ハイチ産コーヒー豆の歴史や産地と焙煎豆の風味や味わいや特徴について

ハイチコーヒー
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皆さん、こんにちわ^^

コーヒー焙煎研究所WATARUのわたるです。

本日も、コーヒー愛好家の皆さんやコーヒーが大好きなユーザーさんに向けて有益なコーヒー情報を発信していきたいと思います。

その今回の有益なコーヒー情報のテーマは【ハイチ産コーヒー豆の歴史や産地や特徴】のことについてお伝えさせて頂きますね。

ハイチ国の歴史や文化とは?

当店は、コーヒー豆を日々に煎り上げておりますので、全世界の各地のコーヒーベルト内にある産地のコーヒー豆と向き合っております。その全世界のコーヒーベルト内にある産地のコーヒー豆のお話しを今回はさせて頂きたいと思います。

今回の、その生産国はハイチ国になります。ハイチは、当店でも定期的に煎り上げる馴染み深いコーヒー豆の生産国でもあります。ただ、ハイチ産のコーヒー豆は日本ではあまり馴染みがないという方は、お客様を通じていらっしゃいます。そのハイチの魅力も含めて、本日はお伝えさせて頂きますね。

このハイチの近隣にはブルーマウンテンを生産するジャマイカなどコーヒー豆の生産地と近接していて、コーヒーの栽培地として恵まれている国です。ジャマイカやキューバは、コーヒー生産国でも有名ではありますよね。今回はハイチとはどんな国か、そしてハイチのコーヒー豆の歴史から味や香りの特徴までを紹介します。

  ⇒「カリブ海域でも有名なブルーマウンテンでもお馴染みの生産国のジャマイカ産コーヒー豆について徹底解明」

ハイチは正式名称を「ハイチ共和国」といい、中米と南米をつなぐところにあたる、カリブ海に浮かぶ島々のうちのひとつ、「イスパニョーラ島」にある国です。島の東にはドミニカ共和国があり、2つの国で島を二分しています。

ハイチといって思いつくのは自然災害ではないでしょうか。2010年1月12日の大地震、2016年の大型ハリケーン「マシュー」の直撃などは日本でも大きく報じられました。このような自然災害の影響もあって国は貧しく、国民は苦しい生活を強いられています。

そんなハイチの歴史についてですが、アメリカ大陸を発見したコロンブスがはじめに到着したのがキューバ島とこのイスパニョーラ島でした。その後スペインの植民地となり、スペイン人によって多くの先住民であるアラワク族が虐殺され、労働者としてアフリカから黒人が奴隷として送り込まれました。

その約200年後にはスペイン領からフランス領となりましたが、奴隷制度は続いていました。苦しい生活を強いられた黒人は1791年に反乱を起こし、1804年に黒人として初の独立宣言をして、ハイチ共和国となりました。その後もアメリカのカリブ海台頭などにより政情は不安定で治安の悪い状態は続いています。

そんなハイチですが、文化的にみると植民地時代にアフリカから連れて来られた黒人の文化が風習や音楽、料理などに根強く残っています。建造物ではハイチ唯一の世界遺産である国立歴史公園「シタデル、サン・スーシ、ラミエ」があります。ここを含めて、ハイチの有名な建物は2010年の大地震をはじめとする自然災害の影響をほとんど受けず、今なお多くが残っています。

  ⇒「カリブ海域でも近年のスペシャルティコーヒーでも素晴らしい功績のあるドミニカ産コーヒーのことについて」

ハイチのコーヒー豆の歴史や生産地の情報とは?

ハイチはコーヒー豆の生産が大変盛んなエリアに属しています。ここは高級豆で有名なブルーマウンテンを生産するジャマイカとも近く、コーヒー豆の生産地として大変適した地形を有しています。赤道付近に位置し、標高も高いので一日の寒暖の差が激しく、火山が多いため火山灰の土壌でミネラルを多く含んだ肥沃な土地です。

ハイチはコーヒー豆の他にもマンゴーやココアなどいろいろな農産物を栽培していますが、中でもコーヒーは国の経済を支える重要な輸出品です。ハイチのコーヒー豆の歴史はといえば、フランスの植民地時代にフランス人により持ち込まれたコーヒーの木の栽培が始まりで、かつて1700年代は世界最大のコーヒー豆の生産国でした。

しかし政治的な混乱のため、コーヒー農家はボイコット運動により生産をやめてしまい、コーヒー産業は急激に衰えてしまいました。その後、1850年頃には再びコーヒー栽培は盛んになり、一時期は世界でトップ3に入るほどになりました。ところが最近になって、ハイチは大規模な自然災害に襲われ、その原因もあって、再びコーヒー豆の生産量は激減してしまっています。

  ⇒「コーヒー豆のアラビカ種の起源や歴史やルーツについて」

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ハイチのコーヒー豆の味の特徴や種類について

ハイチはかつてコーヒー豆の生産大国であったにもかかわらず、日本でもお見かけすることは少ない印象があるとコーヒー好きなお客様が仰られてました。確かに、ハイチ産のコーヒー豆は良質でとても良いコーヒー豆なハズなのにメジャーで並ぶことは少ないですね。それは、ハイチが輸出するコーヒー豆の約3%程度しか日本に入ってきていないことも要因であるようです。

特に、近年のオシャレなコーヒー専門店でも目にすることが少ないハイチ産のコーヒー豆ですが、その特徴は、何といっても優しい「甘さ」です。後味もさっぱりしていて苦味も少ないので、飲みやすいコーヒーの代表格かもしれません。

このハイチ産のコーヒー豆は、カリブ海域の特有のコーヒー豆の質があります。豆も柔らかく優しくマイルドな酸や味わいや風味が特徴ですので、軽めなライトローストやシナモンローストくらいで仕上げると好きな方が多々いらっしゃいます。このテイストは、昔からコーヒーファンでブルーマウンテンのようなバランスが取れて香ばしく軽めなテイストが好きな方には、バッチリとハマる味わいのコーヒーだと思います。

  ⇒「カリブ海域で昔から圧倒的にファンが多く個性的なコーヒー豆の生産国のキューバ産コーヒー豆について」

まとめ

日本に入ってくる量は少ないけれど、甘さが特徴の、さっぱりした後味、さらには少ない苦味のハイチ産コーヒー豆。当店では、このハイチ産のコーヒー豆は定期的に注文が入ったり焙煎をする機会もありますので、気になる方は是非お声掛け下さいね。

もしかしたら、このテイストにハマるかも知れませんね。コーヒーは評判だけでなく、実際に自分の手で確かめて味わってみないと、ホントの自分好みの味わいと出会えることは少ないと思います。そういう意味でも、このハイチ産のコーヒー豆は一度お試し頂く価値はあると思いますので、是非お試し下さいね。当店のアクセス地図は、ホームページに詳しく記載しておりますので、ご興味のある方は要チェック下さいね。

  参考リンク⇒「コーヒー焙煎研究所わたるのホームページ」

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