当店のBeanToCupCoffeeとは

 当店が目指し行っている【Bean to Cup Coffee】の流れを考えたコーヒー作りは、種からカップまで一貫したクオリティを保ち、コーヒーは自然と科学が融合して作られた素晴らしい飲み物であり嗜好品であることをお伝え致しております。

 まず、コーヒー豆の根本的に関わるコーヒーの木の栽培から収穫・精製処理・輸送の流れに着目し品質維持にこだわっております。私たちコーヒー焙煎研究所わたるは、世界各国の産地の農園を繋ぐサプライヤーとの契約と継続取引に力を注いでおります。コーヒー生豆の良質なものが確保出来てこそ、私たちが生産者と消費者を繋ぐクオリティ高きコーヒーを提供出来るのであります。
そのためには、素材選びと品質維持をするためにサプライヤーとの密接な取り引きや関係性を構築する必要があります。コーヒー農園での栽培する際の条件や、コーヒーの木からチェリーを収穫する際の流れや、精製処理や輸送での品質維持や向上するための工夫や配慮を現地の方々と話し合い解決していきます。

 そして、日本の私たちの手に渡って来た際もクオリティチェックや品質管理や焙煎プロファイル作成など、更に素材のクオリティと私たちの創意工夫によって創造性のあるコーヒーを作り出します。その後、焙煎した後のエイジングから抽出を行い消費者の皆様のカップに注ぐコーヒーまでを一貫したところまでを、私たちが掲げる【Bean to Cup Coffee】と呼ぶ流れとしております。
この私たちが考える【Bean to Cup Coffee】とは、コーヒーの多様性であり多角的な側面から、「フルーツ」の一面もあり「科学」としての一面でもあるものとして捉えて日々研究を続け、更なる新しいコーヒーの創造性のあるものとして提供しております。もちろん、コーヒーは正面から眺めると嗜好品・飲料の部分が大半であります。

 そんな多角的から見つめるコーヒーを、私たちは種からカップまでを一連して研究して皆様に最高な状態で飲んで頂きたい一心で、この「コーヒー焙煎研究所 わたる」を設立しました。科学な一面でもあるコーヒーの方程式の謎を皆様に少しでも理解して頂き、ご家庭での環境でも最高に美味しい一杯を飲んで頂きたく、日々コーヒー研究に取り組んでおります。
そんな当店のコーヒー【Bean to Cup Coffee】の流れを分かり易く図解形式ご紹介いたします。

BeanToCupCoffeeの流れ

完熟したコーヒー豆のみを使用しております

コーヒーの木になるコーヒーチェリーは完熟したものだけを厳選して収穫します。この完熟したチェリーから精製処理されたコーヒーは、綺麗で透明感のある液体で甘さや酸味が爽やかであります。

当店が目指すコーヒーは、
1、「高フレーバー」
2、「クリーンカップ」
3、「スイートネス」
4、「ロングアフターテイスト」
・・であります。このような表現のコーヒーに仕上げていくためには、コーヒーチェリーは完熟しているもののみを収穫していなければ実現が出来ません。

 例えば、チェリーが未成熟のコーヒーは明るく綺麗で甘さのあるコーヒーにはなりません。暗く重たく渋味や不快な味わいを感じてしまいます。

 このポイントを重視して当店では、世界各国のコーヒー農家との直接取引をはじめ、すべてトレーサビリティ(生産履歴)が明確であり、安心かつ高品質な生豆のみを収穫したもののみを取り扱っております。完熟したコーヒーの実から精製されたコーヒー豆(種子)は、糖度が高いフルーツのような甘さがあり心地良い味わいになります。

豆の個性を最大限に引き出す,独自の焙煎技術

私たちコーヒー焙煎師は調理人であります。

 その私たち焙煎師は、素材そのもの味わいを最大限に引き出すための経験や知識を持っており、素材の状態を見極めながら日々コーヒー焙煎を行い素材の良さを引き出しております。ただ、私たちコーヒー焙煎師は素材の味わいや個性をそのまま表現することだけでなく、そのコーヒー豆の持つポテンシャル自体を、私たち調理人の手によって独創性のある表現の味わいと風味に仕上げることが使命であると考えております。

 それは、生産者と消費者を繋ぐための大事な工程であるとも思っております。
素材以上の味わいや風味は表現出来ませんが、素材の持つポテンシャルに創造性のある調理をすることによって、消費者の方々は想像以上の感銘を受けて感動を味わって頂けると感じております。予想範囲内の枠から飛び越えた分だけ感動の振り幅は大きく揺れて、心からの感動も覚えるのだと思います。

 そのため、私たち調理人という名の焙煎師は日々に素材のことを生産者以上に理解して科学的なアプローチからの焙煎メカニズムを解明して、より感動するコーヒーを作り続けていくことが大事と捉えております。
同じ産地のコーヒー豆でも、品種や精製方法などの違いによってそれぞれに違った個性を持っています。私たちは、取り扱うすべてのコーヒー豆に対してその特性を最大限に生かすための独自の焙煎プロファイルを日々研究しています。適正に焙煎されたコーヒー豆は、透明感があり後口の甘さの余韻が長く続く印象を与えてくれます。その一方、透明感は同じくですが甘さよりも酸をキラキラ輝かせて質の良い味わいと際立つ風味の印象を与えることも出来ます。

 このように私たちの想う独創性のコーヒーを、コーヒー焙煎によって引き出し、感動するコーヒーを皆様に伝えるために日々研究しております。

コーヒーは、淹れ方次第で変わります

 世界には様々なコーヒー文化があるため、多種多様なコーヒー抽出器具があり、それぞれに特徴があります。

 コーヒー豆の特徴や自分自身の好みに合わせた、コーヒー抽出器具選びをしてから、コーヒーを淹れていかなければ自分にとっての美味しいコーヒーは完結はしません。
私たちコーヒー焙煎研究所わたるは、そのような自分にとって美味しいと思えるコーヒーや消費者の皆様がコーヒによって与えられる感動を目的としておりますので、コーヒー抽出を完璧にすることによって目的を遂行して達成することになります。

 そのためには、まずコーヒー焙煎豆の特性や特徴を理解してから正しいコーヒー抽出器具を選定することが大事になります。
その適正なコーヒー器具選びをした上で、そのコーヒー抽出器具の適正な使用方法と美味しく抽出するためのプロセスを導き出してコーヒー抽出することが大事になります。この一貫性があって、初めて自分自身にとって美味しいと思えるコーヒーが出来上がり、そのコーヒーを通じて感動を味わうことが出来るようになります。

 そのような想いを発信して遂行しているからこそ、私たちは単にコーヒー豆を販売するだけではなく、ご家庭や職場でも美味しいコーヒーを楽しみ味わって頂き、感動を感じて頂くために、それぞれの香りと味の好みやライフスタイルに適した抽出器具や淹れ方のアドバイスやワークショップを随時開催しています。個性あるコーヒー豆に適した抽出をすると、風味特性を香りや甘さなどから感じることが出来て、至福の1杯にも繋がっていきます。
皆様にもコーヒーによって更なる喜びと癒しを感じられる人生をお過ごし頂ければと思い、出来る限りのサポートやお手伝いをさせて頂いております。