ご自宅でもコーヒーを飲む方が増えてきました。
当店でも、毎日のようにご自宅でも美味しいと思えるコーヒーを淹れるコツを知りたがるお客様が来店されます。
そこで、本日は様々なコーヒーの抽出方法を皆様にご紹介させて頂きたいと思います。
目次
コーヒーを抽出するための様々な抽出器具
コーヒー豆を粉にしてお湯で抽出するために使用するコーヒー抽出器具は様々にあります。
どのコーヒー器具も、発祥の国が違いや文化などで淹れ方や味わい方の違いがあります。
ドリップ抽出(ペーパー)
ご家庭でコーヒーを淹れる際に一番ポピュラーな抽出方法で知られております。
このペーパードリップ方式は、ドイツが発祥です。ドイツに本社を置くコーヒー総合機器メーカーのメリタ(Melitta)社のメリタ・ベンツさんにより発明されました。
その後、ペーパードリップはドイツ国内で直ぐさま反響を呼び、ブームとなりました。今では、全世界各地に広がり家庭やお店などで愛用されております。
このペーパードリップも進化して様々なペーパーの質や形状、それに合わせたドリップ器具が普及しております。
ペーパードリップの特徴は、コーヒーの成分をキレイにサラッと飲める抽出液を落とせます。
コーヒーメーカー
こちらのコーヒー抽出器具は、家庭だけでなくオフィスなどにも大きく広がったコーヒーマシンでもあります。
操作は簡単で、難しい設定をしなくてもボタン1つ押せばお湯が湧きコーヒーを抽出してくれます。オフィスコーヒーとして広く愛用されたのも、この簡単設計であるのも1つの要因です。
ただ、近年のコーヒーは良質なものを求められる傾向にありますので、開発され商品化されるコーヒーメーカーも人間の手間を掛けて淹れたようなプロセスに出来る設計になっているものもあります。
コーヒーメーカーのメリットは、手軽に簡単で手間要らずな部分であります。逆に、コーヒーメーカーのデメリットは、温度調整や抽出スピードやリズムを細かく設定が出来ない部分であります。
価格は安価なものから高価なものまでありますので、環境によって選ぶと良いかと思います。
エスプレッソ
エスプレッソの抽出方法には、電気を利用したマシンタイプのものか、直火にかけて抽出するタイプのものがあります。どちらも原理は、高圧で高温で瞬時に抽出するところにあります。
当店でも、エスプレッソコーヒーはシングルからアレンジコーヒーまで提供しております。当店の目指すエスプレッソの味わいは、より濃厚なコーヒー液を抽出するためエスプレッソマシンを活用して抽出しております。
電気式でのエスプレッソマシンでの抽出は、パウダー状までサラサラになるくらいの粒子のコーヒー粉をバスケットに詰め込んで瞬時に抽出致します。そうすると、赤みに帯びた黄金色の泡が浮かんできます。これを「クレマ」と呼びます。この「クレマ」は、コーヒー豆の持つ油分を含み旨味や甘味を凝縮した味わいを感じさせてくれます。
このエスプレッソコーヒーを使用して、カフェラテやカプチーノ呼ばれるアレンジコーヒーを作り商品として提供しております。
このようなエスプレッソマシンは近年は業務用だけでなく、本格的な家庭用マシンも流通するようになってきました。当店でも、多くのお客様からの注文を頂いております。
ちなみに、下記の動画は当店のエスプレッソコーヒーを抽出する際に、コーヒー液の一番良いと思うポイントを探るためのメッシュ調整シーンです。
サイフォン
昔ながらの喫茶店などでお見かけしたことがある方もいらっしゃると思います。喫茶店の雰囲気にはピッタリなフォルムをしており、寡黙なマスターがサイフォンでコーヒー抽出する姿は画になります。
サイフォンは、フラスコが2つ重なり出来上がったような見た目をしております。
こちらの器具の抽出原理は、フラスコ内の気圧の変化を利用してお湯を移動させてコーヒー粉とお湯を接触させて抽出する仕組みになっております。
味の特徴は、沸騰した熱いお湯で抽出するため、いつも以上に濃度が濃いかったり苦味や渋味につながる液体が出来上がります。
メリットは抽出する際のパフォーマンス面は優れていますが、デメリットは味への影響のある温度をコントロールが出来ない部分があることです。
コーヒープレス
こちらのコーヒー器具は、世界中で愛用されておりますがその場所や土地で呼び方が変わります。
仕組みや抽出原理も簡単で普及も世界各地にされております。抽出する際は、コーヒー粉とお湯を3分くらい接触させて抽出します。
こちらの抽出原理を用いた器具のことを、浸漬式コーヒーと呼びます。その名のとおり、浸して漬けてコーヒー抽出を行います。
味わいの特徴としては、コーヒー粉とお湯が直接接触して金属フィルターなどで濾しますので、コーヒーオイルが抽出されますので、そのコーヒー豆の風味特性とコクや甘味などを存分に味わうことが出来る液体になります。ただし、コーヒーの微粉末も一緒に抽出されがちですので時間の経過とともにエグ味や渋味を感じる成分も抽出されてしまいます。
まとめ
まだ他にもコーヒー抽出器具はありますが、今回ご紹介したのは主に普及しているコーヒー器具ですので、皆様も知っているものだと思います。どのコーヒー器具にも特性がありますので、味の好みに合わせたコーヒー器具で淹れると自分だけのオリジナルコーヒーが出来上がりますね。
最後に、当店でもっともオススメさせて頂いてるコーヒー器具で淹れ方のコツを詳細まで説明した動画をご紹介させて頂きますね、ご家庭で淹れる際に是非ご参考にしてみて下さいね。当店のホームページにも様々なコーヒーレッスンのご紹介もしておりますので、ご興味のある方はご観覧下さいね。
参考リンク⇒「コーヒー焙煎研究所わたるのホームページ」はこちら