東京で美味しいスペシャルティコーヒー専門店巡りをしてきました【2018秋】

東京スペシャルティコーヒー
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皆さん、こんにちわ^^

コーヒー焙煎研究所わたるのWATARUです。

毎年、東京コーヒー巡りツアーを趣味も兼ねて行っておりますが、今年も先日に東京で美味しいと評判のスペシャルティコーヒー専門店巡りをしてきました。

その際のことを、備忘録を兼ねてブログにまとめていきたいと思います。

東京のスペシャルティコーヒー事情を詳しく知りたい方には必見であると思いますので、ご興味のある方は最後までお読み下さいね。

東京で先端のトレンドのスペシャルティコーヒー豆専門店に行ってきました

先月に趣味でもあるコーヒー専門店巡りをしてきました。今回は、ほぼスペシャルティコーヒーに特化しているコーヒー専門店をチョイスして周ってきました。そして、今回はただ美味しいスペシャルティコーヒーを飲み歩くだけでなく、

【東京だけでなく世界からも支持を受けている、トレンドのコーヒーや評価基準が高いといわれているコーヒーを認識するためのコーヒー巡り】

・・という長めなお題目ではありますが、そのような目的意識を持って今回は周ってきました。ホントに、素晴らしいコーヒーとの出逢いばかりでしたので、1つ1つのお店の文章の感想が長くなりますので、数回に分けて備忘録ブログとして記述しておりますので、そちらも併せてお読み下さいね。

  参考リンク⇒「東京の評判のコーヒースタンドやコーヒー豆専門店巡り2018年ver.」

SWITH COFFEE3

東京都目黒区【SWITCH COFFEE TOKYO 目黒店】

この日は、東京コーヒー巡りツアーの2日目で、朝から「Fuglen Asakusa」さんにて北欧のロースターのコーヒー豆を中心にカッピング会が開催されておりました。私も、朝から「Fuglen Asakusa」さんのカッピング会に参加させて頂き、ケニアを中心にエチオピアとコロンビアのコーヒー豆を数十種類カッピングを続けて口の中が酸味でいっぱいでした。

  参考リンク⇒「Fuglen Coffee Roastersさんにて北欧中心のコーヒーロースターさんのコーヒー豆のカッピング会に参加してきました」

その後は、浅草周辺をフラフラ歩きながら美味しいもんじゃを食べて、次なるコーヒー店に移動しました。そして、【堀口珈琲 上原店】さんと【FINETIME COFFEE ROASTERS】さんをコーヒー巡りに伺いました。どちらも、名実ともに素晴らしいコーヒー専門店であり、じっくりとコーヒーを堪能させて頂きました。今回の、東京コーヒー巡りツアーでの裏テーマでもある『トレンドのケニアを飲み歩く』こともありましたので、どの店舗でも必ずケニアを頂いておりました。

  参考リンク⇒「東京コーヒー巡り2日目もケニアのコーヒーを飲み歩きました」

もうこちらの【SWITCH COFFEE TOKYO 目黒店】さんに着いた時点では、口の中がケニア祭り状態でしたwwでも、美味しいコーヒーは飲み疲れることなく何杯でも飲めちゃうんだから、またこのあとも飲み続けちゃいました(笑)

SWITH COFFEE1

そして、ようやくお目当ての【SWITCH COFFEE TOKYO 目黒店】さんに辿り着きコーヒーを選ぶことにしました。コーヒー豆のラインナップは4種類ありましたが、あと特別に水出し抽出のケニアもありましたので、やっぱりケニアを頂きました。もちろん、この上記4つの試飲はさせて頂きました。どれも個性的であり主張が強いのに、クリーンカップが成立しており、甘さも酸味もバランスよく表現されていて感動しました。

こちらの【SWITCH COFFEE TOKYO 目黒店】さんでの焙煎機はプロバットでした。この建物の天井に届きそうなくらいの迫力のプロバット焙煎機があり、このフレーバー&テイストの方向性を感じました。酸を中心にクリーンなカップにまとめているものもあれば、フレーバーを重視して甘さや質感などにこだわり強さを感じるカップもありました。個人的には、エチオピアが感動したので購入して帰ろうと思ったのですが、終売になっており入荷予定も未定だそうでした。

コーヒー巡りツアーの醍醐味は、自分の感じるコーヒーへの想定外の感動があることであります。こちらの、【SWITCH COFFEE TOKYO 目黒店】さんには幾つもその感動を感じるものがありました。さすがは、今年のエアロプレスローストコンペで1位になられたコーヒー店と感じました。どれだけクリーンな印象とアシディティの質があるのかを気になっていたのですが、コーヒーの液体を飲んで強さも感じつつ綺麗な印象も感じれたことに感動しました。

そんなことを妄想しながらコーヒーを待っていると、ケニアのコーヒーが運ばれてきました。こちらは、水出し抽出なので透き通った印象のコーヒーと思って飲んでみたのですが、濃厚でケニアらしさだけでなくトマトのようなジューシーな酸や甘さを感じ素晴らしいコーヒーにも衝撃を受けました。飲んで強さを感じつつ綺麗に風味が1つにまとまり、甘さやフレーバーが心地良く残り後口に残り続ける印象が忘れられません。

コーヒーで感動を与えれるお店って、ホント素晴らしいな!!ご馳走さまでした。このコーヒー店も行く価値が高く一度は飲んでみた方が良いと思いました。

【SWITCH COFFEE TOKYO 目黒店】

住所 東京都目黒区目黒1-17- 23

TEL 03-6420-3633

営業時間 10:00~19:00
定休日 不定休

KOFFEE MAMEYA3

東京都渋谷区表参道【KOFFEE MAMEYA】

東京コーヒー巡りツアーの最終日に、こちらの【KOFFEE MAMEYA】さんは伺いました。この日は、朝から東京コーヒーフェスティバルに全国の人気コーヒー店のコーヒーを飲みに行っておりました。なかなか飲む機会がないコーヒー屋さんばかりでしたので、ついつい飲み過ぎてしまいました。その沢山コーヒーを飲んだあとのシメに【KOFFEE MAMEYA】さんに行ってきました。

こちらの【KOFFEE MAMEYA】さんは、初めてではなく去年にも一度伺っておりました。去年のコーヒーツアーの際にも感動を頂いており、また最後のシメに伺うことになりました。こちらの、【KOFFEE MAMEYA】さんが何と言っても素晴らしいところが、世界中の美味しいコーヒー焙煎豆を探し出して適した抽出プロセスで提供してくれるところであります。また去年とは違うラインナップが取り揃っておりました。

  参考リンク⇒「東京の厳選したコーヒー豆専門店巡りツアー2017」

こちらの【KOFFEE MAMEYA】さんは、表参道の閑静な住宅街の中にひっそりとあり、佇まいは高価な和風な作りの家を思わせるような雰囲気で入り口付近で、いつも行列になっております。この日は雨であり、傘をさしながら待っている人が居られました。私も、その最後尾に並び店内のカウンターに続く列で待っておりました。

KOFFEE MAMEYA4

やっと店内に入ることが出来ましたが、カウンターにバリスタが3人並んで接客をしておりました。こちらは、病院の横にある処方箋で薬を渡して頂けるところっぽくて、バリスタさんは皆さん白衣を着て接客をされておられます。まずは、カウンターの一番右端に案内されてコーヒー豆の説明などを受けてメニューを注文します。コーヒー豆は、全世界の有名なロースターさんの豆が並んでおり、分かり易く浅煎りから中深煎りくらいまでラインナップがあります。

KOFFEE MAMEYA1

メニュー表を眺めるとゲイシャ種のコーヒー豆を中心にトレンドのコーヒーの個性よりも、強さとインパクト重視のラインナップがあるように感じました。今回の東京コーヒーツアーでは、綺麗な酸味とフレーバーが充実しているケニアばかりを飲んでいたので、少し強めなフレーバーのコーヒーを頂こうと迷いました。

・・で、結局は私がケニアで(笑)、連れがエチオピアを頂きました。またまたケニアで締めくくりました。こちらのケニアは、東京コーヒー巡りの中でも強いフレーバーのケニアに感じましたが、最後まで美味しく頂きました。エチオピアも、思った以上に強めなフレーバーでありましたが、上質なコーヒーなので冷めていっても甘さと共に飲み心地が変わり素晴らしい1杯でありました。

そして、このカウンターの右端で選んだオーダーを真ん中の抽出するバリスタ前に移動して、抽出レシピを教えて頂きながら、コーヒー抽出をして頂きました。

KOFFEE MAMEYA2

ケニアがカリタウェーブドリッパー155で、エチオピアがハリオV60で抽出をして頂きました。両方とも高温で抽出して、時間をたっぷりと掛けてドリップされておりました。さすが【KOFFEE MAMEYA】さんだと感じたのは、この東京コーヒー巡りツアーでは初のウェーブドリッパーによる抽出であったところです。しかも、155ドリッパーであるところです。濃度を上げてフレーバーを落すということは、その分多量に成分が落ちるのでクリーンカップさやスイートネスのバランスや、あまり刺激的であるとアフターテイストに心地良さも感じないので、相変わらずの攻めの姿勢での【KOFFEE MAMEYA】さんには感動をしました。

そして、もちろんクリーンカップでありながら濃度感あるトロっと感じる質感であり、充実したみずみずしいトマトを思わせるフレーバーであり、甘さも心地良く後口に長く余韻もある素晴らしいケニアのコーヒーでした。

去年と同じロースターさんの「Cupping room」などもあり、1年前にこちらで「Cupping room」さんのエチオピアのコーヒーを頂いたのを思い出しました。スゴク明確で強烈なフレーバーでありながら、バランスを失うことなく綺麗なカップで頂けたのは感動でありました。そして、今年の「Cupping room」のコーヒー豆はゲイシャ種のコーヒーでした。色々と飲み過ぎていたので、また次回に来た際には飲むのを楽しみにしておこうと思いました。

この空間で1日掛けて、コーヒーだけに向き合い休む間もなくコーヒーを処方を続けているバリスタさんは偉大でカッコいいですね。また良いものを体験し、味わいや感じさせて頂きました。コーヒー好きな方には、絶対に行く価値あるコーヒーショップであると感じました。

【KOFFEE MAMEYA】

住所 東京都渋谷区神宮前4丁目15−3

営業時間 10:00~18:00

東京スペシャルティコーヒー専門店巡りの感想&まとめ

今回の東京コーヒー巡りツアーは、かなり濃密で素晴らしいコーヒー店ばかりでありました。すべてにおいて妥協を感じたコーヒー店はなく、目の前に居る消費者の皆様を大事にもてなし、各々のコーヒーの素晴らしさを伝えておられました。

コーヒーは美味しいと思って飲むものだけでなく、人が作って人によっての想いを伝えて素晴らしいコミュニケーションがあって、またここの場所のこのお店のこの人に会いに行ってコーヒーを飲もうということに繋がるのだと感じました。この人の想いや気持ちが強ければ強いだけ、ホントに良く感じるコーヒーはあるのだと思います。

私も、このコーヒー巡りツアーを通して、何故自分自身がコーヒー屋を営みコーヒーを提供しているのか、そして飽くなきコーヒーの追求をしているのかを考える良い機会になりました。ただ、美味しいコーヒーだけを出せば良いというような無機質な感情で提供するコーヒーが良い訳ではなく、気持ちだけでは美味しいコーヒーが出来上がる訳でもないのです。

これからは、多様性に富んだ感情や表現の幅を広めつつ、専門性でしか感じられない深さを掘り続けて本質の部分を提供するような、「幅」と「深さ」の両輪を身にまとうようなコーヒーの世界観が大事であり、その世界観を提供した結果、感動や癒しが生まれる部分に価値が創出されていくのだと感じます。

人間でなければ、この両輪は作り出すことが出来ず、その上コーヒーでなければ成立しない世界を提供出来ると素晴らしいのだと感じさせて頂きました。このような素晴らしい感動や気持ちにさせてくれた東京コーヒーシーンの先端におられるお店や人々に感謝です。今後は、コーヒーを通じて当店でもこのような感動や癒しを与えれるコーヒー屋さんになるべく、「幅」と「深さ」の両輪を磨き続けて掘り続けて広げていきたいと思います。当店ホームページにも、現在のコーヒーへの想いや向き合う姿勢などを記載しておりますので、ご興味のある方は是非ご観覧下さいね。

  参考リンク⇒「コーヒー焙煎研究所わたるのホームページ」

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