コロンビア産コーヒー豆の歴史や焙煎豆の特徴や味わいについて

コロンビアマイルド
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皆さん、こんにちわ^^

コーヒー焙煎研究所WATARUのわたるです。

本日は、コーヒー豆の人気生産国の状況や味の特徴や歴史などをご紹介させて頂きたいと思います。

当店でも現在コロンビア産のコーヒーは1種類取り扱いしております。

コロンビアコーヒーは、昔から定番でこよなく愛する方が多くいらっしゃいます。

知名度があるコロンビア産コーヒーでいえば、エメラルドマウンテンなどがあります。

こちらは、缶コーヒーの名称にも起用されたくらい知名度も味もファンが多いみたいですね。

その理由も含めて今回のブログはコロンビアについて様々語りたいと思います。

以前のブログ記事には、インドネシア産のコーヒーについて記載させて頂きました。

こちらの記事も併せてお読み下さいね。

参照記事→「インドネシア産コーヒーの歴史や特徴的な味わいのことについて

コロンビア産コーヒー農園とコーヒーの歴史について

現在、コロンビアのコーヒー生産量は世界3位であります。

コロンビアにコーヒーが伝わったのは1730年くらいであるようです。

そして、18世紀半ばくらいには内陸北部地方のサンタンデールでのコーヒー栽培が始まっていたようです。

コーヒー需要が増してくると、19世紀には内陸北部地方のサンタンデールから内陸中部地方のアンティオキアやクンディナマルカでも盛んにコーヒー栽培が行われ始めました。

ただ、コロンビアのコーヒー栽培は他のアメリカ諸国やブラジルなどには大きく遅れをとっていたようです。

以前のブログ記事にも、ティピカ種のルーツや歴史についても記述させて頂いておりますので、そちらも併せてお読み下さいね。

参照記事→「ティピカ種の商業的栽培ルーツと歴史などのお話し

コロンビア産コーヒー栽培地域や環境などについて

コロンビア地域でのコーヒー栽培は南北に縦断するアンデス山脈の丘陵地帯のため、地域によって雨季と乾季が異なるため、1年を通じてコーヒー豆の収穫を行っております。

この南北に広がるコーヒー栽培地域が大きく分けて3つあります。

すべての地域では、標高差が大きいのもコロンビアコーヒーの味わいの特徴にも繋がっているようです。

まず、この3つのコーヒー栽培地域の環境と味わいの特徴などをご説明させて頂きますね。

北部地方

「マグダレナ」「カサナレ」「サンタンデール」「ノルテ・デ・サンタンデール」などが、北部地方にはコーヒー栽培地域としてあります。

北部地方でのコーヒー栽培では、低めの標高と高めの気温の土地での環境になります。
コーヒーの木は長く日光にあたってしまうため、高低差で段階分けされた日陰で日光からの強い刺激を守ります。

フレーバー&テイストの特徴:柔らかい酸味、強めなボディ、ナッツフレーバー、チョコレートフレーバー

中部地方

「カルダス」「キンディオ」「リサラルダ」「ノルテ・デ・ヴァジェ」「アンティオキア」「クンディナマルカ」「ノルテ・デ・トリマ」などが、中部地方にはコーヒー栽培地域としてあります。

この中部地方は、雨季と乾季が散在しており、年間を通じてコーヒーの収穫が行われています。
年間で2期のコーヒー収穫をしており、第1 期はメインの収穫で9月から12 月にかけて収穫をします。
そして、第2期は4 月から6 月にかけてコーヒー収穫をします。

フレーバー&テイストの特徴:フルーティーでありハーブのような香り

南部地方

「ナリーニョ」「カウカ」「ウイラ」「スール・デ・トリマ」

この南部地方は赤道に近いこの地域であります。
標高が高い位置で、気温が低い環境の土地で主にコーヒー栽培をされております。

フレーバー&テイストの特徴:高酸味であり、ミディアムボディで、柑橘系のフレーバーで、甘い香りのまろやかな味わい

コロンビアのコーヒー産業は、農業関連GDPの17%、農業分野の就労の33%を占めております。
年間の平均生産量は1200万袋(1袋=60kg)で、コロンビア国32県のうち20県がコーヒー生産に関わっているようです。
それだけ、コロンビアはコーヒーと密接に関わっている国だと改めて思います。

コロンビア産コーヒー豆の精製方法や味わいの特徴とは

コロンビア産の栽培品種のコーヒー豆は、すべてアラビカ種になります。

そして、コロンビア産のコーヒー豆の等級や格付けは大きさで決まります。

コーヒー豆のスクリーンが17以上が「スプレモ」。

コーヒー豆のスクリーンが17以下で14以上であれば「エキセルソ」。

コーヒー豆のスクリーンが13以下は輸出されません。

昔から、コロンビアコーヒーの水洗式アラビカ種は高く評価されておりました。

ニューヨーク取り引き市場で使われる「コロンビア・マイルド」の名称も、大粒で形も色も美しくて、味わいも優れていることで有名です。

まとめ

コロンビア産のコーヒーは豆が大粒でとても綺麗で美しい印象があります。

味わいも芳醇な甘みと、柔らかい苦みと濃厚なコクがあり、明るくジューシーなフルーティーさが特徴的で、酸味も尖ってえおらずにバランスが良いマイルドなコーヒーであります。

当店でも、コロンビア産のコーヒーを取り扱いをしております。

ただ、当店のコロンビア産コーヒー豆の精製方法は上記にあるような水洗式ではありません。

当店のコロンビア産コーヒーはハニー製法で精製処理プロセスを行っております。

味わいは、水洗式コロンビアのフルーティーさや円やかな酸味は持ち合わせておりますが、当店のハニープロセスのコロンビアコーヒーは、「ブラックベリー」のような酸や「ハチミツ」のような甘さもあり、複雑さもありながら明確なフレーバー&テイストも楽しめます。

以前のブログ記事に精製方法での違いや生産国による味の違いなどの記述もしておりますので、そちらの記事も併せて参照下さいね。

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コーヒー豆の精製方法の違いによる味の違い

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当店のコロンビア産ハニープロセスのコーヒーは、コロンビアコーヒーをお探しの方やコロンビアコーヒーのファンの方にもオススメな豆になります。是非、一度ご賞味下さいね。

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こちらは、当店でのコロンビア産ハニープロセスのコーヒー豆の抽出シーンです。

是非、ご家庭での抽出の参考にご観覧下さいね。当店のホームページにも、コーヒー教室のご案内やプロ向けのトレーニングについて記載しておりますので、ご興味のある方は是非要チェック下さいね。

  参考リンク⇒「コーヒー焙煎研究所わたるのホームページ」

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