カフェインレスコーヒーとノンカフェインコーヒーの決定的な違いと安全性について

デカフェコーヒー
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皆さん、こんにちわ^^

コーヒー焙煎研究所わたるの所長WATARUです。

本日は、日々に皆様から頂くコーヒーに関するご質問やご意見の中で多く問い合わせがあるものをお答えしたいと思います。

当店で、最近お問い合わせが多い内容は・・

カフェインレスコーヒーはありますか?」

ノンカフェインコーヒーはありますか?」

「カフェインレスコーヒーの味は美味しいですか?」

「カフェインレスコーヒーは安全に飲めますか?」

・・などの質問を多く頂きます。

そこで、本日はその多くの質問にお答えしたいと思います。

美味しくて安全なカフェインレスコーヒーが飲みたい!!

当店でも、カフェインレスコーヒーは2種類取り扱いしております。

インドネシア産の深煎りで仕上げたカフェインレスコーヒー豆と、エチオピア産の浅煎りで仕上げたカフェインレスコーヒー豆の2種類が当店で取り扱いをしております。

一昔前までは、カフェインレスコーヒーは美味しくない!!・・などがあり、あまり現在でも受け入れられていないことが多く見られます。

ただ、そのような一昔前とは違い現代のカフェインレスコーヒーは煎り方や淹れ方のコツを知っているのであれば、風味豊かなコーヒーと何ら変わりはありません。

もちろん、当店で取り扱いしているカフェインレスコーヒー豆も風味特性や個性が明確なものになります。

ただ、このカフェインレスコーヒー豆の品質などの話題に入る前に整理しておきたい部分があります。

まず、「デカフェ」や「カフェインレスコーヒー」や「ノンカフェイン」などの、基本的な名称の定義や在り方のことなどをご説明しますね。

この辺りの事情が混同している方が多いので、これを機に覚えて頂き、更なる豊かなコーヒーライフを過ごして頂きたいと思います。

「カフェインレスコーヒー」と「デカフェコーヒー」と「ノンカフェインコーヒー」の違いとは

まず、このよく耳にする3つの単語の定義を明確しておきましょう。

「ノンカフェインコーヒー」とは、もともとカフェインが存在していない疑似コーヒーのことです。

タンポポコーヒーや玄米コーヒーなど、カフェインが存在していないものを由来にして飲む代用コーヒーです。

「デカフェコーヒー」と「カフェインレスコーヒー」が、混同している方が多くいらっしゃるようです。

まず、「デカフェコーヒー」と「カフェインレスコーヒー」の共通点は2つあります。

1、もともとカフェインが入っていたものからカフェインを抜いたコーヒー

2、限りなくゼロに近いくらいのカフェイン含有量のコーヒー

上記の2つが「デカフェコーヒー」と「カフェインレスコーヒー」の共通点です。

では、この2つの違いで表現が変わる部分をお話しします。

それは、カフェインの含有量によって名称が変わっております。

まず、デカフェのことですが、このデカフェの名称はヨーロッパからきております。

ヨーロッパでは、デカフェにカフェイン含有量の規定を設けております。

コーヒー豆中のカフェイン含有量が、焙煎豆では0.1%以下で、インスタントコーヒーでは0.3%以下であるもの以外をデカフェという名称を使うことが出来ない規定をEUでは設けております。

日本国内のデカフェのコーヒー豆は、ヨーロッパ由来の輸入物が多くあります。

ただ、日本には厳格にデカフェやカフェインレスコーヒーの規定や含有量についてはあまり取り決めがないようです。

ですので、この名称などは国によっての違いの基準で変わるようです。

よって日本では、デカフェであればEU基準の輸入物と捉えて、カフェインレスコーヒーはそのEU基準の審査によるものではない、もともとカフェインの入っていたものからカフェイン除去を施したコーヒーになるようです。

カフェインレスコーヒーの精製処理方法と安全性とは

まず、カフェインレスコーヒーの精製処理は生豆の段階で行います。

このカフェイン除去プロセスを焙煎中に行っていると思っている方は、実は多くいらっしゃいます。

現在のカフェインレスコーヒーの生豆に対してのカフェイン除去方法は、大きく分けて3つあります。

まず、この3つのカフェイン除去方法のご説明を致しますね。

有機溶媒抽出方法

1906年に世界で初めて脱カフェイン法として開発されたのが、この有機溶媒抽出方法であります。

コスト面を考慮すると安価な方法にはなりますが、カフェイン以外の成分の損失が大きいため風味を損なうことがあります。

有機溶媒を直接生豆に接触させてのカフェイン除去になりますので、消費者が安全面での不安を持ってしまう側面もあります。

水抽出

この水抽出によるカフェイン除去方法で有名なのが、スイス式水抽出法(Swiss water method)になります。

こちらのカフェイン除去方法は、直接生豆に有機溶媒のような薬が接触しないので比較的に安心な製法になります。

生豆の成分を損失することなくカフェイン除去が出来るので、有機溶媒抽出方法と比べて風味や味わいはしっかりとしております。

超臨界二酸化炭素抽出法

このカフェイン除去方法は、1974年に開発された比較的に新しい方法であるようです。

超臨界流体の状態にした二酸化炭素を使用してカフェイン除去を行う製法のようで、薬品を使わないので安全性が高いです。

そして、風味や味わいもほとんど損なわずにカフェイン除去が出来るようです。

まとめ

このようにカフェイン除去方法や製法のやり方も様々にあり、呼び名も国によっての基準や規定で変わるようです。

ただ、日本に入ってくるカフェインレスコーヒーは薬品を使ったものは販売禁止されておりますので、どのデカフェやカフェインレスコーヒーを選んでも安全性は高いと思われます。

あとは、味や風味が独特なカフェインレスコーヒーが多いのでよく吟味してお選び下さいね。

ちなみに、当店もカフェインレスコーヒーは2種類取り扱いありますが、2つとも優れた風味や味わいをしておりますので、ご興味のある方は是非お試し下さいね。

最後に、当店カフェインレスシダモの美味しく淹れれる抽出器具と淹れ方のコツを動画で記載しておきますので、是非ご観覧下さいね。当店では、美味しく自宅でもコーヒーを淹れれるコツを伝授させて頂いておりますので、お時間がある方はホームページの方も要チェック下さいね。

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