皆さん、こんにちわ^^
コーヒー焙煎研究所わたるのWATARUです。
先日は、私が目指しているコーヒー資格の1つの品質管理マスター資格のための講習会に参加してきました。
この品質管理マスターは、1年前も受験した高き壁となるコーヒー資格試験となります。そのときのことを、備忘録ブログとして記載していきたいと思いますので、今後コーヒー業に関わる方は必見となりますので、是非最後までお読み下さいね。
目次
JCQA認定のコーヒー品質管理マスター資格を受験する理由と概要について
まず、このJCQA認定の品質管理マスターについて簡単にご説明しますね。この品質管理マスターとは、コーヒーを飲用して頂いている消費者の方々に「安心」と「安全」を確保して提供するために必要なスキルを保持するための資格であります。
その安心と安全を提供するためには、品質保証を明確にした上で品質管理を行うことであります。そのためには、品質管理担当者が品質保証に関する知識や経験を求められることが多くあります。その具体的な内容とは、関係する法令や業界団体のルールに対する理解を深めて対応出来る能力であります。
例えば、最近では2015年に食品表示法が施行されたことによって、コーヒー業界でも製造所固有記号などの対応が求められるようになりました。このような、時代で定められた法令などにも順応しながら対応を求められるので、常に新しい情報を収集していきながら品質管理は行い続けていかなければなりません。
ただ、この品質管理マスターで学び行っていく中で最も大事なポイントがあります。
①自社の体力の範囲内で無理のない対応
②目の前で対応していくお客様や消費者の皆様に対するニーズ
③クレームの発生状況などに応じて、自社の管理レベルの底上げをしていく
この3つのポイントを踏まえて基本となる自社の品質管理のマニュアルや対応を考慮していくことが大事なのであります。そして、これらの品質管理マニュアルは品質管理責任者が主導で対応していくので、このJCQA品質管理マスター資格で学ぶ内容が必要になってくるのであります。
私が、この品質管理マスターでの内容を把握した上で自社の商品に対する管理レベルを底上げしていきたいことも含めて資格試験に挑戦して取得して活かしていきたい気持ちがあって、受験をしております。ただ、この品質管理マスターはどの資格試験よりも難易度が高く合格率が低いといわれており、私も去年挑戦しましたが見事に玉砕しております(笑)
参考リンク⇒「2018年のJCQA品質管理マスターの資格試験を受験してきました」
また一から学ぶつもりで今年も受験をするために講習会に参加してきました。今回は、去年学んで上記ブログにも記載しておりますので、内容等は割愛させて頂きますが、どんなことを覚えてどのような内容の方向性で資格試験を問われているかを、私目線でお伝えしていきますね。
JCQA認定の品質管理マスター資格で問われているポイントとは
まず、このJCQA認定のマスター資格は3つあります。それは・・
「生豆鑑定マスター」
「商品設計マスター」
「品質管理マスター」
この上記3つをすべて合格して資格取得することによって、日本における【コーヒー鑑定士】の称号を得ることが出来ます。では、この3つのマスターによって得られる称号のコーヒー鑑定士になるためには求められるスキルや経験や知識が必須になってきます。
この各JCQAマスターに求められるのは、『消費者ニーズに合う品質の製品を作る』ことであり、このために「商品設計」「生豆鑑定」「品質管理」の各分野のエキスパートになり、すべてを活かして反映していくことであります。
そのためにも、上記で記載しているとおり自社のレベルで出来る範囲の対応をすることが肝要になってきます。そういう意味で、幅広くコーヒーだけのことでなく現代の法令のことや消費者ニーズなどを踏まえて対応していかなければならないのです。
そして、この品質管理マスターでは基本的な考え方の順序が大事になってきます。それは・・
- 幅広く品質管理に関する内容を理解しておくこと
- 品質に関する質問に適切に回答が出来ること
- 常い記録を取っておき、過去の履歴などを追うことが出来る環境にしておくこと
このような物事の考え方の順序や在り方を理解していないと、この品質管理マスターの資格試験は通用しないであろうと感じます。
参考リンク⇒「JCQA商品設計マスター資格試験で問われる知識やポイントとは」
2回目の受講で学んだことと去年の反省を含めて学ぶべきポイントとは
上記でも述べましたが、私は去年もこの品質管理マスターの受験はしており、2回目であります。その上で、また今年も一からの気持ちで講習会から参加させて頂きました。その2回目となる講習会では、1回目とは違う気づきやポイントがありました。そのポイントについてお伝えさせて頂きたいと思います。
参考リンク⇒「JCQA品質管理マスターの資格試験を受験してきました」
まず1回目で学んだことは、品質管理における考え方や手順みたいな部分であります。例えば、品質に起因する問題が生じた際に、クレームがあった消費者の方に適切に回答が出来ることが大事になってきますが、そのときのポイントを下記にまとめてみました。
①考えられる原因をリストアップを出来ること
②原因を調べる手段を示せること
③自社の出来る範囲で改善策や解決策が示せること
このような3つのポイントを踏まえて、適切に回答をして適切なクレーム処理が出来るようなことが大事であると1回目の品質管理マスターの講習会で学びました。そのためには、常に記録をして過去履歴を追える体制を整えておくことが組織の中のマニュアルであることが大事になります。そのためには、品質管理責任者である自分自身がそのプログラムやオペレーションを職場環境に組み込んだ上で、このようなクレーム処理に対応が出来るのであります。
そして、1回目の品質管理マスター資格の講習会で学んだことは、ある程度の法令があった上で品質管理手順や自社の基準が出来るという部分です。ただ、これらの基本的なことを学んだ上で本番の試験に挑みましたが、全く歯が立たないくらいに玉砕したことを覚えております。
その玉砕した理由を踏まえた上で反省したことは、テキストや教科書通りのことを暗記しても、テストで問われることは、
【本当にこの品質管理を業務で活かすためにスキルとして細部まで理解しているか?】
・・ということであると感じ反省した上で、今年の品質管理マスター講習会に参加させて頂きました。そういう意味でも、今年も多く学びがありました。ただ、この学びがテストで活かされるかは、私がどこまで深く広い幅で品質管理に関わる項目を理解して、品質管理における順序と考え方を持てているかであります。それと、大事な現在の法令に関わる認識度であると思います。
まとめ
今年は、この品質管理マスターの他に「生豆鑑定マスター」や「商品設計マスター」の受験にも挑戦する予定です。ですので、もちろん「生豆鑑定マスター」と「商品設計マスター」の講習会も品質管理マスターと同様に受講してきました。その他2つのマスター資格の印象としては、普段の私が関わっている業務に近い感覚や行っていることが多々ありました。
そういう意味でも、「生豆鑑定マスター」と「商品設計マスター」は私の業務に関わる身近であり、今後のお店運営にも活かすことが出来るスキルと知識でありました。特に、「生豆鑑定マスター」に関しては私の個人的に趣味であり生業でもある焙煎業務に直結しております。正直に言って講習内容が、「頭にすんなり入って来る順序」と「業務に関わる順序」と個人的な尺度による好みの順序」が同一でありました。
ここで、その順序をこっそりと明かします(笑)
1位、生豆鑑定マスター
2位、商品設計マスター
3位、品質管理マスター
上記の順番で重なっております。やっぱり、生豆鑑定マスターのときはワクワクしながら受講していたのを覚えております。ただ、このすべてのマスター資格は私が大好きなコーヒー道にとっては必須なスキルであり知識であるので、全部楽しんで取得させて頂きたいと思います。
参考リンク⇒「コーヒー生豆鑑定マスターに必要な知識や技術とは」
一緒に受講したコーヒー道を突き進む同士の方々とも交流してお話ししていると、皆さん自分に合ったスキルや順序が様々にあるようですね。私が、関わることも少なく苦手とする品質管理マスターの内容などが好きで一番に合格する自信があると言われる方もいらっしゃいました。その方と、お話ししていると思考回路や考え方が品質管理マスターに問われていることとリンクをしていると感じました。
他には、商品設計マスターが一番得意で好きであるという方もいらっしゃいました。やっぱり、考え方や思考回路が商品設計マスターで問われているような部分にリンクしていました。ホントに面白いですね。
最後に、この品質管理マスターはただ暗記や何となくでは取得出来ないと感じました。1つ1つ理解して、焦らずに現状と環境を考えつつ問題に向き合うことが大事と感じました。そして、講師の方に教えて頂いた品質管理マスターの在り方のことをまとめてみました。
~~~品質管理の在り方とは?~~~
- 「工程の記録」や「検査の記録」をしていくことは基本であること。
- クレーム処理を大切に。
- クレームとは真摯に向き合い、クレームを減らすために品質の向上に努め、安心・安全につなげていくことが大事です。
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今回も、共に学んで分かちあった講習会の方々や講師の皆様やコーヒー関係者の皆さま、ありがとうございました!!!まだまだ、学ぶことは多く突き進んでいくコーヒー道でありますが楽しみながら精進致します。
当店で、お取引頂いているコーヒー関係者の方や卸し販売やコーヒーのお手伝いをさせて頂いているパートナーの皆様にも、この学んだことをフィードバックしておりますので、コーヒーのことでお悩みのことがあれば、遠慮なくご質問をお聞かせ下さいね。共にコーヒーを楽しみコーヒーが生活の中で必要であるものとして築いていければ嬉しいです。
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