のコーヒー豆のラインナップを取り揃えておりますので、気軽にお尋ね下さいね。
⇒「世界の国々によるコーヒー消費量ランキングをまとめてみました」
まとめ
現代の日本の社会にあるコーヒーは、ほぼアラビカ種であると思っても過言ではないと思います。コーヒー好きな方やコーヒー消費者の皆様は、一般的な味覚などのレベルも上がってきておりますので、一昔前のようなロブスタ種を配合をしたコーヒーは受け入れられないと思います。ただ、味の創造をする際に、たまに使用するかたはいらっしゃいます。
当店でも、コーヒーペアリング会ではためにロブスタ種を使用して体験して頂くことはあります。皆様も、アラビカ種とロブスタ種の風味の違いや味わいの違いを体験してみたい方は、気軽に店頭スタッフにお尋ね下さいね。更なる、コーヒーの魅力を感じて頂けると思います。当店の詳しいアクセス地図などは、下記リンクのホームページに記載しておりますので、ご興味のある方は是非ご観覧下さいね。
参考リンク⇒「コーヒー焙煎研究所わたるのホームページ」
コーヒーのことについてのご質問のある方はこちらをクリックしてご質問下さいね