コーヒー豆の8段階の焙煎度合いで5番目のシティローストの味わいと風味について

シティローストコーヒー
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皆さん、こんにちわ^^

コーヒー焙煎研究所WATARUのわたるです。

本日も、コーヒー好きな皆様やコーヒー愛好家の皆様にとって有益なコーヒー情報をお伝えしていきたいと思います。

その今回の有益なコーヒー情報とは【コーヒーの焙煎度合いで中深煎りで苦味があるシティロースト】のことについて詳しくお伝えさせて頂きますね。

コーヒー焙煎とはコーヒー豆が持つ個性を引き出し創造性ある味を作るプロセス

当店では、毎日のようにコーヒー焙煎を行い、皆さんのご家庭のコーヒーライフをより豊かにさせて頂くためのお手伝いをさせて頂いております。ですので、世界各地のコーヒー豆や品種を焙煎する機会が多くあります。そのコーヒー焙煎の基本は、コーヒー生豆の持つ風味や特徴を引き出す工程になるのでありますが、このプロセスは料理人と変わらない一面があります。

素人でもプロでも関係ないと言われる方はいらっしゃいますが、コーヒー焙煎はプロの料理人と同じく素材の特性や善し悪しの目利きが出来た上で、そのコーヒー豆にとって適正なコーヒー焙煎が出来上がるのだと思います。今回は、このコーヒー焙煎でも重要になる焙煎度合いのことをお伝えさせて頂きたいと思います。

コーヒーは焙煎度合いにより、全く味わいが変わってきます。浅ければ酸味がきつく、苦みの少ないコーヒーとなり、焙煎が深ければ酸味はまろやかになり、苦みが強いコーヒーとなります。その中の中深煎りとなる、シティローストとはいったいどんな味わいなのでしょうか。

中深煎りのシティローストとは適度に苦く、適度に酸味がありとても香ばしく飲みやすいコーヒーでもあります。そんな中深煎りのシティローストコーヒーについて書いていきたいと思います。コーヒーの焙煎とはコーヒー豆の個性を最大限に活かしてくれます。酸味を楽しみたい方には、浅めがオススメですし、苦みを楽しみたい方には、深めがオススメになります。

深めのコーヒーと言えば、エスプレッソコーヒーで使用されることが多いですよね。ただ、近年のエスプレッソコーヒーには浅煎りの酸味とフレーバーが際立つコーヒー豆を使用されるお店も多くなってきました。そう考えると、それぞれにコーヒーの美味しさの表現があり好みもあるということなんですね。

そんな多様化しているコーヒーの世界なのですが、今回のシティローストは中煎深りなので、とても飲みやすく、そのため、色んな方から愛されるコーヒーの焙煎度合いの味わいになるのだと個人的には思っています。当店でも、浅煎りから中深煎りの焙煎度合いを取り揃えていますが、半分くらいのお客様は中深煎りの焙煎度合いを愛するお客様方です。

日本人が最も好みのバランスの良い、シティローストですが、コーヒー豆次第では、大きく味わいが変わってしまいます。いくら好みだと言え、コーヒー豆が好みでなければ、バランスの良いコーヒーは作れません。その為、コーヒー豆の特徴を知り、そして比較するために、シティローストで提供することもあります。

 ⇒「中煎りで香ばしさと風味を存分に楽しめるハイローストとは」

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コーヒー豆の焙煎度合いの過程は8段階あります

コーヒー豆の焙煎は基本的に、8段階あります。それを焙煎度合いが浅い順に紹介していきたいと思います。

1、 ライトロースト

1ハゼ直後くらいのコーヒーの風味と酸味を感じる焙煎度合いです。とてもフレッシュで新鮮なコーヒー豆を近年のコーヒー店では提供するお店も多くなってきました。ただ、このライトローストくらいの焙煎度合いになると水抜きが不十分で生っぽい印象にもなり易いので焙煎する方の器量が問われます。

2、 シナモンロースト

こちらの焙煎度合いは、ライトローストの次に浅煎りの焙煎度合いになります。当店でも、委託焙煎の際にはご依頼で煎り上げることもあります。そして、当店ではエチオピアのナチュラルとウォッシュドのコーヒー豆には、頻繁に用いる焙煎度合いでもあります。こちらも、一歩間違えると生っぽい印象になりがちな焙煎度合いですので、水抜きをしつつフレーバーが発達するためのリズミカルな焙煎プロセスが必要になります。味の印象では、酸の量が多めになりますので酸味が多く感じて香ばしさを感じ、その豆の持つ風味特性が強調される煎り具合になります。

3、 ミディアムロースト

酸味がまろやかになり、香ばしさと共に、巷ではここの辺の焙煎度合いでやっとコーヒーらしさといわれる風味などを楽しめる焙煎度合いになります。当店では、ナッツとキャラメル風味の広がるコーヒーのブラジルをこのミディアムローストで仕上げております。

4、 ハイロースト

酸味が程よく苦みとのバランスよくなる辺りの焙煎度合いであります。2ハゼ辺りになりますが、酸の分解から苦味の形成が始まる段階なので、苦味や酸味だけでなく風味にも影響を大きく与えて、色々なものが入り混じる複雑味を楽しめる焙煎度合いでもあります。私たち焙煎師からすれば、この辺りの焙煎度合いは楽しくもあり、焙煎プロセスの選択肢が幾つもあり楽しめる領域でもあります。当店では、グァテマラナチュラルプロセスがハイローストになります。

 ⇒「当店オススメのハイローストのグァテマラナチュラルのコーヒー豆の風味と味わいとは」 

5、 シティロースト

そして、こちらの焙煎度合いが今回のテーマのシティローストになります。2ハゼを超えて少し油分がコーヒー豆面に滲み出てくる段階での引き上げになります。当店では、マンデリンハニープロセスやブラジルナチュラルプロセスのコーヒー豆が、このシティローストになります。苦み成分の形成が進み始めて酸味は少量になります。

6、 フルシティロースト

ほぼ酸味がの成分を感じなくなります。コーヒー豆の表面焦げ臭くなり炭火焼きコーヒーの味わいとも言われております。当店では、この辺りの焙煎度合いはありませんが、卸し先のアイスコーヒーはこの辺りになるコーヒー豆もあります。アイスコーヒーなどであれば、パンチの効いた苦味を楽しみたい方には向いてる焙煎度合いだといわれております。

7、 フレンチロースト

コーヒー豆の焙煎中にも、かなりの油分がコーヒー豆面に滲んでくるようになります。そのため苦みがかなり強くなり、焦げ味なども感じてコーヒー液にも油分が浮かんでくるような焙煎度合いになります。

8、 イタリアンロースト

この焙煎度合いが、一番強く煎り上げる焙煎といわれております。その名のとおりイタリアンローストは、イタリアのエスプレッソコーヒーなどにも昔から使用されるような焙煎度合いで、苦味が相当強くなります。苦みを求める方に好まれますが、苦味だけでなくアフターテイストに残り続けるような焦げ味もあります。心地良さではなく、苦味の強さのみを求める方には向いている焙煎度合いであるといわれております。

という順に焙煎度合いがあります。今回紹介しているシティローストは、ご覧の通り、ちょうど真ん中の中深煎りであります。黄色のマーカー線も引いておりますが、苦味成分の形成が進み続けて酸味をほとんど感じなくなる焙煎度合いでもあります。

爽やかな苦みからコクのある苦みに変わり始めるころともいわれております。苦み、風味、ともにしっかりした豆を使用することにより、シティローストで、とても美味しいコーヒーを味わうことができるようになります。当店では、インドネシア産マンデリンハニープロセスのコーヒー豆をこのシティローストでの焙煎度合いで提供しております。苦味と甘味のコクがあり、ハチミツやチョコのような風味が口の中いっぱいに広がる素晴らしいコーヒーでもあります。

当店がオススメするシティローストがピッタリなコーヒー豆の風味や味わいとは?

前途でもお伝えしましたが、当店でのオススメなシティローストの焙煎度合いのコーヒーは、インドネシア産マンデリンハニープロセスのコーヒー豆であります。口に含むと、甘さと酸を少し感じ一気にマンデリン特有の苦味が口の中いっぱいに広がります。飲み続けて温度が落ちてゆくと共に、ハチミツのような甘さとチョコのような風味が心地良く広がり、アフターテイストも長く苦味と甘味が残り続けていきます。

このインドネシア産マンデリンハニープロセスのコーヒー豆は、浅い焙煎段階ですと、酸味が強く土っぽい印象があり重厚的な苦味は感じませんが、シティローストですと、酸味が弱まり、重厚的な苦味が表れてチョコやハチミツの風味が心地良く広がる印象があります。ですので、この豆の良さはハイローストからシティローストでの風味や味わいが抜群にオススメの焙煎度合いになります。皆さんも、是非当店でのシティローストでの重厚的な苦味と甘味をお試し下さいね。

 ⇒「シティローストで重厚的な苦味と心地良いハチミツのような甘さが広がるインドネシア産マンデリンのコーヒーとは」 

まとめ

コーヒーは個人によって大きく好みがわかれますが、このシティローストは、コーヒーの苦味が好きな方にはほとんどが好まれていて、そしてこの味わいに癒されているのだと思います。コーヒーはとてもリラックスできますよね。あまりに苦すぎるコーヒーは個人的に苦手なので、特に焦げ味を感じるコーヒーは不調さえも感じたりしますが、シティローストくらいの風味や苦味のバランスが取れている焙煎度合いであれば、疲れた時にスイーツなどとペアリングを楽しみたくなります。

そして、当店のお客様にもこのバランスの取れたシティローストの味わいが本当に好きな方が多くいらっしゃいます。今日もまた、シティローストのコーヒーで癒されに来る方がご来店頂き、コーヒー談義に花が咲きました。皆様も、是非お試し下さいね。当店の詳しいアクセス地図は、下記リンクのホームページに記載しておりますので、ご興味のある方は是非ご観覧下さいね。

  参考リンク⇒「コーヒー焙煎研究所わたるのホームページ」

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