【必見!】ニュークロップとエイジングクロップのコーヒー生豆での違いをご説明します

熊本ニュークロップコーヒー
Pocket

皆さん、こんにちわ^^

コーヒー焙煎研究所WATARUのわたるです。

本日も、コーヒー好きなコーヒー愛好家の皆様にとって有益な情報をお伝えしていきたいと思います。

今回のテーマは【コーヒー生豆ニュークロップとエイジングクロップの違い】について徹底解明していきますね。

ニュークロップのコーヒー生豆の含有成分とは?

皆さんは、ニュークロップ豆とエイジングクロップ豆を知っていますか? 当店では、このニュークロップ豆は大事な要素として捉えている部分があります。この大事な要素の、コーヒー生豆のニュークロップ豆とエイジング豆について本日はご説明してお伝えしていきたいと思います。

まず、コーヒー生豆でのニュークロップとは、収穫してから1年以内の若い生豆の事を言います。そして、コーヒー生豆でのエイジングクロップとは、数年寝かせて熟成させた生豆の事を言います。どちらも、コーヒー愛好家には、たまらないコーヒーと言われているようです。

しかし、当店ではエイジングクロップに関してはあまり意味は要さないのでオススメはしておりませんが、このエイジングクロップに価値を高く持っていらっしゃる方も居りますので、その辺りも含めてお伝えさせて頂きますね。そして、最終的にはニュークロップのコーヒーの美味しさ、エイジングコーヒーの美味しさを、 ここに紹介していきたいと思いますので、参考にしていただけたらと思いお伝えしますね。

ニュークロップの生豆は、青臭さも感じるほどの若い生豆です。ニュークロップ生豆に含まれる水分量は12~13%です。含有成分は、多糖類が半数を占めております。その次に脂質、たんぱく質、少糖類となっています。多糖類が半数を占めているということは、甘みの多いコーヒーということになると言われていて、大事な要素でもあります。

 ⇒「アラビカ種とカネフォラ種のコーヒー生豆とコーヒー焙煎豆の含有成分について」

エイジングクロップのコーヒー生豆の含有成分とは?

エイジングクロップの生豆は、最低3年は寝かせている生豆です。ワインも寝かせると美味しいと言われていますが、コーヒー豆も同じく、寝かせると美味しいという方がいらっしゃいます。当店の焙煎師から客観的にみると、単純に水分値が低くなるということは比例して抜けていく成分が多く、焙煎する際には香りの質や酸の質などが薄くなる印象であります。落ち着いた味わいや風味という表現を裏返すと、旨味や香りが少なくなって抜けていく印象でもあります。

エイジング生豆の水分量はニュークロップ生豆と比較すると減少しており、含有成分も変化しております。半数を占めていた多糖類は下がり、その代わりに脂質が多糖類より多く含有している状態になるようです。たんぱく質は変わらずとなる結果が報告されております。

どちらにしても、成分値や水分値は減少して味わいや風味は良くいえば落ち着いて、逆にいえば際立つ個性を失い特徴の少ないコーヒーになってしまう傾向はあるようです。ただ、焙煎する際には煎り易さはあるので比較的に単調な焙煎になるので数量が増えても減ってもカロリー計算しやすいので、業務的には効率的になる一面はあります。でも、それじゃ何かコーヒーの素材の良さを感じることが出来ないので寂しい気はしますね。

 ⇒「コーヒー生豆の適した保存方法とコーヒー生豆に合わせた焙煎プロセスとは」

ニュークロップとエイジングクロップのコーヒー焙煎豆の風味や味わいの違いとは?

ニュークロップの豆と聞けば、お米でいう新米ですので、美味しいと思う方も多いかと思いますが、水分量が多い分、生豆臭さが出やすくなっていますので、比較的青臭いコーヒーとなってしまいます。そして、水分量から焙煎しにくくなっていますので、風味が安定しにくいです。どれだけ上手に焙煎できるかによって美味しさがわかる、高度なコーヒーとなっています。当店では、この高度なコーヒー焙煎を常々目指しております。

コーヒー焙煎後に、青臭い部分や生っぽい部分がコーヒーから感じるのはニュークロップであるからではなく、基本的に焙煎プロセスに問題があるのです。ニュークロップのコーヒー生豆は、基本的に水分量などが多い分、熱の入れ方や熱の与え方などが重要になります。風味を意識し過ぎて、一気に火力を上げてしまって生焼けっぽくなることもありますし、生焼けを恐れてじっくりと時間を掛けて煎り上げると明確な個性が感じられずボヤっとした印象になるコーヒーになりがちです。

つまり、ニュークロップの風味や味わいを活かして焙煎を試みるなら、生焼けにならずに風味も酸もきれいに明確に表現することが出来なければなりません。そして、あとは好みの問題にもなるのでフレッシュな味がお好みの方は、ニュークロップのコーヒーが、合うと思いますし、代わって、エイジングクロップの焙煎豆は、劣化している古い豆という印象があるかも知れません。

 ⇒「ニュークロップのコーヒー生豆を農園指定での委託焙煎のお仕事をさせて頂きました」

エイジングクロップは、その名のとおり熟成豆ですので、ただ置いてるだけのコーヒー豆ではなく、適した環境に置いてゆっくりと寝かせている状態で年月をかけておりますので、円やかな印象のコーヒー豆に仕上がっております。そういう意味で、コーヒーの愛好家の一部には、エイジングコーヒーを好む人が居られます。喫茶店でもエイジングコーヒーを出してくれるところもあり、それを求めて、愛好家の方がエイジングコーヒーを飲みに行っている方も居られるみたいですね。

そのエイジングコーヒーの味わいですが、苦みが少なく円やかに仕上げようとしているコーヒー職人の方は多くいらっしゃるようです。たしかに、エイジングクロップを浅煎りに仕上げても枯れた味わいが目立ってしまうので、自ずと深煎りにせざるを得ないのでしょうね。

ニュークロップの香りと酸味がしっかりしている反面、エイジングコーヒーは、角がなく、まろやかで口当たりの良いコーヒーというポジティブ面でみるとこのような表現になりますね。ワインでも、寝かせた方が好きな方、まだ若いワインが好きな方、色々好みがありますが、それと同じでコーヒーにも好みがあるのが嗜好品飲料の世界であり、そのような価値観は良いと思います。そして、私なら迷わずにニュークロップコーヒーを選びますけどね(笑)。ただ、エイジングクロップのコーヒーのような、まろやかなコーヒーを1度味わってみたい方は、是非お試し下さいね。

当店ホームページには、コーヒーの魅力や熱い想いを記載しておりますので、ご興味のある方は是非ご観覧下さいね。

  参考リンク⇒「コーヒー焙煎研究所わたるのホームページ」

ニュークロップのコーヒー生豆のことについてのご質問のある方はこちらをクリックしてご質問下さいね

美味しいコーヒーを飲むために必要な条件に関するブログ記事

「コーヒー豆は精製処理方法でも風味や味わいが変わる?!」

「ご家庭でも作れる簡単で手軽な美味しい水出しコーヒーの淹れ方」

「上質なコーヒー豆を抽出する際にはコーヒーオイルを落すことが美味しさの決め手」

「美味しくコーヒードリップ抽出をする際の必須アイテムのコーヒーケトルについて」

「いつも美味しく自分好みのコーヒーを再現するために必須なアイテムのコーヒースケールについて」

コーヒー焙煎研究所わたるのアクセス地図や詳しい情報ページはこちら