皆さん、こんにちわ^^
熊本のコーヒー専門店WATARUの店長のワタルです。
昼間は熱いですが、夜は段々と涼しくなり過ごしやすくなってきましたね。
もうコーヒーの秋は、すぐそこに迫ってきておりますね。
最近は、益々ご自宅でコーヒーを淹れる方が増えてきて、当店にもコーヒー器具の問い合わせが多くあります。
今では、コーヒー器具はスーパーやディスカウントストアや量販店などでも見かけるようになってきましたね。
・・・なので、当店では量販店などで置いているようなコーヒー器具は販売はしておりません。
偶然にも、当店がオススメしているコーヒー器具は誰にでも簡単に淹れれる器具ではなく、ちょっとしたコツを踏まえて淹れると劇的に美味しくコーヒーが仕上がる器具であります。
それも踏まえて、本日は皆さんに当店がオススメするコーヒーを淹れるための道具をご紹介させて頂きたいと思います。
目次
熊本のコーヒー専門店WATARUがオススメする家カフェでのコーヒー器具とは
コーヒー抽出をする際に必要なコーヒー器具は、抽出方法によって変わります。
以前、当店ブログでも様々なコーヒー抽出方法のご紹介をさせて頂きました。
参考ブログ記事→「コーヒー抽出をする際の様々な方法」
お時間がある方は、併せて上記ブログの記事もご観覧になってお読み下さいね。
このブログ記事の最初に紹介させて頂いている手法がハンドドリップです。
ご家庭でコーヒー抽出方法で最も普及している手段が、恐らくこのハンドドリップであると思います。
厳密に言うのであれば、当店のようなコーヒー豆専門店に来られる方はハンドドリップ手法が多くいらっしゃるのだと思います。
今回は、このハンドドリップによる抽出方法でのオススメコーヒー器具のご紹介をさせて頂きたいと思います。
ハンドドリップ式コーヒーでの、必要なコーヒー器具は「ドリッパー」「ペーパーフィルター」「コーヒーサーバー」「ドリップケトル」があれば、コーヒー抽出が出来ます。
ただ、コーヒー抽出理論を駆使して再現性を伴い、常に美味しいと思えるコーヒーを淹れるためには他にも必要になってくる器具はあります。
せっかくであれば、その他のコーヒー器具も併せて今回はご紹介させて頂きたいと思います。
コーヒードリッパーはKARITA製「ウェーブドリッパー」
ここから先にオススメするコーヒー器具は、あくまで当店の独断と偏見の部分が含まれますので、予めご了承下さいね。
まずは、コーヒードリップに必要なドリッパーの器具ですが、当店がオススメするのは「カリタ社 ウェーブドリッパー」になります。
何故?・・このドリッパーをオススメするかは、ウェーブフィルターから落ちてくるコーヒー成分が、当店が目指す「スイートネス」「クリーンカップ」「アフターテイスト」&「フレーバー」が、抽出コントロール次第では抜群に良いからです。
特に、他のコーヒーフィルターなどでは実現しにくいコーヒーオイル成分の抽出量が充実していることが、当店にとっての目指す味わいに近い液体が落ちてくれます。
こちらのドリッパーは材質も様々にあります。
「銅製」「ステンレス製」「ガラス製」「陶器製」など、形状は同じですが材質違いのウェーブドリッパーがあります。
この材質に関しては、断然「銅製」がオススメです。
蓄熱量があり、実は形状も他とは違いがあるのです。
この2つの違いは抽出液に大きく影響しております。
コーヒーサーバーはHARIO「ビーカータイプのサーバー」
こちらは、理由は1つ「目視」が抽出の際に必要だからです。
通常のコーヒーサーバーは斜めの三角形の形状になっておりますので、目視の用途で考慮するとビーカータイプのコーヒーサーバーの方が断然使用しやすいのです。
コーヒーの抽出液の再現性を考えるなら、「注湯量」と「抽出液量」と「抽出時間」は正確にしなければなりません。
その中で、抽出液量は目視が必須になります。
コーヒーの注湯量と抽出時間はHARIO「ドリップスケール」
先程の、コーヒー抽出液の再現性を考慮する部分でお伝えした「注湯量」と「抽出液量」と「抽出時間」は必須になります。
このドリップスケールで計測するのは「注湯量」と「抽出時間」です。
コーヒー焙煎豆の状態が同じと仮定してレシピは成り立ちますが、この注湯量と抽出時間は目安になります。
そのためには、このドリップスケールは必須アイテムになります。
ドリップ抽出の抽出液の落ち方を確認するためのHARIO「ドリップステーション」
上記の画像にも映っておりますが、ドリップスケールも下に敷ける便利なドリップ抽出のためのお役立ちアイテムです。
ウェーブドリッパーは、3つの穴から落ちていくタイミングが目視出来ないと再現性を考慮することが出来ないので、こちらも常に美味しいコーヒー液を抽出するために必須なアイテムです。
コーヒードリップ抽出に要になる「細口ケトル」
こちらは、メーカーは決めづらいですが当店はBONMACのドリップポットをオススメしております。
新潟県燕三条の職人が作る「TUBAME」ブランドです。
ケトルの先は細く、高さを出しつつ細く湯の線を保ち続ける際などには最適なポットです。
そして、保温性も抜群なので、ドリップする前に温度を決めておくことが出来ます。
当店では、基本は92℃の蒸らしと84℃の抽出液用の湯で分けて、2つのドリップポットを使用します。
その際の抽出液用の方に、このドリップポットを使用しております。
まとめ
コーヒーは「生産」→「収穫」→「精製」→「選別」→「輸送」→「保管」→「焙煎」→「抽出」の過程がありますが、どの段階にも必ず味を決める方程式があります。
この方程式は、どんな食材でも必ずあります。
その答えは「生もの」であり「生鮮食品」でもある一面があるからです。
すべて物質的な一面には、状態の変化で対応を変えないと答えが一致しないのです。
コーヒー豆も同じで、状態の変化で焙煎プロファイルや抽出プロファイルを変えなくてはなりません。
なるべく自分が求めている「味わい」=「答え」に近づけたいからです。
当店では、プロアマを問わずにコーヒー抽出トレーニングやコーヒー教室を随時行っております。ご興味のある方は、当店ホームページに詳細を記載しておりますので、是非ご観覧下さいね。
参考リンク⇒「熊本コーヒー焙煎研究所わたるのコーヒートレーニングやコーヒー教室の詳細ページ」
最後に、当店の抽出師が淹れたドリップシーンの動画を掲載しておきますので、お時間のある方は是非ご観覧下さいね。