ミャンマー産コーヒー豆の歴史や特徴と焙煎豆の風味や味わいについて

ミャンマーコーヒー
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皆さん、こんにちわ^^

コーヒー焙煎研究所WATARUのわたるです。

本日も、コーヒーの好きな方にお届けするコーヒーの有益な情報をお伝え致します。

今回のテーマは【ミャンマー産コーヒー豆の歴史や特徴や味わい】のことについて記述していきますね。

ミャンマー国の歴史や文化とは?

今回は世界各国のコーヒーベルトで生産されている国々のコーヒー生産事情についてお伝えさせて頂きたいと思います。その今回のコーヒー生産国はミャンマーになります。このミャンマー国でのコーヒー生産事情をお伝え致しますね。

ミャンマーはイギリスの植民地であったことから、コーヒーよりも紅茶をのむ習慣の方が根強い国です。街中のカフェでは紅茶は充実しているのに、コーヒーを注文するとインスタントコーヒーが出てくることもしばしばあるようです。

参考リンク⇒「コーヒーと紅茶のメリットをまとめてみました」

コーヒー飲み方の文化は、べトナムコーヒーのようにコンデンスミルクをたっぷり入れたあまーいコーヒーが主流なようです。少し変わった飲み方として、コーヒーにレモンやライムを入れることもあるようです。ミャンマーではメジャーな飲み方ともいわれているようです。その由来は紅茶のレモンティーみたいな感覚で飲むようであります。

参考リンク⇒「ベトナムのコーヒーの文化やコーヒー事情について」

そんなミャンマーも近年はコーヒー豆の生産地として栄えてきております。そして輸出商材として品質管理には力を注いでいるのです。ミャンマーという国名になったのは1989年です。それまではビルマという国名でした。

年配の人ほど「ビルマ」の方が馴染みがあるのではないでしょうか?この国が舞台となり、映画化もされた「ビルマの竪琴」という小説もあるほどですので耳馴染みのよい国名ですよね。ミャンマーは多民族国家で、100を超える民族がいます。

民族が多いため様々な文化が入り乱れており、ひとことでミャンマーの文化は語れません。また仏教徒の国なので各地では寺院が立ち並び、観光地になっています。イメージ的にはコーヒーを食する文化ではないイメージもあります。

ミャンマーのコーヒー豆の歴史や生産地の情報とは?

ミャンマーでコーヒーに栽培が始まったのは1855年ころといわれております。イギリスの宣教師がコーヒー豆栽培のノウハウを持ってきたのです。イギリスの植民地であった国は、宣教師経由でコーヒー豆の栽培技術を伝えるパターンが多いようです。

参考リンク⇒「アラビカ品種のコーヒー豆の伝来や起源を歴史の時系列にしてまとめてみました」

歴史はあるのにミャンマー国民のコーヒー消費量はとても少ないのです。ミャンマーは南北に伸びた国であります。北から南までの距離は約4600キロあります。日本が全長約3000キロ弱なので、北海道と沖縄以上の気温差がある国だと思われます。

赤道にも近く高温多湿な国であります。コーヒーベルトにかかる国でもあり、主な産地はミャンマー北東部のシャン州やシャン州より南のカレン州です。どちらも自然豊かな高原地帯です。観光地としても注目されつつあるようです。

近年、ミャンマーのコーヒー豆の品質は上がってきています。国もコーヒー豆の輸出に力を入れ始めたためか、ミャンマーの銀行もコーヒー豆農家に金融支援をするほどであります。当店でも、直接ミャンマーのコーヒー豆の卸し売り商社様から生豆のサンプルを頂き、しばらく焙煎をして提供していた時期もあります。インドネシアに近いけど、風味や酸は上質で素晴らしく綺麗な豆の印象はありました。

参考リンク⇒「インドネシア産コーヒー豆の特徴と味わいとは」

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ミャンマーのコーヒー豆の味の特徴や種類について

ミャンマー産のコーヒーは、日本の方々にはコーヒーの銘柄としてはあまり馴染みがない方もいらっしゃると思います。コーヒー豆の専門店でも、あまり見かけることがないくらい希少な豆でもあります。ただ、近年は生産量も増えて直接取引をすることも多々あるようです。

ミャンマー産のコーヒー豆は深煎りするとチョコのような濃厚な苦味を感じ、美味しく飲んで頂ける味わいや風味にも仕上がります。ミャンマーの方々は、コンデンスミルクを入れて飲むくらいなので、甘さに負けない味が欲しいみたいですね。

ミャンマーのように寒暖差の大きい土地で生産されたアラビカ豆は、とても希少価値が高く世界中から注目され始めております。特徴としては程よく深みがあり、酸味がほとんどないので私たち日本人に好まれる味だと言われる方もおおくいらっしゃいます。

私個人的な見解ですが、浅く煎るよりも断然に深く煎り上げた方が濃厚な苦味がチョコのようなフレーバーを感じさせてくれて、インドネシアの豆に近い雰囲気も感じさせてくれるので、苦味ファンの方にはたまらない1杯になると思います。

参考リンク⇒「2018年熊本コーヒーフェスティバルのブレンドコーヒー豆のテーマはミャンマーがベースでした」

この上記リンクでの熊本コーヒーフェスティバルで提供したコーヒー豆は、ミャンマー産のコーヒー豆をベースに各自店舗がオリジナルブレンドコーヒーを提供することでした。当店では、浅煎りで柑橘類の爽やかな甘さや酸味を強調してブレンドコーヒーを提供しました。コーヒー好きな方から、コーヒーに慣れていない方まで好評で完売しました。

そういう意味でも、コーヒー好きではない方にも挑戦してもらいたいテイストでもあります。雑味や癖が少なく上質なコーヒーですので普段飲みのコーヒーとして常備しておきたいですね。日本でも、現在は商社さんがオススメしている比較的に安く販売されているポピュラーになりつつあるコーヒー生産国のコーヒー豆でもあります。

当店でも、委託焙煎や定期的に煎り上げることもあると思いますので、気になる方は気軽にお尋ね下さいね。コーヒーは、とても多く品種や産地がありますので、それぞれの良さを自分好みを見つけるきっかけにも、まずは飲み比べしてみて下さいね。当店のコーヒーに対する熱い想いや気持ちについては、ホームページに詳しく記載しておりますので、ご興味のある方は是非ご観覧くださいね。

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