皆さん、こんにちわ^^
コーヒー焙煎研究所わたる所長WATARUです。
先日は、1週間近くかけてコーヒー探しの旅に行って参りました。
当店が目指す方向性の味や風味特性を感じるコーヒーに、更なる磨きをかけてよりよい1杯を提供したい想いで歩き周りました。
コーヒー生豆問屋、コーヒー焙煎業者、コーヒースタンド、コーヒー商社、コーヒー生産者など、沢山のコーヒー関係者を求めて朝から晩まで駆け回りました。
とても良い出逢いがあり、とても良いコーヒーに出逢い、素晴らしいコーヒー探しの旅が出来ました。
その中で、最も多くの出逢いがあった場所が「SCAJ2017」のイベント会場でした。
偶然に再会する人も居れば、必然に出会う人も居たし、私が求めていた人にも出会えて、コーヒーを通じて様々なドラマを感じました。
そして、今回も東京ビックサイトで開かれたコーヒーの祭典「SCAJ2017」のことについて備忘録も含めて記事を記していきたいと思います。
前回の記事にも、このSCAJ2017に関しての記事を掲載しておりますので、そちらも是非ご参照下さいね。
SCAJ2017に関する参照記事→「アジア最大のコーヒー祭典SCAJ2017に行ってきました!!」
目次
日本スペシャルティコーヒー協会主催のアジア最大コーヒー祭典「SCAJ2017」
前回のブログ記事にも記載しましたが、先日はアジア最大スペシャルティコーヒーイベント「SCAJ2017」に行って参りました。
目的は、更なる素晴らしいコーヒーと出逢うためです。
そのためには、「生産者」「輸入商社」「コーヒー焙煎業者」「コーヒー器具関連業者」「コーヒーマン」など、すべてのプロに出逢うことが必須と感じております。
生産者との会話や出逢いは、前回のブログ記事でも掲載しましたが、更なる良いコーヒーを求めて日々に研究しているのは私たち作り手だけでなく、生産者も勉強と研究を繰り返しておられます。
コーヒー栽培→コーヒー豆の精製→コーヒー豆の選別→輸送の、どの部分を見ても手を抜かずにクオリティを年々と上げてきております。
輸入商社の方々も、世界中を歩き回り良いコーヒー豆を探して見つけておられます。
日本での、私たち焙煎業に関わる人々に対して透明性のある情報や生産履歴なども明確にし、消費者の方々にまでドラマを伝えてくれます。
コーヒーは種からカップまで(From Seed to Cup)という世界共通の素晴らしい言葉があります。
その一連の流れをすべて明確に伝えていくことも、消費者に注がれるコーヒーの液体に影響を与えていきます。
そして、コーヒー焙煎業者も目利きや口利きなどが必要になってきます。
良い素材選び、良い品質を一定の環境で保存をし、良い状態のまま適正な焙煎を施し、消費者の方を満足させる素晴らしいコーヒーを提供していくことが大事な業務でもあります。
コーヒー豆の進化、コーヒー器具も進化、コーヒーマンも進化の本質のコーヒー時代到来
SCAJの出展ブースには大きく分けて3つあります。
1つ目は「コーヒー技術の競技会」。
2つ目は「コーヒー生産国やコーヒー商社などのコーヒー豆」。
3つ目は「コーヒーに関わる関連器具」。
・・上記3分類が大きく分けて出展ブースにはあります。
すべてが相互関係にあり、年々と進化し続けております。
コーヒー豆が更なる風味やテイストに進化すると、それに負けじと競技会に関わる人々の技術向上もあり、コーヒー器具もテイストや時代の方向性で機能性やデザインも変わり進化を続けております。
すべて進化が止まらないので、面白く楽しい半面、一生懸命に向き合うコーヒーに負けないように置いていかれないように日々精進が必要になってきます。
このSCAJコーヒーの祭典は、その1年のコーヒー業界のすべてが詰まったような感じであります。
そして、各コーヒー関連器具ブースにそのコーヒー業界のプロフェッショナルをゲストで呼びセミナーや抽出器具を使ってのコーヒーサービスを行っております。
HARIO社のブースにも、去年に引き続き今年も2016年World Brewers Cupチャンピオンの粕谷 哲さんがコーヒーサービスをされておられました。
粕谷さんは、2016年のWorld Brewers Cupでは、ハリオ社のV60ドリッパー抽出器具を使用してチャンピオンになった経緯があります。
ハリオのV60は、とてもクリーンな液体で風味特性などを感じやすくしてくれる抽出器具でもあります。
その粕谷さんのレシピなどをお伝えしてくれながら、コーヒーサービスをされておられました。
当たり前ですが、とてもクリーンでテイストも後味が長く余韻が続く素晴らしい液体でした。
以前のブログに当店でもオススメのコーヒー抽出器具の説明をさせて頂きました。
その時は、KARITAのウェーブドリッパーをご紹介させて頂きました。
味の方向性によって、抽出器具を変えるとより明確に好みに近づくということです。
こちらの記事も併せてお読み下さいね。
参照記事→「当店がオススメする抽出器具のウェーブドリッパーとは」
他にも、コーヒーだけでなく巷で現在ブームになっているお茶屋さんも出展されておられました。
コーヒー、チョコレート、その次にお茶もシングルオリジン(単一農園)による生産からカップまで一貫した体制で消費者に届けておられるようです。
お茶にも特注ドリッパーを作り、ドリップグリーンティーを抽出して提供されておられました。
すべての嗜好品飲料に言えることなのですが、こだわると栽培から抽出まで過程に妥協なく透明性のある情報を提示して、一貫性のある環境を作り素晴らしい液体を作りだすのだと思います。
今回の、このSCAJ2017で感じたことは時代が本質の流れに入りつつあることです。
消費者に感動あるものを伝えるためには、種からカップまですべてに妥協なく人間が関わるドラマや作り手の想い、そして素晴らしい風味や味わいを作り出して提供を継続して伝えることであるのは大事だと思いました。
多角的に物作りをしていることを刺激を受けて、更なる創作意欲、そしてシンプルかつコーヒーの本質の追求に拍車がかかりそうです。
また来年のSCAJに、どのような形を求めて伺えるのかが楽しみになりました。
そして、当店の更なるコーヒークオリティ向上とサービスに磨きがかかることに期待が出来ました。
ありがとうございました!!!
あと最後に、当店でもオススメするハリオV60ドリッパーの淹れ方のコツ動画も、お時間ある方は是非ご観覧下さいね!!
ちなみに、この動画のコーヒー豆は深煎り豆をベースに抽出しております。
当店のコーヒーへの気持ちや想いなどは、ホームページにも記載しておりますので、ご興味のある方は是非ご観覧下さいね。