世界のコーヒーベルトの生産国のコーヒー豆のカネフォラ種の生産量をランキングでまとめてみました

カネフォラ種コーヒー
Pocket

皆さん、こんにちわ^^

コーヒー焙煎研究所WATARUのわたるです。

本日も、コーヒー好きな皆様やコーヒーを愛する皆様にとって有益なコーヒー情報をお伝えさせて頂きたいと思います。

そのコーヒーの有益な情報とは【世界のコーヒーベルトの国々よるコーヒー豆のカネフォラ種の生産量ランキング】のことについてお伝え致しますね。

目次

カネフォラ種のコーヒー生産に向いている国や栽培条件とは

本日のテーマであるカネフォラ種は、当店では取り扱いがありませんが、たまにオーダー焙煎での依頼では取り寄せて焙煎をする機会があります。市場のレギュラーコーヒーでも、現在はカネフォラ種を使用していることも少なくなってきました。以前は、コーヒー豆屋さんでも見かけておりましたが、品質重視の時代になってからは少なくなっております。

 ⇒「コーヒー豆の2大品種のカネフォラ種の歴史や特徴について」

今回は、そのカネフォラ種に注目してテーマとしてお伝えしていきますね。コーヒー豆を栽培するのに、適した環境が整った地域を“コーヒーベルト”と呼んでいるのはご存知ですか?そんな地域で栽培されているコーヒーのカネフォラ種の生産量を国別にみていきたいと思います。ちなみに“コーヒーベルト”とは、赤道から北緯25度と南緯25度に挟まれたエリアを指します。

コーヒーベルトで生産されるコーヒー豆にはいろんな種類があります。種類は多いのですが、ルーツを辿るとアラビカ種とカネフォラ種のふたつに分類されるのです。カネフォラ種はアラビカ種よりも病気に強い品種です。アラビカ種よりも歴史は浅いですが、インスタントコーヒーなどの加工用に広く使用されており知名度が高い品種です。

ここでは、地域別でカネフォラ種の生産量のランキングを見ていきたいと思います。カネフォラ種は別名ロブスタ種とも呼ばれています。加工用途のインスタントコーヒーなどに多く用いられています。カネフォラ種単体では苦みの強い味こともあり、加工用として使用されるようになったそうです。

病気や暑さに強く、土壌も選ばないので安定した収穫が見込めるコーヒー豆の品種であります。アラビカ種よりも歴史が浅い品種です。豆のサイズはアラビカ種より小さく丸めであります。そして、カネフォラ種の主な栽培条件は、アラビカ種と比べると少し異なります。

気温は、アラビカ種より高めの気温で、標高はアラビカ種より低地であり、カネフォラ種は病気に強い品種であります。味は苦みや渋みが強いため、インスタントコーヒーなど加工用に使用するために栽培されています。浅煎りに仕上げると麦茶のような香ばしい風味がして、一昔前のコーヒー豆屋さんではアクセントでブレンドコーヒーに配合するお店も多くありました。

そして、ベトナムなどのアジアでの生産量が多い品種になります。またイタリアなどで、エスプレッソ用の豆にカネフォラ種を少しブレンドして強めなクセのある苦味を演出しております。

世界のコーヒーベルトとは

最初にも述べましたが、コーヒーベルトとは赤道を挟んで北緯・南緯25度でコーヒー栽培が可能な地域を指します。コーヒー豆の品種にもよりますが、比較的高温な地域を好む傾向があります。世界中をみたら、コーヒー豆の産地として有名な南米のブラジルやペルー、東南アジアのインドネシア、アフリカのエチオピアやケニアはすべてコーヒーベルト地帯に該当します。

地球温暖化の影響でこのベルトの幅は少しづつ太くなってきおり、最近ではオーストラリアでもコーヒー豆が栽培されている地域があるそうです。実は、日本でも沖縄や小笠原諸島がギリギリコーヒーベルトに該当しているのです。先日は、熊本などでもコーヒー栽培をしているのを耳にしました。

見出し3画像

世界のカネフォラ種のコーヒー生産国でのコーヒー生産量ランキングベスト10

カネフォラ種はコーヒー全体の3割程度のため、ランキングをつけるのは少々困難を極めました。生産量とカネフォラ種栽培の割合から算出した結果になります。コーヒー全体の生産量と比例する部分もありますが、アジア勢の結果はとても興味深いものになりました。1位から5位までは以下のとおりです。

1位 ベトナム

コーヒー全体の生産量は、ブラジルに次いで第2位。ベトナムコーヒーのほとんどはカネフォラ種なので、カネフォラ種だけ見ると世界一の生産量になります。

2位 ブラジル

ブラジルで生産される6分の1はカネフォラ種と言われています。コーヒー全体の生産量がかなり多いため6分の1でも相当の量です。

3位 インドネシア

ベスト3のうち1位と3位はアジアの国が占めました。カネフォラ種の産地はアジアが多いということがよくわかりますね。

4位 コロンビア

コーヒー全体の生産量はインドネシアよりコロンビアの方が多いです。

5位 インド

インドはカネフォラ種の生産が全体の7割を占めています。エチオピアやホンジュラスに近い生産量を誇るのですが、カネフォラ種に限定するとエチオピアを上回ると思われます。

6位以降はカネフォラ種生産の割合が明確でないため、生産量が多い国を列挙してみました。

6位 エチオピア

7位 ホンジュラス

8位 ペルー

9位 グアテマラ

10位 ウガンダ

この中で注目したいのは、ウガンダです。ウガンダで生産されるコーヒーの8割はカネフォラ種なのです。ウガンダのコーヒー生産量もグアテマラに迫る勢いなので、近い将来ランクアップしそうです。

まとめ

世界的に見てもアラビカ種が主流なため、カネフォラ種の話題はほぼありません。ただ、カネフォラ種はアジアの地域で多く生産されているので、日本でもカネフォラ種を見かけることもあると思います。温暖化の影響もあり、今後のコーヒー栽培はカネフォラ種を活用して品種改良をせざるを得ない現状もあると聞いております。コーヒーの世界は、専門性がありながら多様化を迎えております。

当店でも、たまにカネフォラ種を煎り上げておりますので、ご興味のある方は店頭スタッフに気軽にお尋ね下さいね。当店のアクセス地図は、ホームページに詳しく記載しておりますので、ご興味のある方は要チェック下さいね。

  参考リンク⇒「コーヒー焙煎研究所わたるのホームページ」

コーヒーのことについてのご質問のある方はこちらをクリックしてご質問下さいね

コーヒー焙煎研究所わたるのアクセス地図や詳しい情報ページはこちら