コーヒー豆の2大品種「アラビカ種」と「ロブスタ種」の特徴と違いとは

アラビカ種とロブスタ種とは
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皆さん、こんにちわ^^

コーヒー研究所WATARUのわたるです。

本日は、コーヒー豆の2大品種アラビカ種ロブスタ種について語りたいと思います。

コーヒー豆の2大品種のアラビカ種とは?ロブスタ種とは?

この「アラビカ種」と「ロブスタ種」は、コーヒーの用語などで耳にしたことがある人が多いと思います。

本日は、このアラビカ種とロブスタ種についてご説明させて頂きたいと思います。

以前の当店ブログ記事には、コーヒー豆の伝来のお話しを記述させて頂いておりますが、そちらとも関係性の深い話しになりますので、その記事も併せてお読み下さいね。

関連記事→「コーヒー豆の伝来と商業的なコーヒー栽培のルーツのお話し

コーヒーノキのアカネ科コフィア属の「アラビカ種」とは

日本で飲用されているコーヒーの品種は、ほぼこのアラビカ種であります。

全般的にいえば、香りが高く上質な甘味や酸味などがあるコーヒーになります。

レギュラーコーヒーの位置付けされているコーヒー豆は、ほぼアラビカ種です。

赤道を中心にから北緯25度から南緯25度までの範囲内の世界中の国々で生産されております。

このコーヒー豆は、コーヒーノキになる実の種子であります。

通常のコーヒー豆であれば、コーヒーの実の中にフラットビーン(平豆)が2つ入っています。

そして、5%~20%の割合でコーヒーの実の中に2つではなく1つだけしか入っておらず、俵状に生長しているピーベリー(丸豆)が入っていることもあります。

コーヒー豆の取り引きされる際に、商品名の末尾にピーベリーと記載しているものは、この丸豆のことであります。

味わいは、フラットビーンと変わりはありませんが焙煎する際のプロファイルは変わってきます。

このアラビカ種を生産している国は、「ブラジル」「エチオピア」「イエメン」「メキシコ」「グァテマラ」「エルサルバドル」「ホンジュラス」「ペルー」「コロンビア」「ジャマイカ」「キューバ」「ハイチ」「ドミニカ」「タンザニア」「ケニア」「インドネシア」「インド」「パプアニューギニア」など、誰もが聞いたことあるような有名なコーヒー生産国ばかりです。

このアラビカ種コーヒーの実は収穫されてから精製されてから生豆になります。

精製処理のことについては、以前のブログ記事に詳しく記載しておりますので、併せてお読み下さいね。

関連ブログ記事→「コーヒー豆の精製処理のプロセスや味わいと風味の違い

そして、精製処理が終わり生豆の選別工程に入ります。

精製工程での段階で経てきた生豆は不揃いであったり、欠けて割れていたり、色の異常なものを含んでいたりするので、選別工程が必要になります。

この選別工程には、

「スクリーン選別」・・・穴の大きさの異なるふるいを組み合わせたもので、大きさを分ける作業のこと。

「比重選別」・・・振動を与えて、重い豆と軽い豆を分ける作業のこと。

「比色選別」・・・目視または光の反射率の違いを利用して、外観に異常のある豆や色の異なる豆などを分ける作業のこと。

上記のような選別工程を経て生豆が商品規格に沿ったものとなって出荷されていきます。

アラビカ種は飲用されるコーヒーの品種でもグレードの高い位置付けされておりますので、商品規格もいくつも何段階にもあり、そのグレードによって取り引き価格が変わってきます。

その取り引き価値もお米と同様で、新しい物の方が良質とされております。

収穫されている時期によって名称も変わり、

「ニュークロップ」・・・収穫されてから数カ月程度のコーヒー生豆

「カレント・クロップ」・・・当年もののコーヒー生豆

「パスト・クロップ」・・・前年度産のコーヒー生豆

「オールド・クロップ」・・・前年度より以前にできたコーヒー生豆

このような、収穫年数によっても呼び名が変わるのは品質に対してのデリケート差があるのも一要因と思われます。

特に、近年コーヒー市場では需要拡大を続けているスペシャルティコーヒーに関しては関係性の深いものになります。

当店でも、スペシャルティコーヒーの取り扱いがあるので分かりますが、スペシャルティコーヒーの場合は風味特性や甘さや際立つ印象や明るさのある酸などが求められておりますが、そのどの項目も生豆自体が枯れてしまうと損なうものばかりであります。

ですので、取り引き上でもこの収穫年度はとても重要な部分になります。

そして、このアラビカ種は原産国はエチオピアであります。

エチオピアから、あらゆる国に伝来してアラビカ種はその土地や環境で育つ品種は変わったり、品種改良されたりする歴史があります。

コーヒーの品種の由来は、自然発生の突然変異と交配があります。

そのアラビカ種の中の代表の品種は以下になります。

【突然変異種】

「ティピカ」(Typica)

収量は低めで、病害虫に弱い品種。

「ブルボン」(Bourbon)

ティピカ種の突然変異した種であり、ティピカ種よりは丈夫であり、収量が多い。

「マラゴシッペ」(Maragogipe)

ティピカ種の突然変異した種であり、丈夫で果実が大きく育つけど、収量は少ない。

「ゲイシャ」(Geisha)

フザリウム菌に耐性があり、特有な香りが強く、爽やかな酸味がある。

「カトゥーラ」(Caturra)

ブルボン種の突然変異した種であり、少量が高い。中米では主要な品種である。

「ケント」(Kent)

インドのケント氏の農園であり、さび病に強く、CBDに耐性がある品種である。

「SL34」

ケニアで主に栽培されており、収量が高く、高地栽培に適した品種である。

 

【交配種】

「ムンドノーボ」(Mundo Novo)

スマトラ種とブルボン種の交配種で、収量が高く、ブラジルの主要品種である。

「カトゥアイ」(Catuai)

ムンドノーボ種とカトゥーラ種の交配種で、収量が高く、病害虫に弱い品種である。

 

【ハイブリット種】(アラビカ種+ロブスタ種)

「カティモール」(Catimor)

ハイブリットティモールとカトゥーラの交配種で、耐さび病性がある品種である

「コロンビア」(Colombia)

ハイブリットティモールとカトゥーラの交配種で、耐病性があり、粒が大きく、収量が高い。ただし、コーヒーの樹としての寿命は短い品種である。

「イカトゥ」(Icatu)

薬品処理したロブスタ種とブルボン種の交配種にムンドノーボ種を交配させている。耐さび病性があり、収量が高いが、乾燥と寒さには弱い品種である。

「ルイル イレブン」(Ruiru 11)

カティモールとSL28系の交配種を交配させて、SL28を交配させた品種。さび病やCBDに耐性があり、収量が高い品種である。

 

・・・上記のようにアラビカ種にも様々な栽培品種があります。

それには理由があり、品種改良をしてその土地や土壌でも育てれるように様々な病気に強くするための場合でもあり、収量を多くするためであったり、もっと美味しく上質なものにするためであったりと様々にあります。

このようにアラビカ種は、全世界で品種改良をしながら味の追求や生産性の追求をしながらも、私たち日本に届けてくれております。

コーヒーノキのアカネ科コフィア属の「ロブスタ種」とは

ロブスタ種は、もともと「カネフォラ種」が変異した種になります。

このカネフォラ種とは、アフリカのコンゴ原産になります。

主に生産している国は、「インドネシア」「ベトナム」「ウガンダ」「ブラジル」「コートジボワール」「インド」などがカネフォラ種のコーヒー栽培をしております。

ちなみに、インドネシアコーヒーはマンデリンが有名ですが、実はインドネシアの生産されている品種はロブスタ種が90%くらいを占めております。

インドネシアでは、もともとアラビカ種を多く育てていたのですが1980年くらいにさび病が蔓延して全滅してしまった経緯もあり、これ以降はさび病に強いロブスタ種を導入することになったそうです。

以前のブログ記事にも、インドネシアコーヒーのことについて記述させて頂いておりますので、そちらも併せてお読み下さいね。

関連ブログ記事→「インドネシア産コーヒーの味わいと特徴のことについて

世界のコーヒー生産量の65%がアラビカ種で残り35%くらいがカネフォラ種とされております。

このロブスタ種は、小農家でのコーヒー栽培では特に手をかけることもなく、自然に繁殖させることがほとんどであります。

ちなみに、このロブスタ種の名前の由来は「強靭を意味するRobust」から名付けられたそうです。

産地からも分かるように、比較的低地でのコーヒー栽培が出来て、1000m以下の地域でも収穫する事が出来ます。

味わいの特徴は、独特な苦味と強い渋味があるので比較的に深煎りの焙煎に仕上げることが多くあります。

焙煎すると焦げた麦のような香りと独特な苦味と強い渋味がありますので、日本国内ではインスタントコーヒーなどの原材料で使用されることが多くあります。

一昔前では、ブレンドコーヒーに使用するロースターさんも多くいらっしゃいました。

まとめ

このように、アラビカ種とロブスタ種では味わいだけでなく、育つ環境やコーヒーの木の強さや繁殖力や耐病性も大きく変わります。

そのコーヒー農園の方の考え方1つで品種を改良して行きながら、コーヒー栽培が行われております。

皆さんも、このようなコーヒーのことに関してご質問があればドシドシメールや店頭スタッフなどに投げかけて下さいね。

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