コーヒー豆の8段階の焙煎度合いで8番目で最も深煎りのイタリアンローストについて

イタリアンローストコーヒー
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皆さん、こんにちわ^^

コーヒー焙煎研究所WATARUのわたるです。

本日も、コーヒー愛好家の皆様やコーヒー大好きな人達にとって有益なコーヒー情報をお届けしたいと思います。

その今回の有益なコーヒー情報のテーマは【コーヒー豆の焙煎度合いで最も深煎りのイタリアンロースト】についてお伝え致しますね。

コーヒー焙煎とはコーヒー豆の風味や味わいを引き出すための工程

本日は、当店が大事にしているコーヒー焙煎のお話しです。コーヒー豆は素材が大事ですが、それを調理して美味しく仕上げることも大事であると感じております。「素材」×「調理」=「品質」になるのだと思い日々にコーヒー焙煎を続けております。

私はコーヒーは化学と調理の一面があると感じて日々に研究をしております。コーヒーには、まだまだ答えが出ていない部分も多くありますので、「仮説」と「検証」と「再現」を繰り返して答えを積み上げて点である部分を線で繋げていっている感覚があります。今回は、その焙煎でも重要な焙煎度合いのお話しをお伝えさせて頂きたいと思います。

 ⇒「当店がオススメするコーヒー生豆の保存方法と適正な焙煎方法について」

深煎りのコーヒーと言えば、まず思い浮かべるのが、エスプレッソだと思います。真っ黒で苦みが強いという印象が強く、30ccくらいコーヒー液になりますので量が少ないという方がいらっしゃいます。そして、このエスプレッソをブラックで飲む場合は砂糖をたっぷりと入れ、ミルクと割るのが美味しく飲むためのエスプレッソの飲み方ともいわれております。

そんなエスプレッソコーヒーで、有名なイタリアンでも親しまれているイタリアンローストについて書いていきますので、ぜひ、最後までご覧ください。コーヒーの焙煎は、コーヒーを飲むまでの大事な工程ですよね。焙煎が浅ければ、酸味の強いコーヒーになりますし、深く焙煎すれば、深みのある苦みが強いコーヒーになります。

 ⇒「コーヒー焙煎で最も浅く明るめな色合いと酸味を感じる焙煎度合いのライトローストとは」

焙煎度合いが最も深いイタリアンローストは、色は真っ黒ですし、苦みも強いです。世の中では、焙煎度合いが深ければ深いだけカフェインが消失していくといわれておりますが、実はそんなことはなく浅煎りでも深煎りでもカフェイン含有比率には影響がありません。ただ、焙煎をして水分などが消失した分の比率だけは減っていくだけですので、世の中の情報と実情には違いがあります。

コーヒー豆の焙煎度合いは何段階あるの?

コーヒー豆の焙煎は、コーヒー協会の定義では全部で8段階あります。それぞれに紹介していきますので参考にしてみてください。コーヒー豆のテイストは焙煎度合いで決まるので、様々な味を試したい方には必須な情報だと思います。

・ライトロースト (1番浅めな焙煎度合い)

焙煎度合いの中で最も浅煎りで、酸の成分の含有量が多く、酸味を強く感じコクや香りは感じにくい焙煎度合いであります。焙煎プロセスによっては、青臭さが感じられたりしますので、キレイな酸味で甘さやフレーバーを際立たせるための焙煎技法が問われる焙煎度合いになります。フレーバーを強く際立たせようとすると生っぽい青臭さが感じられたり、酸味をキレイにクリーンカップを意識し過ぎるとフレーバーがぼやけて発達しない状態でのコーヒー豆になります。

 ⇒「コーヒー焙煎の焙煎度合いで一番浅めで軽めなテイストであるライトローストとは」

・シナモンロースト (2番目に浅めな焙煎度合い)

まだまだ浅い焙煎度合いなので、酸味は強めで苦味は少ないです。そしてコクと香りは感じにくい焙煎度合いともいえます。ライトローストとシナモンローストの焙煎度合いでは、焙煎中に気をつけるのはフレーバーの発達の促進を意識しすぎて苦味成分が出始めるくらいに引っ張りすぎてしまうところです。キレイな酸があり甘さとフレーバーが重要視される焙煎度合いなので、こちらのシナモンローストに関しても焙煎技術が問われる焙煎度合いともいえます。

 ⇒「浅煎りで軽めな酸味と程良い甘さのバランスを楽しめる焙煎度合いのシナモンローストとは」

・ミディアムロースト (3番目に浅めな焙煎度合い)

浅煎りから中煎りに移りゆく段階の焙煎度合いで、酸味は程良く苦み成分が少しづつ表れる焙煎度合いになります。基本的に焙煎度合いは数値化されておりますので、コーヒー豆を挽いた状態のL値の明るさや明度で決まりますので、外見だけでは判断がしにくいといえます。この辺りの焙煎度合いは、焙煎プロセスが多彩になりますので中と外の豆のL値が変わることはよくあります。

 ⇒「香ばしさがあり適度な酸味とマイルドな味わいが楽しめる焙煎度合いのミディアムローストとは」

・ハイロースト (4番目に浅い焙煎度合い)

中煎りくらいの焙煎度合いになります。ちょうど8段階の焙煎度合いからすると真ん中辺りになります。酸味はまだ感じますが、苦味成分が徐々に結合してきて柔らかい苦みや甘みも出始めますので、皆さんが飲み慣れているコーヒーとして馴染み深い味わいになってきている状態だと思います。

 ⇒「コーヒーの香ばしさを存分に楽しめて苦味と甘味と酸味のバランスが抜群の焙煎度合いのハイローストとは」

・シティロースト(5番目に浅い焙煎度合い)

日本では、工業用コーヒーや昔ながらの喫茶店などでも使用される一般的にポピュラーな焙煎度合いともいわれております。酸の成分が熱により分解されて酸味が少なくなり、苦みが強くなっていく焙煎度合いでもあります。苦みと甘味のバランスが絶妙なので、多くのコーヒー豆に適しているといわれております。

 ⇒「当店のインドネシア産マンデリンハニープロセスのコーヒー豆は苦味と甘さのバランスが良いシティローストの焙煎度合い」

・フルシティロースト(6番目に浅い焙煎度合い)

この辺りの焙煎度合いぐらいから、コーヒー焙煎の途中からコーヒー豆の表面に油が浮きあがってきます。強く焙煎すればするだけコーヒー豆の持つ油分が表面に浮かび上がってきます。この浮かび上がる油分も好きな方は多くいらっしゃいます。そういう意味でも、フルシティローストの焙煎度合いのファンは昔から根強く居られます。

・フレンチロースト(7番目に浅い焙煎度合い)

一般的にいえば深煎りの焙煎度合いであります。酸味はほとんど感じられず、その代わりに、苦みがとても強く仕上がっております。コーヒー豆の色はほとんど黒に近く、表面に油が出てくる焙煎度合いが、このフレンチローストであります。

 ⇒「苦味成分が多く油も豆面の表面に浮き上がる深煎りのフレンチローストとは」

・イタリアンロースト(最も深煎りの8番目の焙煎度合い)

コーヒー焙煎では、最も深煎りの焙煎度合いになります。色は真っ黒です。深い苦みで香ばしい香りが特徴です。表面は豆の油でテカテカしています。苦みを徹底的に追及して、煙臭さを楽しむコーヒーともいわれております。ミルクで割ってもコーヒーの焦げ味に近いものが、残る味わいとなっています。コーヒー感の残るカフェオレを飲みたい方は、イタリアンローストをオススメであります。

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当店がオススメするイタリアンローストがピッタリなコーヒー豆の風味や味わいとは?

イタリアンローストといえば、深い苦みを感じるコーヒーですが、そのイタリアンローストに合うコーヒー豆と言えば、あまり浮かびません。例えば、カフェオレなどで飲むのであればアフリカ系の産地で力強いコーヒー豆がオススメになります。ブラックで、そのまま飲むのであれば、イタリアンローストの焙煎度合いであるとコーヒー豆の本来の苦味ではなく焦げ味の印象の方が強くなってしまいます。

ただ、このくらいの焙煎度合いを好まれる方は多くいらっしゃいますので、あくまでコーヒー豆の本来のことを考えるとなるとオススメ出来る焙煎度合いではないのです。先日は、深煎りでのハワイコナを注文を受けて焙煎しましたが、柔らかい酸味とキレが特徴ですが、甘みも感じられるコナコーヒーは、どんな焙煎にも適していると感じました。

そのためハワイコナコーヒーをイタリアンローストでいただくと、苦みの中に甘みを感じられ、それをミルクと割って飲むと深みと甘みがあり、なかなかクセになりそうな味わいでありました。

まとめ

イタリアンローストの焙煎度合いのコーヒーは個人的にあまり飲みませんし、当店でもオススメはしておりませんし、ラインナップにも並んだこともありませんが、カフェオレを飲みたいときや、コーヒーの強い焦げ味や煙の雰囲気を楽しみたい方にはオススメであります。

このくらいのイタリアンローストの焙煎度合いで、コーヒー豆の焦げ味や煙感が好きな方にはゴクゴクと飲み干したくなる飲み心地は、本当にたまらないといわれていますね。このイタリアンローストの焙煎度合いが気になる方は、店頭スタッフに気軽にお声掛け下さいね。当店のアクセス地図は、ホームページに詳しく記載しておりますので、ご興味のある方は要チェック下さいね。

  参考リンク⇒「コーヒー焙煎研究所わたるのホームページ」

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