ドミニカ共和国のコーヒー豆の歴史や栽培環境や焙煎後の風味や味わいについて

熊本ドミニカコーヒー
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皆さん、こんにちわ^^

コーヒー焙煎研究所WATARUのわたるです。

本日も、コーヒー好きの方やコーヒー愛好家の方には有益で今後のコーヒーライフに役に立つ情報をお伝えしたいと思います。

今回のテーマは【ドミニカのコーヒー豆の歴史や生産地やわい】のことについてお伝えしていきますね。

ドミニカ国の歴史や文化とは?

当店では、様々なコーヒー豆を常時取り扱いしております。店頭にも、毎日世界各国のコーヒー豆を求めてお客様がご来店されます。その中でも一昔前からのコーヒーファンの方に多い、カリブ海近隣国での上質な香りや柔らかい酸味のコーヒー豆を求めに来られます。このカリブ海域のコーヒー豆で有名なのが、ブルーマウンテンを栽培しているジャマイカ、クリスタルマウンテンを栽培しているキューバ、あとはハイチや今回のテーマのドミニカであります。

 ⇒「ブルーマウンテンでお馴染みの生産国のジャマイカコーヒーの歴史や特徴について」

皆さんは、ドミニカ共和国と聞いて、何を連想しますか?なんのイメージも湧かない、という方もいらっしゃるかもしれませんね。「コーヒー」「中南米」と言うと、ブラジルのイメージが強いかもしれませんが、実は、ドミニカ共和国が属するカリブ海でも、コーヒー豆の生産は盛んに行われているのです。しかも、他ではなかなか味わえない、カリブ海産ならではの特徴もたくさんあります。

 ⇒「カリブ海域で圧倒的なファンが多い国のキューバコーヒーの産地情報や味わいとは」

まずは、ドミニカ国の歴史のことについて、ご紹介していきますね。ドミニカ共和国は、カリブ海に浮かぶイスパニョーラ島の東部3分の2を占める、共和制国家です。ハイチ共和国と隣接しています。

面積は、九州と高知県を足した大きさとほぼ同じであります。日本と比べると大分小さく感じますが、2018年5月に中国と国交を樹立するなど、大きな存在感を示しています。従来の主要産業は農業であり、山岳地帯が多く、また熱帯であるという土地柄、コーヒー栽培が盛んに行われてきました。現在では、観光産業も発達しています。

そんなドミニカですが、実は、いくつもの不遇な時代を乗り越えてきたのです。コロンブスの大航海時代にスペイン植民地となり、その後、フランスに占領され、フランスからの独立を果たしたハイチ共和国の支配下に置かれ、19世紀半ばにようやく独立を勝ち取ります。

しかし、依然内政は安定せず、今に至る民主政治が始まったのは20世紀半ばのことでした。島を囲む穏やかなビーチは、何世紀にも渡りドミニカの歴史を見守り続けてきたのですね。そんなドミニカでは、野球がとても人気なんです。

19世紀以降はアメリカ合衆国の影響を強く受けており、今では世界屈指の野球大国です。アメリカのメジャーリーグのみならず、日本のプロ野球でも、数多くのドミニカ共和国の選手が活躍してきました。

ドミニカのコーヒー豆の歴史や生産地の情報とは?

つづいて、ドミニカのコーヒー豆の歴史や生産地情報についてお伝えしますね。ドミニカは、コーヒー栽培において長い歴史を有しており、17世紀初頭にティピカ種の苗が移植されたのが始まりと言われています。今ではコーヒーベルトに属する立派なコーヒー産地です。

 ⇒「ティピカ種のコーヒー豆の始まりと商業的栽培のルーツと歴史とは」

カリブ海というと暑いというイメージが強いかと思いますが、実際は、熱帯でありながら海に囲まれているため過ごしやすく、また、標高2,000メートルを超える山もあり、島全域でコーヒー栽培が行われているのです。

主な産地は、シバオ、ノロエステ、バラオナ、ネイバ、シオラオクシデンタル、シエラセントラル、シエラスールの7つあります。同じ国内のコーヒー豆であっても、栽培されているエリアによって味や品質が少しずつ異なっており、「ドミニカ・ネイバ」や「ドミニカ・バラオナ」といったように栽培されている産地名によってコーヒー豆が取引されています。

では、ドミニカのコーヒーにはどのような特徴があるのでしょうか。

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ドミニカのコーヒー豆の味の特徴や種類について

コーヒー好きの方でも、ドミニカのコーヒーはあまり知らない…という方も多いかと思います。それもそのはず、ドミニカ産のコーヒーは、日本ではあまり流通していないのです。国内消費量が多いため輸出量が少なく、限られた輸出先も、そのほとんどヨーロッパなんです。

当店でも、定期的にドミニカコーヒーは焙煎して提供するのですが知名度はあまりないようです。そして、ドミニカコーヒーの格付け分類の基準は、「生産地区」と「スクリーンサイズ」になります。生産地区に関しては上記に記載しているとおりになりますが、スクリーンサイズは「AAA」が一番大きく、「AA」「A」「AB」「B」という順番になります。

そんなドミニカで栽培されている主なコーヒーは下記のようになります。

・ドミニカ カリビアンモカ

ブルーマウンテンに匹敵する最高級品とされている、 農務省お墨付きのプレミアムコーヒーです。イスパニョラ島北部の高地で、モカ地区の日当たりのよい斜面を利用して栽培されております。日本への輸出は少なく稀少性の高い豆になります。

・ドミニカ プリンセサ

 フルーツのようなすっきりとした酸味がありながら、 独特の甘みを持っています。ドミニカコーヒー協会で行われたコーヒー品評会でも入賞しているコーヒーでもあります。

・ドミニカ フェリースカフェ

芳ばしい香りと、ほのかな甘さを感じる後味があります。トロピカルフルーツのようなフレーバーが特徴の、すっきりとした飲みやすいコーヒーにになります。浅煎りで煎り上げると甘さと香ばしさと優しくフルーティーなフレーバーが広がるコーヒーに仕上がります。

カリブ海で生産されるコーヒー豆は、全般的に、やわらかな酸味と豊かな香りを持っているとされています。また、ドミニカ産のコーヒー豆は、粒の大きさに応じてランクが付けられます。粒が大きければ大きいほど、高品質なものとして値段も上がるのですね。ドミニカ産のコーヒー豆を見かける機会があったら、ぜひチェックしてみてくださいね。

当店でも、定期的に旬な時期にドミニカコーヒーも提供していきますので、気になる方は気軽に店頭スタッフにお尋ね下さいね。

まとめ

日本人にはあまり馴染みのないドミニカ共和国ですが、コーヒーを通して見ることで、少しでも身近に感じられたのではないでしょうか。特にドミニカ産のコーヒーは手頃な価格で流通していることが多いので、コーヒー好きな方は、ぜひ一度試してみてくださいね。他のコーヒーと飲み比べることで、新たな発見があるかもしれませんね。当店ホームページには、コーヒーの魅力や想いを詳しく記載しておりますので、ご興味のある方は是非ご観覧くださいね。

  参考リンク⇒「コーヒー焙煎研究所わたるのホームページ」

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